散歩三昧

散歩や旅行の合間に撮った写真に簡単な説明を加えました

 

金沢市にて(7)

長町武家屋敷跡(その3)

野村家 - 前田家重臣野村伝兵衛信貞の屋敷(その2)

上段の間
総檜造りの格天井が見事だ。しかし、中級武士の屋敷に上段の間や謁見の間のような立派なものがあるはずもなく、本来あるはずのないものを無理やりくっつけたという違和感を覚える。置いてあるものはいずれも本物だが、これでは重要文化財などの指定を受けられるはずもなかろう。所詮は観光客相手の施設なんだろう。
上段の間_1
上段の間_2
上段の間_3
上段の間_4
謁見の間
謁見の間
見事な中庭
野村家の庭園は樹齢400年の山桃や椎の古木や六尺に及ぶ大雪見灯篭、さくらみかげ石の大架け橋などが絶妙なバランスで配置されており、濡れ縁のすぐ下にまで迫る曲水、落水を配した佇まいは、屋敷と庭園が見事に調和した造りを見せています。
見事な中庭_1
見事な中庭_2
見事な中庭_3
見事な中庭_4
見事な中庭_5
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見事な中庭_7
聲桶とギヤマンがはめ込まれた障子戸
聲桶は鶯の啼き声を聞かせる仕掛けのようだ。そして右端に僅かに写っているのが、当時珍しいものであったギヤマン(ガラス)が障子戸に嵌め込まれている。
くどいようだが、これらの部分は、野村家のオリジナルのものではなく、加賀大聖寺藩の傑商久保彦兵衛が建立したものを後年に移築したものだ。

聲桶とギヤマンがはめ込まれた障子戸

鬼川文庫

鬼川文庫_1
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野村七郎五郎が合戦において首を一つ討ち取ったことへの朝倉義景からの感謝の書状 
鬼川文庫_14
同様に明智光秀からの感謝状のようだ。あまりに達筆すぎて読めない。解説文にある通りの内容なのだろう。
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慶長八年、野村角丞は藩主前田利長からあわせて200石の知行地を与えられていたようだ。確かに奉行格ではあったようだ。
鬼川文庫_16
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鬼川文庫_18

Comments

こんばんは! 
AzTakさん、こんばんは!
>本来あるはずのないものを無理やりくっつけたという違和感を覚える。
ですが一つ一つ個別に見れば、
金に糸目をつけない総檜造りの天井や
煙草盆、掛け軸、椀物等々素晴らしいものが
たくさんありますね!
中庭の素晴らしさは広さではなく
屋敷と庭園が見事に調和した造りが
ポイントなんですね♪
 
AzTakさん、こんにちは♪

聲桶ですか、初めて見ました。
なかなか風情がありますが、鶯って暗い箱の中でも鳴くんですね。
鳥は暗いところだと静かになると思っていたのでちょっと驚きました。

蒔絵の煙草盆が素晴らしいですね。
煙管置きなども付いていて、美しいだけでなく
きちんと使い勝手も考えられている所に
職人の知恵や心意気を感じます。
おはようございます。 
AzTakさんのおかげで行かずに見られる世界を
楽しませていただいていることに感謝します。
これでも中級武士の家ということは、まだまだ上が
あるとおもうとぽかんとしてしまいます。
金に糸目をかけない世界というのは凄いものですね。
総檜造りの天井の淵の曲線が見事です。
重箱、手炉、大鉢、、、それぞれ日本の工芸品の
レベルの高さ、美しさを改めて感じます。
あのお重箱にお料理が並べられる姿を想像してしまいます。
こんにちは 
流石は、加賀百万石の重臣の屋敷跡ですね
豪華な、ものばかり揃えられていていますねえ

>中級武士の屋敷に上段の間や謁見の間のような立派なものがあるはずもなく・・・私などの浅学の輩には、気づきませんがそうなんですか、この辺りはAzTakさんの見識の高さにおそれいるばかりです。
おはようございます。 
 煙草盆だけは目に留まりました。化石になっていく生活用具のひとつです。灰受けの容器が宙に浮いているのは珍しいです。煙草盆としてはゆとりのある意匠ですね。キセルは、よく使いこまれているように見えますが、この蒔絵煙草盆とは、一対のものではないようにも・・・。世にはばかる喫煙者の僕は、こういう道具が生活の中でスポットを浴びていた時代が羨ましくも思います。
こんにちは 
天井の造り変わっていますね。
隅は曲線になっているんですね。
貴重なものがたくさん展示してあって見ごたえがあった事でしょう。
いろいろと拝見させていただきありがとうございます。
 
こんにちは
様々な文化財が集められているのでしょうか。
それにしても贅沢な造り、調度品ですね。
聲桶は鶯の啼き声を聞かせる仕掛け・・・日本人はいろい
ろな物を造るものです。TVで万能時計?の仕組みを見たこ
とがありますが・・職人の技には驚きます。

日本刀も素晴らしいですね。

 
こんにちは( ´∀`)

Az様は、見識があるので、見方が私などとは違いますね。私なんかわー、きれいとか、かっこいいとかです。
でも、いろんな、古いものは手が込んでいてひとつしかないようなものが、素晴らしいですね。

お邪魔しました。m(__)m
こんにちは。 
観光用の造りと聞いてすこし興ざめですが、庭は立派ですね。
興味を持ったのは、雪吊り(ヤハリ!)当地の冬囲いとすこし違うなと思いました。
小さな木でも縄で吊ってあるのですね。
この方が容易そうなので、来冬は参考にします。
Re: こんばんは! 
> AzTakさん、こんばんは!

makiraさん、こんばんは。

> >本来あるはずのないものを無理やりくっつけたという違和感を覚える。
> ですが一つ一つ個別に見れば、
> 金に糸目をつけない総檜造りの天井や
> 煙草盆、掛け軸、椀物等々素晴らしいものが
> たくさんありますね!

そうです。makiraさんは、優しい人柄なんですね。私も少しは見習って円くならなくちゃいけないんですが。
確かに一つ一つは素晴らしいんですよね。

明治の世の中になって、廃仏毀釈が起きたり、お城が壊されたり、武家屋敷がなくなったり、…残念なことも多く起きたんですね。
金沢城は、明治6年(1873年)に、全国城郭存廃ノ処分並兵営地等撰定方により存城処分となったのは良かったのですが、明治14年(1881年)に、火災で石川門と三十間長屋と鶴丸倉庫を残して焼失したんですね。まさか、陸軍関係者にとっては邪魔な存在だから火をつけたのではないとは思いますが。

明治政府に旧体制を維持するだけの体力がなかったのでしょうね。
武家屋敷は、無職になった武士たちには無用の長物だったのでしょう。寂しい話ですね。

> 中庭の素晴らしさは広さではなく
> 屋敷と庭園が見事に調和した造りが
> ポイントなんですね♪

そのようです。確かに素晴らしいものです。
Re: タイトルなし 
> AzTakさん、こんにちは♪

Mikaさん、こんばんは。

> 聲桶ですか、初めて見ました。
> なかなか風情がありますが、鶯って暗い箱の中でも鳴くんですね。
> 鳥は暗いところだと静かになると思っていたのでちょっと驚きました。

聲桶ですが、何と読ませるんでしょうね。『こえおけ』だと、私の田舎にあったくさいものを運ぶものと同じになり違うだろうな。気になって調べたら、『こうけい』とか『こおけ』とか言うようです。良かった。
中に鳥かご後と入れるので、もしかしたら後部は多少あけてあるのかもしれませんが、どうなっているんでしょうね。
つまりわかりません。<m(__)m>

> 蒔絵の煙草盆が素晴らしいですね。
> 煙管置きなども付いていて、美しいだけでなく
> きちんと使い勝手も考えられている所に
> 職人の知恵や心意気を感じます。

わたしは、まったく煙草が苦手なくせに、こういう道具だけは昔から好きで、祖父のキセルの掃除などを一生懸命やっていたものでした。あのキセルはどうしちゃったのかなあ。
Re: おはようございます。 
aunt carrotさん、こんばんは。

> AzTakさんのおかげで行かずに見られる世界を
> 楽しませていただいていることに感謝します。

うふふ、有難うございます。もう少し整理して提示すべきなんでしょうが、どうも下手糞で申し訳ありません。

> これでも中級武士の家ということは、まだまだ上が
> あるとおもうとぽかんとしてしまいます。

確かに加賀八家と言う家柄があり、その当主も明治の御世で男爵に列せられましたが、加賀藩は特別なんです。
で、この野村家ですが、確かの庭や甲冑は野村家のものだったのですが、そんな格式の家などに殿様がわざわざ来ることなどありえません。だからあの上段の間や謁見の間は野村家のものではないのです。
それで、私は少し憤慨していたのですが、先ほどmakiraさんいやんわりと諌められました。(^_^;)
2in1か、もしかしたら3in1くらいの屋敷構成です。刀剣も、重箱なども野村家のものではないと思います。それでも、あの庭を作ったくらいですから、相当に裕福だったことは間違いがなさそうです。

> 金に糸目をかけない世界というのは凄いものですね。
> 総檜造りの天井の淵の曲線が見事です。

格天井は格の違いを感じさせてくれちゃいますね。悔しいけど、立派です。

> 重箱、手炉、大鉢、、、それぞれ日本の工芸品の
> レベルの高さ、美しさを改めて感じます。
> あのお重箱にお料理が並べられる姿を想像してしまいます。

加賀はこういう工芸が売り物ですもんね。凄いものがあるようですね。
お節も道場六三郎氏にでも作ってもらいたいほどですね。
Re: こんにちは 
dさん様、こんばんは。

> 流石は、加賀百万石の重臣の屋敷跡ですね
> 豪華な、ものばかり揃えられていていますねえ

重臣とまでは言えなかったのでは。代によっては重臣扱いの代がなかったとは言えないとは思いますが。
中庭を除けば、豪華なものはよそのものだと思います。

> >中級武士の屋敷に上段の間や謁見の間のような立派なものがあるはずもなく・・・私などの浅学の輩には、気づきませんがそうなんですか、この辺りはAzTakさんの見識の高さにおそれいるばかりです。

たぶん、私が勝手にそう思っているだけです。でも、間違ってはいないと思います。
封建領主が家臣の屋敷に出入りするなんて考えられない話です。そう言うことがないのが『封建』なのですから。
滅多に外出をしない領主でも、豪商のところには、金策や何かの宴で出かけたり、名主の屋敷には、お狩場での宿代わりに宿泊や休憩をすることがあったことでしょう。失礼が無いように、それなりの部屋を作った。
この屋敷の場合は、北前船で大儲けした支藩の大聖寺藩の豪商のものだったようです。
Re: おはようございます。 
HARUさん、こんばんは。

>  煙草盆だけは目に留まりました。化石になっていく生活用具のひとつです。灰受けの容器が宙に浮いているのは珍しいです。煙草盆としてはゆとりのある意匠ですね。キセルは、よく使いこまれているように見えますが、この蒔絵煙草盆とは、一対のものではないようにも・・・。世にはばかる喫煙者の僕は、こういう道具が生活の中でスポットを浴びていた時代が羨ましくも思います。

お目が高い。いわれて気になって説明文を読んだら、前田家伝来のもののようです。お殿様のお使いになっていたものかもしれません。対のものだったか否かは私のようなものにはわかりません。(^_^;)
Re: こんにちは 
モカさん、こんばんは。

> 天井の造り変わっていますね。
> 隅は曲線になっているんですね。

格天井の場合、いろいろなヴァリエーションがあるようです。超金満家の世界の話ですから。
あとは、昔の小学校などにそういうものがあったはずです。折上げ格天井だったかなあ。凄いものですよ。

> 貴重なものがたくさん展示してあって見ごたえがあった事でしょう。
> いろいろと拝見させていただきありがとうございます。

何とも不思議な空間でした。
Re: タイトルなし 
> こんにちは

jskさん、こんばんは。

> 様々な文化財が集められているのでしょうか。

そう考えたほうが自然だと思います。

> それにしても贅沢な造り、調度品ですね。

同感です。

> 聲桶は鶯の啼き声を聞かせる仕掛け・・・日本人はいろい
> ろな物を造るものです。TVで万能時計?の仕組みを見たこ
> とがありますが・・職人の技には驚きます。

聲桶には驚きました。あんなもの、良く思いつくものですね。

> 日本刀も素晴らしいですね。

我が家にも1振だけあるんですが、維持管理費が高くついて。どうにもなりません。
Re: タイトルなし 
> こんにちは( ´∀`)

keicoさん、こんにちは。

> Az様は、見識があるので、見方が私などとは違いますね。私なんかわー、きれいとか、かっこいいとかです。
> でも、いろんな、古いものは手が込んでいてひとつしかないようなものが、素晴らしいですね。

どうもひねくれた見方になっているようで、すぐ疑ってかかる悪い癖が出てしまいました。
それぞれのものに責任があるでなし、素直に愛でればいいんですよね。
反省しています。

> お邪魔しました。m(__)m
Re: こんにちは。 
masaさん、こんばんは。

> 観光用の造りと聞いてすこし興ざめですが、庭は立派ですね。

余計なことを書いてしまったかもしれません。<m(__)m>
庭はかなり考えて作ってあったと思います。

> 興味を持ったのは、雪吊り(ヤハリ!)当地の冬囲いとすこし違うなと思いました。
> 小さな木でも縄で吊ってあるのですね。
> この方が容易そうなので、来冬は参考にします。

小さな木も、中くらいの木も、大きな木も、枝ぶりの違いでバリエーションがいろいろあるようです。
もしかしたら、金沢の雪の方が湿り気が多いのでしょうか。かなり神経質に吊ってあるような気がしました。
AzTakさん 
こんばんは
感状と感謝状と違うんでしょうか?
戦場で手柄を立てたときは感状?
天正14年本朝往古沿革図説の地図はカナリ正確ですね。
秀吉が小田原遠征とその後の奥州制定の頃でしょうか?
こんばんは 
今日は日本刀に目が止まりました!
僕は日本刀が好きなんですよね~
この刃紋の美しさに心を奪われます!
本物は買えないので、模造刀を我が家の
枕元に飾っています^^
Re: AzTakさん 
> こんばんは

のんびり熊さん、こんばんは。
随分お詳しいんですね。
知識のない私を困らせないでください。ウワァァ━━━━━。゜( ゚´Д`゜)゜。━━━━━ン!!

> 感状と感謝状と違うんでしょうか?
> 戦場で手柄を立てたときは感状?

内容的には感状に相当するものなんでしょうね。まあ、説明書きには感謝状となっていますが。

> 天正14年本朝往古沿革図説の地図はカナリ正確ですね。
> 秀吉が小田原遠征とその後の奥州制定の頃でしょうか?

詳しくないのですが、『天正14年豊臣征遠図』というタイトルどおりだとすれば、天正14年(1586年)から15年(1587年)にかけては九州平定のときのようですね。小田原攻めはそのあとの天正18年(1590年)のことのようです。北条氏の名前はまだ小田原の辺りにあります。
でも、右端には相馬、岩城、田村などの記述があり、奥州仕置による伊達政宗の減封や移封などを踏まえたものにもなっていたようにも見えます。
結局のところ私にはよくわかりません。(^_^;)
Re: こんばんは 
土佐けんさん、こんばんは。

> 今日は日本刀に目が止まりました!
> 僕は日本刀が好きなんですよね~
> この刃紋の美しさに心を奪われます!
> 本物は買えないので、模造刀を我が家の
> 枕元に飾っています^^

そうですか。我が家には、祖父からもらったものが一振りあります。大した刀ではないと思いますが、伊達と揉めていた相馬藩において、この野村家の御仁と同じようなことで取り立てられた家柄だったようで、刀剣は大事にしていたようです。
この刀が悩みの種で、維持管理がえらく高くつくんです。泣きの種でもあります。
こんばんは 
尾山神社・・・どう見ても神社には見えませんね!
でも次の画を見ると確かに神社です^^
こう言う神社もあるんだな~~と
驚くと共に勉強になりました^^
Re: こんばんは 
土佐けんさん、こんばんは。

> 尾山神社・・・どう見ても神社には見えませんね!
> でも次の画を見ると確かに神社です^^
> こう言う神社もあるんだな~~と
> 驚くと共に勉強になりました^^

本当にビックリ仰天でした。でも、仔細に見ると、相当に素晴らしいものらしいですよ。明治はじめの建物なのに、もう既に重要文化財に指定されているほどですから。見れば見るほど素晴らしい感じのようです。

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