横浜の港と洋館とを見て歩く(15)
ここの雛飾りが私には一番好きな感じだった。
外観


雛飾りの様子
本格的な雛飾りという感じで、素晴らしいと思った。
「ひな・HINA・雛あそびのテーブル」
ひな祭りのテーブルコーディネートと装飾をお楽しみください。


















イギリス館の南側、噴水広場を挟んで立っているスパニッシュスタイルの洋館が、山手111番館です。
ワシン坂通りに面した広い芝生を前庭とし、ローズガーデンを見下ろす建物は、大正15(1926)年にアメリカ人ラフィン氏の住宅として現在地に設計されました。
設計者は、べーリック・ホールを設計したJ.H.モーガンです。玄関前の3連アーチが同じ意匠ですが、こちらは天井がなくパーゴラになっているため、異なる印象を与えています。大正9(1920)年に来日したモーガンは、横浜を中心に数多くの作品を残していますが、山手111番館は彼の代表作の一つと言えるでしょう。
赤い瓦屋根に白壁の建物は地階がコンクリート、地上が木造2階建ての寄棟作りです。
創建当時は、地階部分にガレージや使用人部屋、1階に吹き抜けのホール、厨房、食堂と居室、2階は海を見晴らす寝室と回廊、スリーピングポーチを配していました。
以上で『横浜の港と洋館とを見て歩く』シリーズは終了です。最期までご覧頂き有り難うございました。