散歩三昧

散歩や旅行の合間に撮った写真に簡単な説明を加えました

 

川崎市立日本民家園(16)

(20)船越の舞台(ふなこしのぶたい)
この舞台には本当に驚いた。本格的な舞台が志摩にも存在していたんだ。
国指定重要有形民俗文化財
旧所在地:三重県志摩市大王町船越
建物区分:歌舞伎舞台
構造形式:正面入母屋造、背面切妻造、桟瓦葺、一部二階、桁行9.1m,梁行10.8m/側面出語付、桟瓦葺/背面庇付、桟瓦葺、桁行10.8m、梁行2.7m/側面楽屋付、切妻造、桟瓦葺、桁行5.3m、梁行7.3m
建築年代:安政四年(1857)、墨書
 -+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
回り舞台を備えた漁村の歌舞伎舞台
この舞台は、もと志摩半島の漁村の神社境内にありました。建てられたのは江戸時代末期の安政四年(1857年)です。
屋根は正面が入母屋造、大棟(おおむね)には凝った鬼瓦を配しています。これに対し背面は切妻造で、鬼瓦も小さく単純です。こうした外観は、正面性を重視する舞台建築の性格をよくあらわしています。なお、鬼瓦や軒先瓦につく「若」の字は、舞台建築に若者組という伝統的青年組織が関わったことを記念するものです。
舞台両側の張出し部は出語りといい、上手(正面に向かって右側)は芝居の語り手の席、下手は寄付金を扱う会計係の席です。
舞台装置としては、直径三間(5.4m)の回り舞台、スッポン(せり上がり)のある花道、高所作業用の簀子(すのこ)等、歌舞伎芝居のために必要なものはほとんど備えています。

舞台裏側
奈落への入口がある。『奈落の底』という表現があるほど深くはないようだ。後で取り上げるイラストを見ていただければ、その理由はお分かりいただけることだろう
舞台裏側_1
舞台裏側_2
舞台裏側_3
船越の舞台_断面図_2
舞台正面
歌舞伎公演時の様子
舞台正面
回り舞台になっているのがお分かりいただけるだろうか
船越の舞台_断面図_1
舞台の様子_1
舞台の様子_2
舞台の様子_3
舞台の様子_4
観客席側から
観客席側から
鬼瓦のアップ
鬼瓦のアップ
正面屋根棟の鬼瓦
説明板
説明板

Comments

こんばんは! 
AzTakさん、こんばんは!
本格的な歌舞伎舞台ですね!
しかも人力で回り舞台を回転させていたとは!
今ならさしずめモーターのスィッチ一つですが
本当の縁の下の力持ちです♪
↓の移動式菅の船頭小屋が面白いですね!
こちらも人力移動ですが、今のキャンピングカーのはしりでしょうか 笑)
AzTakさん 
こんにちは
田舎歌舞伎の舞台は、基本的には同じ造りなんでしょうか?
こちらにも大鹿歌舞伎(原田芳雄に遺作の舞台)があります。
大鹿の舞台はまだ現役で、舞台の上(屋根裏部屋)が化粧室になっています。
化粧室には、余程親しくないと入れてはくれません。
毎年、5月と10月に公演があります。
まさに、田舎芝居、面白いですよ!!!
こんにちは。 
これはもうびっくり。奈落に廻舞台。大王崎灯台がある交通不便な田舎漁村ですよ。知りませんでした。この地域に文化的な社会背景があったのでしょうね。その神社はまだ残っているのでしょうかね。
ところでこの日本民家園とてつもなくすごいです。つぎからつぎとほんとうに北から南まで。よく集めたと感心しきり。これは一日では回り切れませんね。
こんにちは 
手動で舞台を回転させるのですね!
古い時代によく考えられた造りですね。
ここは住宅だけでなくいろいろな建物があるのですね~
垣根からちらっと合掌造りが見えるだけでしたが。
緑地自体も相当な広さがあって全部歩いた事はありませんが、民家園だけでもかなり広そうですね。
 
AzTakさん、おはようございます♪

民家園といっても、船頭小屋といい、ここといい
民家以外の建物があるところもいいですね、一日中楽しめそう^^

昔の人たちが考えたからくりは意表を付くものがたくさんありますね。
歌舞伎用語も全然知らないので面白かったです。
AzTakさんはよくご存知ですよね♪
奈落・・・に行くまでの石垣のところがコワイ(笑)
最後の鬼瓦、とても立派で、ここの舞台を引き立てていますね。
こんばんは 
奈落、歌舞伎などでよく使われますよね^^
今はほとんどが機械仕掛けになっていますが、
香川県の金比羅大芝居では今も人力で
まわしています^^
Re: こんばんは! 
> AzTakさん、こんばんは!

makiraさん、こんばんは。

> 本格的な歌舞伎舞台ですね!
> しかも人力で回り舞台を回転させていたとは!
> 今ならさしずめモーターのスィッチ一つですが
> 本当の縁の下の力持ちです♪

本当ですね。志摩の海で鍛えた力自慢の若者たちじゃないときつかったのでは。
我々クラスは口ばかりで、実戦の役にはまるで立ちそうにありません。(^_^;)

> ↓の移動式菅の船頭小屋が面白いですね!
> こちらも人力移動ですが、今のキャンピングカーのはしりでしょうか 笑)

まさに、今夜みたいなときに、担いで避難したのでしょうね。大水が出た時の多摩川は怖くて、…。
キャンピングカーのはしりですか。うーーん、簡便なものの元祖かもしれませんよね。
Re: AzTakさん 
> こんにちは

のんびり熊さん、こんばんは。

> 田舎歌舞伎の舞台は、基本的には同じ造りなんでしょうか?

どうなんでしょうね。歌舞伎に詳しい愚妻に聞いてみればわかるかもしれませんが、それでも金毘羅歌舞伎の金丸座くらいしか知らないかもしれません。
私めは、歌舞伎にはお供しませんので。(^_^;)

> こちらにも大鹿歌舞伎(原田芳雄に遺作の舞台)があります。
> 大鹿の舞台はまだ現役で、舞台の上(屋根裏部屋)が化粧室になっています。
> 化粧室には、余程親しくないと入れてはくれません。
> 毎年、5月と10月に公演があります。
> まさに、田舎芝居、面白いですよ!!!

大鹿歌舞伎が脚光を浴びましたね。我が福島には檜枝岐歌舞伎があります。
いつまでも続くといいですね。
Re: こんにちは。 
HARUさん、こんばんは。

> これはもうびっくり。奈落に廻舞台。大王崎灯台がある交通不便な田舎漁村ですよ。知りませんでした。この地域に文化的な社会背景があったのでしょうね。その神社はまだ残っているのでしょうかね。

船越神社は残っているようですよ。どうした経緯で、この舞台が川崎市に移されたのかよくわかりませんが、ざっと見た限りでは、現地では歌舞伎の上演はなされないようです。

> ところでこの日本民家園とてつもなくすごいです。つぎからつぎとほんとうに北から南まで。よく集めたと感心しきり。これは一日では回り切れませんね。

クロスカントリーのようにして回ったので、少々足が草臥れました。最後に雨脚が強くなり、注意が散漫になった所為か、最後の最後に重大な見落としをしてしまいました。
一年くらいしたら、今工事中のところの工事が済んでいることでしょうから、見落とし分をも含めてしっかりと見てきたいと思います。
いつも、事前にリサーチしてから行けば良かったと後になって思うんですが、今回もまさしくそういう状況でした。進歩しない男です。(^_^;)
Re: こんにちは 
モカさん、こんばんは。

> 手動で舞台を回転させるのですね!
> 古い時代によく考えられた造りですね。

そうですね。ここだけの意匠ではないとは思いますが。

> ここは住宅だけでなくいろいろな建物があるのですね~
> 垣根からちらっと合掌造りが見えるだけでしたが。
> 緑地自体も相当な広さがあって全部歩いた事はありませんが、民家園だけでもかなり広そうですね。

正門から入って反対側から出ることもできるようですが、反対側に出たら地理不案内の私は戻れなくなってしまうので、順路の距離とほぼ同じ距離を歩いて戻りました。かなり草臥れました。
一度は入ってごらんになるべきだと思いますよ。
 
これぞまさしく縁の下の力持ちですね。
客席からは見えないところではこんな人達がいるんですね。
拍手を送りたくなりました。
Re: タイトルなし 
> AzTakさん、おはようございます♪

Mikaさん、こんばんは。

> 民家園といっても、船頭小屋といい、ここといい
> 民家以外の建物があるところもいいですね、一日中楽しめそう^^

今回、工事中で見ることができなかったのですが、馬を引いた人が泊まる宿も有りました。
スペイン巡礼で馬で出かける人がいるのですが、一体どういうところに泊まるのか非常に気になったのです。
そういう宿の日本版があったので、見たかったのですが、…。

> 昔の人たちが考えたからくりは意表を付くものがたくさんありますね。
> 歌舞伎用語も全然知らないので面白かったです。
> AzTakさんはよくご存知ですよね♪

ワタシ、ナニモシリマセン。
妻と娘とはよく歌舞伎談義をしていますが、私めは蚊帳の外。

> 奈落・・・に行くまでの石垣のところがコワイ(笑)

最後の最後近くで急な上り坂を上った天辺にあるので、膝が笑ってしまいました。
あの石積みは案外堅牢なのではと思います。

> 最後の鬼瓦、とても立派で、ここの舞台を引き立てていますね。

HARUさんが指摘されておられた通り、大いなる田舎町だと思うんです。そんなところに立派な舞台を作り、歌舞伎を案じ、屋根には自分たちのシンボルを示す鬼瓦を用意するとは。二重三重の驚きでした。
Re: こんばんは 
土佐けんさん、こんばんは。

> 奈落、歌舞伎などでよく使われますよね^^

そうですね。

> 今はほとんどが機械仕掛けになっていますが、
> 香川県の金比羅大芝居では今も人力で
> まわしています^^

金丸座ですよね。確か、浅見光彦が活躍する作品で舞台の下の部分が写されていたように記憶しています。
秋田・小坂の康楽館なども有名ですよね。両方とも国指定の重要文化財になっていますよね。
Re: タイトルなし 
ララさん、こんばんは。

> これぞまさしく縁の下の力持ちですね。
> 客席からは見えないところではこんな人達がいるんですね。
> 拍手を送りたくなりました。

本当にそうなんですね。私がやれそうなのは、これくらいです。勿論、昔の私ならという注釈付きですが。
今はおとなしく観覧席で見るだけでしょう。まさしく、拍手する側でしょうが、奈落で汗をかいている人のことは完全に忘れられているんでしょうね。見えずとも頑張る本当に縁の下の力持ちですね。

Body

« »

10 2017
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
メッセージボードα
Information from AzTak

10月2日(月)から10月8日(日)は、小旅行などの所用がかさなり、私からのアクセスは遅れます。大変申し訳ありません。m(_ _)m

-- E N D --
.
.
プロフィール

AzTak

Author:AzTak
FC2ブログへようこそ!

定年後の時間たっぷりの輩です。写真撮影やプログラミングが趣味です。

当ブログは、リンクフリーです。

カテゴリ
フリーエリア
検索フォーム
QRコード
QR