散歩三昧

散歩や旅行の合間に撮った写真に簡単な説明を加えました

 

鎌倉五山ほかを訪ねる(6)

建長寺《鎌倉五山第一位》(2)

巨福山建長寺境内図
巨福山建長寺境内図

仏殿
重要文化財。寄棟造で単層裳階が付く。
芝(東京都港区)の増上寺にあった、徳川秀忠夫人崇源院の霊屋(たまや)を建て替えに際し、譲渡されたもので、正保4年(1647年)に建長寺に移築されている。
もともと霊廟建築として造られたものであるので、屋根や天井などの形式が一般的な禅宗の仏殿とは異なっている。すなわち、屋根は入母屋造でなく寄棟造である。また、天井は禅宗仏殿では平板な「鏡天井」とし、龍などの絵を描くことが多いが、この仏殿の天井は和様の格天井(ごうてんじょう)である。
堂内には本尊の地蔵菩薩坐像(室町時代の作、像高2.4メートル)、もとこの地にあった心平寺の旧本尊地蔵菩薩坐像、千体地蔵菩薩立像、千手観音坐像、伽藍神像などを安置する。堂前にあるビャクシン(白槙、和名イブキ)の古木7本は開山蘭渓道隆手植えと伝えるもので、樹齢約750年といわれる。

仏殿_1
仏殿_2
仏殿_3
仏殿_4

地蔵菩薩坐像
『吾妻鏡』には、1253年(建長5年)11月25日に建長寺の供養が行われ、「丈六の地蔵菩薩をもって中尊となし、同像千體を安置」したことが記されている。
現在、仏殿に安置されている地蔵菩薩坐像は室町期のものと考えられ、像高は371.5㎝。
++++++++++++++++++++++
禅寺で本尊が地蔵菩薩というのは珍しい。
建長寺が建てられている谷は、もとは処刑場で地獄谷とも呼ばれ、処刑された者の死後の救済のため地蔵菩薩を本尊とする心平寺が建てられていた。
そのため、地蔵菩薩を本尊としたといわれている。

地蔵菩薩坐像_1
地蔵菩薩坐像_2
地蔵菩薩坐像_3
地蔵菩薩坐像_4
右下に小さく見えているものが、伽藍神像。伽藍神像は道教の神。禅宗で取り入れて伽藍の守護神とした。
建長寺の伽藍神像は、1253年(建長5年)の創建当時か、1293年(永仁元年)の大地震後のものと考えられ、五躰が揃っているものとしては日本最古。
2010年(平成22年)6月29日、国の重要文化財に指定されている。
ちゃんと写しておかず。失敗した。逃した獲物は大きかった。

地蔵菩薩坐像_5
地蔵菩薩坐像_6
地蔵菩薩坐像_7

Comments

こんばんは! 
AzTakさん、こんばんは!
仏殿は芝増上寺にあったものを
建長寺に移築したのですね!
それも、お江の方の御霊と共に・・・
こんな風に譲り受けるなんてことは
よくあったのでしょうか?
Re: こんばんは! 
> AzTakさん、こんばんは!

makiraさん、おはようございます。

> 仏殿は芝増上寺にあったものを
> 建長寺に移築したのですね!
> それも、お江の方の御霊と共に・・・
> こんな風に譲り受けるなんてことは
> よくあったのでしょうか?

大規模霊廟の建設は吉宗が禁じたということで、それまでの話のようです。
そして、私がざっと調べた限りでは、これが唯一の例のようです。が、自信は全くありません。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%B3%E5%B7%9D%E5%AE%B6%E9%9C%8A%E5%BB%9F
AzTakさん 
おはようございます

禅宗というのは懐が深いのでしょうか?
それとも、単にお布施が集まらなかったのでしょうか?
仏殿を譲り受けていますね。
様式が少し違っても受け入れたのでしょうか

そういえばウチの菩提寺も、「鷲峰山・法華禅寺」です。
禅寺で法華寺なんて、むかし何かあったのかもしれませんね。
 
こんにちは
仏殿は増上寺からの移転ですか。昔の輸送技術でよくできるものですね。
木組み(呼び名??)が凄いですね
地蔵菩薩も相当大きい仏像ですね。表情もよく歴史を感じます。
欄間の透かし彫りも見事ですね。
伽藍神像・・・如何にも見逃しそうな配置ですね。
素晴らしい映像、ありがとうございます。



こんにちは 
 立派な地蔵菩薩ですねえ。京都の壬生寺なんかも本尊も地蔵様ですが、たいがいが立像で、こんな風に座している立派なお地蔵さんを見たことがありませんでした。
 お地蔵さんは、閻魔大王の化身だとか、道祖神信仰とも結びついて、全国津々浦々で一番身近な仏さまです。一時、石仏にはまったことがあって、あちこち旅をしたことがありました。お地蔵さんは、道端にあるのが一番似合っていると思っていましたが、これはびっくりでした。ぜひ行ってみたいと思います。
こんにちは 
見た感じから歴史を感じますが、やはりいろいろと歴史があるのですね。
暖かくなったら行ってみたいです^^
一応県内ですしね^^
Re: AzTakさん 
> おはようございます

のんびり熊さん、こんばんは。

> 禅宗というのは懐が深いのでしょうか?
> それとも、単にお布施が集まらなかったのでしょうか?
> 仏殿を譲り受けていますね。
> 様式が少し違っても受け入れたのでしょうか

皆そのとおりだと思います。鎌倉時代から相当に時代が経ち、一時は湘南の漁村にまで格が落ちたはずです。
鎌倉時代のようなスポンサがいるではなく、何か言ってきてくれる人達には、有り難く耳を傾けたと思います。
徳川の人達は、同じ武家だからでしょうか鎌倉時代ゆかりのところを大切にしているフシがあります。
三嶋大社もそうですし、この建長寺も、…。先に取り上げた浄智寺にも葵の御紋がありました。
そんなこんなで、鎌倉のお寺さんもなんとか息を継いできたのではないかと思います。様式の違いなどは問題外だったのでしょう。

> そういえばウチの菩提寺も、「鷲峰山・法華禅寺」です。
> 禅寺で法華寺なんて、むかし何かあったのかもしれませんね。

おそらく何かあったのでしょうね。
Re: タイトルなし 
> こんにちは

jskさん、こんばんは。

> 仏殿は増上寺からの移転ですか。昔の輸送技術でよくできるものですね。

多分、船で浜松町から鎌倉のどこかに運び、そこからは馬車で運んだのではないかと思います。違うかなあ。

> 木組み(呼び名??)が凄いですね

建物はお江の方の霊廟だったでしょうから、すごくものであることは間違いがないと思います。

> 地蔵菩薩も相当大きい仏像ですね。表情もよく歴史を感じます。

今回たてつづけに丈六の仏像を見て、なかなかいいものだと思いました。

> 欄間の透かし彫りも見事ですね。

見事ですよね。

> 伽藍神像・・・如何にも見逃しそうな配置ですね。

失敗してしまいました。ずっと意識していて、あとで撮ろうと考え、自分では撮ったつもりでいましたが、残念でした。アノ位置ですから、見落としの無いように。反対側にも国指定の十分ではありませんが、何やらありました。

> 素晴らしい映像、ありがとうございます。
Re: こんにちは 
HARUさん、こんばんは。

>  立派な地蔵菩薩ですねえ。京都の壬生寺なんかも本尊も地蔵様ですが、たいがいが立像で、こんな風に座している立派なお地蔵さんを見たことがありませんでした。
>  お地蔵さんは、閻魔大王の化身だとか、道祖神信仰とも結びついて、全国津々浦々で一番身近な仏さまです。一時、石仏にはまったことがあって、あちこち旅をしたことがありました。お地蔵さんは、道端にあるのが一番似合っていると思っていましたが、これはびっくりでした。ぜひ行ってみたいと思います。

そうですか。さすが、HARUさん、お詳しいですね。いくら見ていても、写真を撮っても叱られませんから、ゆっくり対峙するのもいいかもしれませんね。
Re: こんにちは 
モカさん、こんばんは。

> 見た感じから歴史を感じますが、やはりいろいろと歴史があるのですね。
> 暖かくなったら行ってみたいです^^
> 一応県内ですしね^^

鎌倉のお寺さんが幕府滅亡後たどっただろう苦難の日々もあったことでしょう。
江戸時代になって、徳川家がかなりテコ入れをして盛り返し、その後、関東大震災で甚大な被害を被った。
長い長い歴史がありますから、浮き沈みもあったことだろうと思います。
近いんですから是非とも行ってみてください。
 
鎌倉はお寺周りが楽しそうですね。
明日から横浜に行くので鎌倉に行ってみようかなと
思っていたんですが雪がすごそうですね。
Re: タイトルなし 
ララさん、おはようございます。

> 鎌倉はお寺周りが楽しそうですね。
> 明日から横浜に行くので鎌倉に行ってみようかなと
> 思っていたんですが雪がすごそうですね。

今回、目黒区役所の土木課がバス通りの歩行部分の雪かきをしていきました。けちな目黒区でさえそういう措置を撮ったくらいですから、観光都市鎌倉も何らかの措置を講じたのではないでしょうか。
また、昨日は結構暖かく、日差しでかなりの雪が溶けました。それがアイスバーンになっていなければ、OKかなと思います。何せ、沢山の人が行き交いますから、メインの通りは通行に支障を感じるほどではないのではと思っています。
雪の鎌倉なんて、滅多に見ることができません。どうしますかねえ。

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