散歩三昧

散歩や旅行の合間に撮った写真に簡単な説明を加えました

 

京都小旅行(6)

臨済宗大本山東福寺(3)
今回記事説明用には昨2012年4月21日撮影の写真を使用する。
取り上げる4件いずれも、何ら文化財の指定を受けていない。その理由は建築後の経過年数が短いことに尽きるのだろう。
近代に入って明治14年(1881年)にも大火があり、寺院実務遂行上不可欠の建物である仏殿、法堂、方丈、庫裏などがこの時焼失した。現在の本堂、方丈、庫裏などは明治以降の再建だ。また、通天橋は1959(昭和34)年、台風によって倒壊したものを1961(同36)年、再建したもの。


本堂(仏殿兼法堂)
巨大な木造建築だ。今すぐ文化財の指定を受けてもおかしくないほどの風格だ。
1881(明治14)年焼失後、1934(昭和9)年再建。起工から竣工まで17年を要し復興させた昭和の木造建築中最大の建物です。入母屋、裳階(もこし)付単層本瓦葺、正面七間・側面五間。三門にならった大仏様の組物と角扇垂木。禅宗唐様の桟唐戸・礎盤・鏡天井。裳階の窓は和様の連子窓、破風の妻飾りは法隆寺南大門風と、多様に様式が組み合わされています。
内部は禅式床瓦敷とし、正面須弥壇上に本尊釈迦立像、脇に摩訶迦葉尊者 阿南尊者、四天王を安置。天井の画龍は堂本印象氏の作、龍の大きさは体長54m・胴廻り6.2mに及んでいます。

本堂(仏殿)_1
通天橋から本堂(仏殿)へと続く渡り廊下
本堂(仏殿)_2
本堂(仏殿)_3

方丈
恩賜門と庭園とがあまりにも有名。何度か行っているのに、この中を見たことがない。次回は是非、見逃さないようにしたいものだ。
1890(明治23)年再建。南正面の前庭には昭憲皇太后の寄進とつたえる向唐破風の方丈表門があります。恩賜門ともいい、小型ながら明治期唐門の代表作です。
方丈
方丈恩賜門

庫裡
1881(明治14)年の火災で焼けたため1906(同39)年起工、1909(同42)年竣工しました。切妻を正面とする禅宗式寺院の典型的な形で、白壁に配された縦横の構架材が印象的です。
内部では一切の寺務が執り行われ、行事のときの食事の用意もここで行われています。
方丈唐門とともに、昭憲皇太后の恩賜建築です。

庫裡

通天橋
秋は紅葉見物で非常に込み合う。まさしく天を通る感じの橋だ。
仏殿から開山堂(常楽庵)に至る渓谷(洗玉澗;せんぎょくかん)に架けられた橋廊です。1380(天授6)年、春屋妙葩(しゅんおくみょうは;普明国師)が谷を渡る労苦から僧を救うため架けたとつたえられ、歩廊入口には同国師の筆になる「通天橋」の扁額をかかげます。
南宋径山(きんざん)の橋を模し、普明国師が通天と名付けました。
その後、第四十三世住持、性海霊見が修造し、長廊を架したともいわれますが、その後も幾度か架け替えられ、現在のものは、1959(昭和34)年、台風によって倒壊したものを1961(同36)年、再建したものです。
 
通天橋_1
通天橋_2
通天橋_3
通天橋_4
通天橋からみた臥雲橋
通天橋からみた臥雲橋

Comments

こんばんは! 
AzTakさん、こんばんは!
是非、秋の京都に行って通天橋を渡りながら
紅葉を見てみたいものです。
でも、紅葉時はメチャ混みなんでしょうね。
 
おはようございます。
単純明快で堂々たる建築群ですね。
圧倒されます。

Re: こんばんは! 
> AzTakさん、こんばんは!

makiraさん、お早うございます。

> 是非、秋の京都に行って通天橋を渡りながら
> 紅葉を見てみたいものです。
> でも、紅葉時はメチャ混みなんでしょうね。

渓谷(洗玉澗;せんぎょくかん)を埋め尽くすカエデが真っ赤に色づく様は、本当に見事なものだと思います。それを楽しみに人出が相当なものになるんでしょうね。
私もここでの紅葉を見たことがなく、動けるうちに見ておきたいものだと思います。平日なら少しは人出が少なめかも。
Re: タイトルなし 
> おはようございます。

のんびり熊さん、お早うございます。

> 単純明快で堂々たる建築群ですね。
> 圧倒されます。

そうですね。後世には必ず重要文化財指定を受ける建築群でしょうね。その日まで残念ながら見届けることはできないでしょうが、しっかりと見ておく価値があるものと考えています。
こんにちは。 
通天橋からの紅葉景色はよく見る画です。
秋に一度は訪れたい所のひとつです。
焼失再建されたとはいえ、造りは古き昔を偲ばれて文化財の指定をされてもいいと思いますのに、おかしな基準も有るのでしょう。
Re: こんにちは。 
masaさん、こんにちは。

> 通天橋からの紅葉景色はよく見る画です。
> 秋に一度は訪れたい所のひとつです。

そうですよね。私もタイミングを合わせて見に行きたいものだと思っています。サラリーマンでなくなったので、平日の観光を楽しめるようになったので、その利点を活かそうかと思います。

> 焼失再建されたとはいえ、造りは古き昔を偲ばれて文化財の指定をされてもいいと思いますのに、おかしな基準も有るのでしょう。

西洋建築に関しては、これらよりも後のもので重要文化財指定件名のものがいくつかあります。それに対して、和風の建築に関しては、明治期以降のものは皆無かもしれません。同時代の優れたものが他にもたくさんあり、もう少し時代が経ってそれでもまだ残っている、という狭き門なんでしょうかね。
建物と人間とではえらい違いですが、人間国宝の指定もあまり納得がいかない感じがありそうです。
玉三郎が人間国宝になっていますが、片岡仁左衛門などはなっていません。女形の枠とかいろいろあるんでしょうが。不思議なことです。
こんにちは 
通天橋は一度行ってみたいスポットです
秋には、人で溢れることでしょうね

Re: こんにちは 
dさん様、こんばんは。

> 通天橋は一度行ってみたいスポットです
> 秋には、人で溢れることでしょうね

まあ、そうでしょうが、行っただけの価値は間違いなくあると思います。
願わくば、人の流れが三条から五条の方に向かってくれると、多少は余裕が出るのかもしれませんが、…。前に、南禅寺とか永観堂などはものすごい人の行列だと聞いたことがあります。

平日で電車利用なら案外行きやすいのでは。新幹線の切符だと京都市内のJR線はOKです。市バス208系統のほうが近くまで行きますが、大渋滞かもしれません。
こんばんは^^ 
通天橋 素敵なところですね。
こういう場所私も撮影してみたいです^^
紅葉シーズンはもっと素晴らしい風景になることでしょうね^^
Re: こんばんは^^ 
モカさん、こんばんは。

> 通天橋 素敵なところですね。
> こういう場所私も撮影してみたいです^^
> 紅葉シーズンはもっと素晴らしい風景になることでしょうね^^

モカさんが撮影したら、すごい傑作が撮れそうですよ。綺麗に撮りたくなるような情景です。
橋の外はすごい絶景でしょうね。橋の内部は、人で溢れかえることでしょうね。この橋の内部が結構、写真に映える感じなので、空いていたら最高なんですが、…。
平日狙いでしょうかね。

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