付近の大使館(1)
アゼルバイジャン共和国大使館
目黒区東が丘1丁目19-15
アゼルバイジャン共和国は、旧ソビエト連邦の共和制国家。北はロシア、北西はグルジア、西はアルメニア、南はイランと国境を接し、東はカスピ海に面する。アルメニアをまたいで西南方に飛地のナヒチェヴァン自治共和国があり、アルメニア、イランおよびトルコと接している。首都はバクー。アルメニア人が多数居住する西部のナゴルノ・カラバフ地方は、事実上独立した状態となっている。
複数の政党が存在するが、事実上はイルハム・アリエフが党首である「新アゼルバイジャン党」による一党独裁制である。
バクー油田など豊富な天然資源があり、ソ連崩壊やアルメニアとの紛争で落ち込んだ経済を支えている。
ということで、都立大学駅から徒歩20分、駒沢駅からも同程度の、大使館としてはやや不便な立地で、しかもどう考えても狭い建物には、かなり首を傾げざるを得ない。日本という国にあまり有難味を感じていない事情でもあるのだろうか?
それでも国立病院機構東京医療センターと道を挟んで隣接しているし、さらにその隣は駒沢オリンピック公園だ。住環境としては申し分ないとは言えるが…。




エジプト大使館文化教育科学局
目黒区東が丘1丁目19-17
アゼルバイジャン共和国大使館のお隣さんがエジプト大使館文化教育科学局になっていた。アラビア語講座を開催したりしているようだが、実際にどういう活動をしているのかは見えてこない。お隣さんより若干大きめ家屋に見えた。
大使館本体ではなく、その部局なのだが、大国エジプトだからいろいろと情報活動・広報活動は必要なのだろう。


ケニア共和国大使館
目黒区八雲3丁目24-3
東アフリカにおける重要な安定勢力であり、周辺国より多数の難民を受け入れてきている他、近年、エチオピア・エリトリア紛争、ソマリア、スーダンの内戦等域内の和平調停等に積極的に関与。近隣国との政治・経済的関係においては、ケニア、タンザニア、ウガンダ、ルワンダ、ブルンジで構成する東アフリカ共同体(EAC)を通じた域内協力を推進している。
旧宗主国が英国である国は、植民地政策が良かった所為なのか、優等生の国のイメージがある。ケニアもその典型だろう。
主要産業は農業で、GDPの3分の1近くを占めている。工業化は他のアフリカ諸国と比べると比較的進んでおり、特に製造業の発展が著しい。紅茶、花卉の輸出増が近年著しいようだ。紅茶は結構有名なようだ。
宗教は、プロテスタントが38%、ローマ・カトリックが28%、イスラム教が6%、伝統宗教が22%、その他が6%である。


ケニアは、長距離競技の強豪国であり、旧宗主国が英国であったため、選手たちもごく普通に英語を話す。鈍足で英会話に不自由をきたす私には、なんとも羨ましい国家・国民に見えた。
その駐日ケニア共和国大使館だが、広さはまあまあであるものの、何というか、ちょっとだけ贅沢(でもないかな?)なプレファブリックの建物にしか見えない。平たく言えば、どこかの土建屋さんのオフィスみたいな外観だ。すぐそばのDenny’sの2階客席から探したときも、土建屋さんのオフィスみたいな建物しか見えなかった。質実剛健な気風なのかもしれない。




(注)駐車場は付近の飲食店用のもの