帝釈天~山本亭~矢切の渡し~スカイツリー(9)
邃渓園(すいけいえん)
前回述べたように、邃渓園は大客殿前に広がる池泉式庭園で、昭和40年(1965年)、向島の庭師永井楽山翁の設計により完成した。庭園への立ち入りは禁止されているが、大客殿から眺めるだけではなく、周囲に設けられた回廊からも眺めることができる。
もう江戸・東京にはこんな豪勢な庭園は望むべくもないだろうと言われる庭園だそうだ。
大客殿からの眺め
邃渓園は、もともとは大客殿から眺めることを想定して作られた庭園。だから、大客殿からの眺めが良いように意図している。



昭和59年(1984年)に庭の外周に回廊が設けられ、回廊に沿って視点を変えて庭を楽しめるようになったそうだ。それ以前に庭園を見ただけの人は再訪するだけの価値が有るのではなかろうか。
回廊からの眺め
回廊を回り始める



大客殿からはよく見えなかった部分がよく見える




大客殿もすごく形が良い建物であることがわかる
張り出した部分があることがよく分かる。庭園への立ち入りは禁止されているが、特別な賓客の来訪があった時には、あの階段から庭に立ち入るのだろうか。

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ここにも御神水があった


回廊の終わりが近くなった





ここで邃渓園見学はおしまい

以上で、長々と取り上げてきた柴又帝釈天を後にする。次回は山本亭を取り上げる。