散歩三昧

散歩や旅行の合間に撮った写真に簡単な説明を加えました

 

明月院と東慶寺とに行ってきた(9)

東慶寺(5)
後醍醐天皇皇女用堂女王墓
東慶寺の五世用堂尼は後醍醐天皇の皇女。用堂尼の入山後、東慶寺は「松岡御所」と称され、寺格の高い寺として知られるようになった。
寺伝では用堂尼は護良親王の菩提を弔うために入寺されたという。その縁で江戸時代に護良親王の土の牢やお墓のある鎌倉二階堂は東慶寺の寺領となり、土の牢や墓、霊牌の安置された理智光寺等も管理したのだそうだ。
ここを上っていく。我々のような下々のものであってもアクセスできる。

後醍醐天皇皇女用堂女王墓_1
後醍醐天皇皇女用堂女王墓_2
やはりやぐらに納まっている。イワタバコも本格的には覆いつくしていなかった。畏れ多いとの認識なのだろうか。
後醍醐天皇皇女用堂女王墓_3
後醍醐天皇皇女用堂女王墓_4
すぐ近くに天秀尼の墓ほかがある。日蔭になっているところ。人が立っているすぐ前の墓。
後醍醐天皇皇女用堂女王墓_5
大した石段ではないと思ったが、意外と高かったようだ
後醍醐天皇皇女用堂女王墓_6
後醍醐天皇皇女用堂女王墓_7

覚山尼の墓
用堂女王墓の隣にあった。こちらもごく質素なものだった。第8代執権北條時宗夫人で、東慶寺開山開創の覚山尼の墓。覚山尼は、夫の暴力などに苦しむ女性を救済する政策を行なったと言われ、これが元で東慶寺は縁切寺(駆込寺、駆入寺とも)となったと言われているそうだ。この人に歴史ありなんだなあ。
覚山尼の墓_1
覚山尼の墓_2

天秀尼の墓ほか
中央が東慶寺20世天秀尼の墓。左が台月院の宝篋印塔。迂闊にも撮り漏らしてしまった。PDF画像を借用する。天秀尼は千姫の養女として寺に入れることを条件に助命されたそうだ。七歳にして、何たる厳しい運命に置かれたことなのだろうか。霊牌(位牌)の裏には「正二位左大臣豊臣秀頼公息女 依 東照大神君之命入当山薙染干時八歳 正保二年乙酉二月七日示寂」とあるそうだ。
天秀尼の墓ほか
母の名も、出家前の俗名も不明である。 記録に初めて表れたのは大阪城落城直後でありそれ以前には無い。同時代の日記『駿府記』に大坂落城の7日後の元和元年(1615年)5月12日条に「今日秀頼御息女(七歳)、従京極若狭守尋出捕之註進、秀頼男子在之由内々依聞召、急可尋出之湯由所々費被触云々」とあるのが初出である。

男僧たちの墓
男僧3世佐藤禪忠師、4世の井上禅定師などの墓が並ぶ。釈迦如来坐像を上に安置してあるのが男僧2世の釈宗演師の墓。知らずに、きちんと撮らずに済ませてしまった。大失敗。建長寺円覚寺両派の管長を兼任したこともあり、『東慶寺中興開山』の称号を与えられているとか。左から、2世、3世、4世の順に並ぶ。
墓の裏の崖にもイワタバコがびっしり。

男僧たちの墓_1
男僧たちの墓_2

石碑
上手い字だ。しかも、非常に読みやすい字で楷書で書かれてある。よく見ると、昭和末の円覚寺の僧侶の書のようだ。時代を反映しているものなんだ。釈宗演老師の窟号が『楞迦窟(りょうがくつ)』だそうだ。表題には、釈宗演老師を想う意味合いがあるのかもしれない。後半には、『…禅林一代傑祖宗師表是斯翁』と書いてあるように読める。一応字は判読できるのに、意味がとれない。勉強不足だなあ。
石碑_1
ここにもびっしりとイワタバコが自生している
石碑_2
石碑_3
石碑_4
石碑_5
石碑_6
石碑_7
石碑_8
石碑_9
石碑_10
こんな石碑もあった。こちらは、ほとんど読むことができなかった。
石碑_11

本堂裏の岩ガラミ
特別公開の期間が終了して、見ることができなかった。PDF画像を借用した。
本堂裏の岩ガラミ

Comments

お早う御座います! 
鎌倉を歩かれているんですね。
鎌倉は観光地なので人出も多いと思います。
鎌倉のお寺でイワタバコが自生していると聞いていましたが、東慶寺でしたか。
名前は知っていましたが、実物を見たことが無かったので見られて良かったです。
今日も暑くなりそうですね、体調を崩さないようお気を付け下さい。
 
自分自身がかつて見たところではあるのですが、なにぶん、そのままずらりと自然に溶け込むように墓が並んでいたので、何気なく通り過ぎていましたが、AzTaKさんの解説を拝見していると、ああ、これは時宗の夫人の墓だったんだ。とかシミジミと思います。
時宗など歴史上重要な位置にいる人物ぐらいは、しっかり押さえておきたいところだなぁと思いました^^;
 
こんにちは。
都市部に隣接しながら
これだけケイワタバコが群生するという事は
ケイワタバコにとって相当好条件の場所なのでしょう。
単に崖があっても適度に地下水などが染み出たり、
伝い落ちていないとこんなに活き活き群生するのは難しいと思います。
当町でも運良く1ヶ所だけ群生地がありますが
近隣の市町村では見られません。

ryu
 
AZTAKさま こんにちは

「イワタバコ」も「イワガラミ」も、何方も知りませんでした。
「イワタバコ」は湿った岩壁に着生し、花は美しいので山草として栽培もされているようですね。花には艶があり可愛い花ですね。

「イワガラミ」は、落葉つる性木本 で山地の岩崖や林縁に自生するようですね。ガクアジサイによく似ているようですが、アジサイとは別なんですね。
縁切寺 
東慶寺は、縁切寺と言われておりますので、私はいったことがございません。縁を切りたい人がいないからです。今後も多分このお寺には行くことはないと思います。人はそれぞれ、考え方が違います。気を悪くなさらないでください。
AzTakさん 
こんばんは
達筆は大いに結構でしょうが文字は他人に理解されてこそ、と思うのですがね。
古文書の会?で皆が首をかしげて、判読不明?のモノが結構あるようですが、熊にはさっぱり解りません。
Re: お早う御座います! 
yosaku03さん、こんばんは。

> 鎌倉を歩かれているんですね。
> 鎌倉は観光地なので人出も多いと思います。

鎌倉は好きな行き先なので、時々行っています。鎌倉駅を経由した経路での通学通勤を10年間ほどしていました。随分、観光客が増えましたね。驚くほどです。

> 鎌倉のお寺でイワタバコが自生していると聞いていましたが、東慶寺でしたか。
> 名前は知っていましたが、実物を見たことが無かったので見られて良かったです。

実は鷹取山にもイワタバコが自生しています。花の時期に行ったことがなかったので、また、登らなくてはと覚悟していたのですが、東慶寺にもあると聞き、花の時期が終わらないうちにと思い、急ぎ出かけました。

> 今日も暑くなりそうですね、体調を崩さないようお気を付け下さい。

きょうはばてました。家に閉じこもっていての熱中症が案外多いそうです。かといって、外出しても暑そうだし、…。肥満体には厳しい季節です。
Re: タイトルなし 
八咫烏さん、こんばんは。

> 自分自身がかつて見たところではあるのですが、なにぶん、そのままずらりと自然に溶け込むように墓が並んでいたので、何気なく通り過ぎていましたが、AzTaKさんの解説を拝見していると、ああ、これは時宗の夫人の墓だったんだ。とかシミジミと思います。
> 時宗など歴史上重要な位置にいる人物ぐらいは、しっかり押さえておきたいところだなぁと思いました^^;

(ФωФ)フフフ・・・、実は私も見落としばかりなんですよ。困ったときは、WikipediaのPDF画像と思うのですが、あいにくPDF扱いになっていなかったり、画像そのものがなかったりします。そういう時は、ごめんなさいするしかありません。
あらかじめ下調べといっても、なかなか行き届いた調査を済ませるのは至難の業。やっぱり、見てから『これは何?』って考えるのが、筋かもしれませんね。見落としがある程度発生することはやむを得ないことですね。
Re: タイトルなし 
> こんにちは。

tgryuさん、こんばんは。

> 都市部に隣接しながら
> これだけケイワタバコが群生するという事は
> ケイワタバコにとって相当好条件の場所なのでしょう。
> 単に崖があっても適度に地下水などが染み出たり、
> 伝い落ちていないとこんなに活き活き群生するのは難しいと思います。

山ばかりのところをきりひらいて寺院の境内を作ったのだと思います。なので、端っこの方は、ちょろちょろと水がしたたり落ちる状況にあるのでしょうね。実際に指で触りはしませんでしたが、外面が湿ったkンジでした。

> 当町でも運良く1ヶ所だけ群生地がありますが
> 近隣の市町村では見られません。
>
> ryu

そうですか、そんなに珍しいものですか。あまりの小ささに、驚いたくらいで、何も知らずに出かけました。
Re: タイトルなし 
> AZTAKさま こんにちは

花さか爺サン様、こんばんは。

> 「イワタバコ」も「イワガラミ」も、何方も知りませんでした。

(ФωФ)フフフ・・・、ほとんどの人がそうだと思います。私も今回初めてイワタバコの花を見ることができましたが、イワガラミの方はジャスト・アウトで見ることがかないませんでした。

> 「イワタバコ」は湿った岩壁に着生し、花は美しいので山草として栽培もされているようですね。花には艶があり可愛い花ですね。

私の写真は、かなりへたくそですが、ほぼああいう感じの花と思っていただいて結構かと。もう1-2週間早いと、粋の良いイワタバコの花だったと思います。

> 「イワガラミ」は、落葉つる性木本 で山地の岩崖や林縁に自生するようですね。ガクアジサイによく似ているようですが、アジサイとは別なんですね。

遠目から見ると、ツルアジサイとよく似ているとか。紫陽花とは属のレベルで別れるようです。幹や枝から気根を出して高木や岩崖に付着し、絡みながら這い登り、高さ10~15mくらいになるそうです。見損ねたのは返す返すも残念なことでした。
Re: 縁切寺 
senri32さん、こんばんは。

> 東慶寺は、縁切寺と言われておりますので、私はいったことがございません。縁を切りたい人がいないからです。今後も多分このお寺には行くことはないと思います。人はそれぞれ、考え方が違います。気を悪くなさらないでください。

いつの時代にも、DVに訴えるけしからぬ亭主がいるようで、そういう方の救済のための存在でした。その役目は明治の初めに終了しています。いまは、かつて、そういう働きをした寺であることと、近代禅の研究のトップランナーだった寺であるということで有名なんですよ。かの夏目漱石も参禅に来ているとか。
縁を切りたいから行くということとは、関係がないと思います。まあ、その辺はおいでになる方の心の問題ですから、何とも言えませんが。個人的には、明月院よりも好きな寺院です。
Re: AzTakさん 
> こんばんは

のんびり熊さん、こんばんは。

> 達筆は大いに結構でしょうが文字は他人に理解されてこそ、と思うのですがね。

この書は100%何という字かはわかります。問題はどんな意味を成すのかということです。それもほぼ意味合いをとるくらいはできます。意味合いがわからないのは、私の漢文の力のなさで、まったくもって恥ずかしい限りです。揮毫された方の責任ではありません。

> 古文書の会?で皆が首をかしげて、判読不明?のモノが結構あるようですが、熊にはさっぱり解りません。

そちらは、現在の行書・草書のレベルではなく、昔の人の書いた崩した文字の羅列だからでしょうね。活字などがない時代に、誰かから習うしかなかったと思いますが、誤字脱字も相当に多かったものと思います。自分がわかればそれで構わないと手を抜いたかもしれません。判読不明に陥るものも少なくないと思います。
こんばんは 
大阪のテレビで今日、鎌倉の特集をやっていました。
凄い人出のようですね~~
鎌倉も京都と並ぶ古都、人気があるみたいですね^^
 
今晩は
何時も拝見してて本当に魅力が満載で
益々~行って見たい欲望に、、、^^

でも完全リタイヤするまでは無理だな(笑
Re: こんばんは 
土佐けんさん、こんばんは。

> 大阪のテレビで今日、鎌倉の特集をやっていました。
> 凄い人出のようですね~~
> 鎌倉も京都と並ぶ古都、人気があるみたいですね^^

京都は狭い狭いといいながら、鎌倉よりははるかに広がりがある古都です。そして、ずっと都であり続けました。
それからすると、鎌倉の小ささは、愕然とするほどです。でも、他に代わるものがありません。首都圏から気軽にアクセスできることということでそれなりに混んでいるようですね。
キャパシティいっぱいくらいかと。むかし、ここには〇〇というものがあった。そういう話ばかりです。でも、興味があるから行くのでしょう。
Re: タイトルなし 
> 今晩は

x都人xさん、こんばんは。

> 何時も拝見してて本当に魅力が満載で
> 益々~行って見たい欲望に、、、^^
>
> でも完全リタイヤするまでは無理だな(笑

それはそうですよね。まずは、仕事第一に。今できるのは、いざという時に動くことができる足腰を作っておくことでしょうか。鎌倉は、狭い街ですから、バスや江ノ電で回るか、歩くかです。基本は歩きです。それも、すぐ上り坂に入ります。

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