散歩三昧

散歩や旅行の合間に撮った写真に簡単な説明を加えました

 

川崎市立日本民家園(6)

(7)江向家住宅(えむかいけじゅうたく)《信越の村》
続いての国指定重要文化財は合掌造りの家だ。前回の佐々木家住宅と同様に『床上公開』と呼んでいるサービスが行われていなかった。こちらは、佐々木家住宅程には採光性がよくなく、自然光だけではやや薄暗く寂しかった。その分、上がって近くでじっくり見たかったのに、希望が叶わずちょっと残念だった。
また、佐々木家住宅のような屋根ではなく、同じようにかやぶき屋根でも、縞のある葺き方をしているようだ。

国指定重要文化財
旧所在地:富山県南砺市上平細島
建物区分:農家(組頭の家)、合掌造
構造形式:切妻造、妻入、茅葺、一重三階、桁行19.6m、梁行8.5m
建築年代:18世紀初期
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田の字型の間取りを持つ合掌造りの家
富山県の五箇山地方は、岐阜県の白川地方とともに合掌造で知られています。しかし、それぞれ特徴があり、五箇山でも庄川本流と支流の利賀谷(とがだん)とでは違いが見られます。
この建物は庄川本流系で、「妻入」「正面に茅葺の庇を付けた入母屋造風」「田の字型の四間取り」といった特徴を持っています。床上には、下手に囲炉裏のあるデイとオエ、上手にオマエとヘヤが並んでいます。デイは接客用、オエは日常生活の場、ヘヤは寝室、オマエは正式な座敷です。
このオマエは畳敷きで、浄土真宗が盛んな地域のためブツマ(仏間)が設けられています。

外観
外観_1
外観_2
外観_3
外観_4
外観_5
行き過ぎてから気づいたのだが、屋根の中程に採光のために妻側ではなく平側にも開口部をもうけたようだ。
外観_6
内部
入ったすぐ右手のウマヤ、左手のニワ、奥がオエ
薄暗くて、肉眼ではなかなか見えにくい感じだ
入ったすぐ右手のウマヤ、左手のニワ、奥がオエ
ウマヤ
ウマヤ
ミソベヤ
ミソベヤ
オエ(日常生活の場)
囲炉裏とその上に火棚が吊られているのが目を引く。火の粉が上がるのを防ぐとともに、濡れたものの乾燥などに使った。
オエ(日常生活の場)
ニワ
炊事をするだけだったらえらくだだっ広いと思ったが、隅の方で紙漉きなどの作業も行う水回りのスペースだったようだ。
台所の流し場には石の水舟が使われている。ちょっと贅沢。

台所の流し場_1
台所の流し場_2
カミスキワクとカミスキフネ
カミスキワクとカミスキフネ
手前がデイ(接客用)で奥がオマエ(正式な座敷)
手前がデイ(接客用)で奥がオマエ(正式な座敷)
デイ(手前)とオマエ(左隣)とオエ(奥)
デイ(手前)とオマエ(左隣)とオエ(奥)_1
デイ(手前)とオマエ(左隣)とオエ(奥)_2
オマエ
畳敷きで、浄土真宗が盛んな地域のためブツマ(仏間)が設けられているそうだ。ブツマは見えにくかったのか気が付かなかった。
オマエ
江向家の間取り
江向家の間取り

Comments

 
おはよう!ございますm(__)m

立派なわらぶき屋根ですね。私は白川郷でみたことありますが、実際見ると時間をトリップしたような感覚になったのを思いまだしました。
焦げ茶色の建物は、落ち着き感があり、いいですね~

 
こんにちは

合掌造りの住宅は、以前白川郷を訪ねた時に見ましたが、縞模様住宅の合掌造りはすこしそれとは違った印象を受けましたが、私の思い違いでしょうか?
江向家住宅は、カヤぶき屋根の3階建で縞模様の葺き方で重厚な佇まいですね。
囲炉裏の上に棚が吊られているのが珍しいですね。
火災防止と物干しに使ったのですか・・・・・
随所に生活の知恵がいかされて、昔の人の生き方の素晴らしさに感銘いたします。
こんにちは。 
立派な茅葺きの古民家があるのですね~。
こんな立派な家ではないのですが、今夜はこんな茅葺きを背景に”蛍”を狙って来ようと、この写真を見て急遽決めました。
AzTakさん 
こんにちは
富山県側の合掌造りは始めて見ました。
白川郷とは、茅葺屋根の仕方がそれぞれ違うんですねえ。
自己主張がそれぞれに有って、面白いです。
雪深い中で大家族が暮らすには、このような住宅がいいかもしれません。
Re: タイトルなし 
> おはよう!ございますm(__)m

keikoさん、こんばんは。

> 立派なわらぶき屋根ですね。私は白川郷でみたことありますが、実際見ると時間をトリップしたような感覚になったのを思いまだしました。

そうかもしれませんね。なお、これは藁葺きではなく茅葺きになっているようです。
その違いはずばり材質です。藁葺きは想像が付くと思いますが、すぐ使えなくなってしまいますが、茅葺きは相当長い年月保たせることができます。

> 焦げ茶色の建物は、落ち着き感があり、いいですね~

素材の色が少し焦げ茶色に変色していったんでしょうね。自然に近いものだから、落ち着きや安らぎ感を与えてくれるのでしょう。ベンガラなどは塗らず、囲炉裏の煙で燻すことにより、寿命を長くさせたんですね。
Re: タイトルなし 
> こんにちは

花さか爺サン様、こんばんは。

> 合掌造りの住宅は、以前白川郷を訪ねた時に見ましたが、縞模様住宅の合掌造りはすこしそれとは違った印象を受けましたが、私の思い違いでしょうか?

いろいろ違いがあるようです。この後ももう少し出てきますので、違いがあるか否か確認してみるのも良いかと思われます。

> 江向家住宅は、カヤぶき屋根の3階建で縞模様の葺き方で重厚な佇まいですね。

そうですね。妻側が正面を向いているのでそんなに大きく見えなかったんですが、近くに行っていると、やはり大きなどっしりした建物でした。

> 囲炉裏の上に棚が吊られているのが珍しいですね。
> 火災防止と物干しに使ったのですか・・・・・
> 随所に生活の知恵がいかされて、昔の人の生き方の素晴らしさに感銘いたします。

あれは『火棚』というものです。結構普通にあると思っていましたが、お金持ちの家で、木炭を使うようなところには無いようです。無いところがあるとは知りませんでした。(^_^;)
煙が真上にだけでなく四方八方に拡散させるのが主目的で、火の粉がはぜて火事になるのを防いだり、乾燥させたりの副次的目的もあったようです。
http://7rinhonpo.jp/archives/50461389.html
Re: AzTakさん 
> こんにちは

のんびり熊さん、こんばんは。

> 富山県側の合掌造りは始めて見ました。
> 白川郷とは、茅葺屋根の仕方がそれぞれ違うんですねえ。
> 自己主張がそれぞれに有って、面白いです。

いろいろバリエーションがあるようです。もう何軒か登場しますので、違いが見つけられるかもしれません。

> 雪深い中で大家族が暮らすには、このような住宅がいいかもしれません。

まあ、住めばおらが都だったのかもしれません。でも非常に寒かったんでしょうね。
Re: こんにちは。 
masaさん、こんばんは。

> 立派な茅葺きの古民家があるのですね~。
> こんな立派な家ではないのですが、今夜はこんな茅葺きを背景に”蛍”を狙って来ようと、この写真を見て急遽決めました。

おおっ、それは風流ですね。成果を楽しみにしています。
こんばんは。 
こういう縞々模様の茅葺は、初めてみたように思います。あるのですねえ。手が込んでますが、雨水を逃がすにはものすごく合理的だと思います。一瞬、ファラオの被り物のように見えました。すごいデザインです。こういう職人さんも少なくなったことでしょう。昔は、村人みんながこういう技術を学んでいたのですね。いいもの見ました。
Re: こんばんは。 
HARUさん、こんばんは。

> こういう縞々模様の茅葺は、初めてみたように思います。あるのですねえ。手が込んでますが、雨水を逃がすにはものすごく合理的だと思います。一瞬、ファラオの被り物のように見えました。すごいデザインです。こういう職人さんも少なくなったことでしょう。昔は、村人みんながこういう技術を学んでいたのですね。いいもの見ました。

この茅の切り揃え方には驚きました。面倒くさいでしょうが、仰られるように雨水を逃す仕掛けなんでしょうかね。うーーん。
こんばんは 
良いですよね、茅葺きの古民家^^
僕も助手も大好きです^^
それにしても立派な茅葺き屋根ですね~~
内部も広々として、気持ちよいです^^
Re: こんばんは 
土佐けんさん、こんばんは。

> 良いですよね、茅葺きの古民家^^
> 僕も助手も大好きです^^

それは良かったです。取り上げた甲斐がありました。

> それにしても立派な茅葺き屋根ですね~~
> 内部も広々として、気持ちよいです^^

本当ですね。数日間なら、泊まらせてもらいたいくらいです。
ここは谷底と言うことはないでしょうが、後で出てくる野原家住宅は自分でカゴを動かして谷を渡らなければならないようで、コワガリの私は行くことすらできないことでしょう。
こんばんは 
合掌造でもいろいろと種類があるのですね~
以前、富山に住んでいたにもかかわらず五箇山も白川郷も行った事がありません^^;
まぁ娘を産んだばかりでしたし、慣れてこれからあちこち行ってみよう って頃にこちらへ転勤になりましたから富山を堪能せずでした。
ここ園内の道から1軒だけ茅葺屋根が見えるのですが、茅葺屋根を見ると富山を思い出します^^
Re: こんばんは 
モカさん、こんばんは。

> 合掌造でもいろいろと種類があるのですね~

そうなんですねえ。皆同じものだと思っていましたが、認識違いもいいところでした。
合掌造りはもう少し出てきますから、違いを確認してみてくださいね。

> 以前、富山に住んでいたにもかかわらず五箇山も白川郷も行った事がありません^^;
> まぁ娘を産んだばかりでしたし、慣れてこれからあちこち行ってみよう って頃にこちらへ転勤になりましたから富山を堪能せずでした。

ちょっともったいないことでしたね。一度だけ、黒部を経由して、富山市内に宿をとり、美味しい魚を食べまくったことがありました。

> ここ園内の道から1軒だけ茅葺屋根が見えるのですが、茅葺屋根を見ると富山を思い出します^^

どこでしょうかね。合掌造りだと白川郷にあった山下家住宅かもしれません。HPに地図が載っていますが。

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