洗足池(1)
途中の大岡山駅前の様子
大岡山駅は目黒線(元の目蒲線の半分位の路線)と大井町線(以前の田園都市線)とが通る駅。駅の上は東急病院になっている。
その東急病院は、エコに留意したしつらえになっていて、グリーンカーテンで冷暖房費を浮かせる計画のはずだったが、なかなかグリーンカーテンの勢いがつかないようだ。まるで私の頭髪のようにいつも寂しい状態だ。
そのはす向かいが東京工業大学の大岡山キャンパス。今年度から同級生がリベラルアーツセンターの教授をつとめている。本人曰く、期待されて迎えられたとのこと。理系エリートに“文系教養”を身につけてもらうのが狙いとか。



洗足池に着いた





洗足池は、武蔵野台地の末端の湧水をせきとめた池で、昔は千束郷の大池と呼ばれ、灌漑用水としても利用されました。池畔の風景は優れ、江戸時代には、初代広重の浮世絵「名所江戸百景」に描かれるなど、江戸近郊における景勝地として知られていました。昭和3年(1928)に池上線が開通すると、公園として整備され、同5年には風致地区として指定されました。
面積は、周辺を含めると約67,000㎡、水面の広さは約40,000㎡です。日蓮が足を洗ったので洗足池というとか、袈裟をかけたといわれる袈裟掛けの松のある御松庵など、日蓮にまつわる伝承も残されています。また池畔にはこの地を愛した勝海舟の墓や西郷隆盛(南州)の留魂祠・詩碑などがあります。
この辺りは池上本門寺に近く、日蓮にまつわる伝承も少なくない。もともとは千束池だったが、日蓮の足を洗ったから、洗足池に変わったのか。なるほど。景色は昔だったら、結構見栄えがしたのかもしれない。今はちょっと大きな池くらいにしか見えないが。
池に沿って歩いていくと三連太鼓の形の池月橋が池に架かっている


橋の近くには、千束八幡神社がある。『村社』と堂々と名乗っている。わざわざ名乗らなくともと不思議な気がする。『無格社』よりは上だから、名乗る価値は無くは無いが。
この神社は頼朝と多少の縁があるようだ。旗挙げ八幡とか名馬池月とかで検索されたい。


