散歩三昧

散歩や旅行の合間に撮った写真に簡単な説明を加えました

 

兵庫~滋賀~京都(13) 2017.01.09 18:45追記

こちら仁和寺における撮影は一切自由ということだった。そうと聞いたからには、遠慮せず相当な枚数を撮らせてもらった。ピンぼけでない限り、仁和寺の良さを知っていただくため、取り上げることにする。

仁和寺(1)
境内案内図
境内案内図
二王門 国指定重要文化財
1641-1645年建立の和様建築。神護寺や高山寺のそれらと同年代の建立。こちらは国宝の金堂以外はずらりと国指定の重要文化財が並ぶ。神護寺や高山寺のそれらは、京都府文化財以下の扱い。その差は何か。徳川幕府の寄進であったり、皇居からの御下賜だったりするから、建物そのものが豪華だからなんだろう。
同時期に建立された知恩院三門、南禅寺三門が禅宗様の三門であったのに対し、平安時代の伝統を引く和様で統一されている。禅宗様も和様も理解しない朴念仁には、その違いが掴めていない。

表側
二王門 国指定重要文化財_1
二王門 国指定重要文化財_2
二王門 国指定重要文化財_3
二王門 国指定重要文化財_4
裏側
二王門 国指定重要文化財_5
金剛力士像
阿形像と吽形像。作者は不明だそうだが、家光の寄進であるからには、それなりの仏師が作者なのだろう。
二王門 国指定重要文化財_6
二王門 国指定重要文化財_7
仁和寺の正面に建つ巨大な門。高さは18.7mで重層、入母屋造、本瓦葺。門正面の左右に阿吽の二王像、後面には唐獅子像を安置します。同時期に建立された知恩院三門、南禅寺三門が禅宗様の三門であったのに対し、平安時代の伝統を引く和様で統一されています。
嵐電北野線 御室駅
仁和寺の至近距離の駅にふさわしい外観の駅舎だ
二王門 国指定重要文化財_8

普段は境内への入場は無料であり、御殿・霊宝館の拝観のみ有料となる。見ておいてよかったと思うに違いないから、御殿・霊宝館もパスせずにいきたい。

本坊表門 国指定重要文化財
ここを潜ると御殿がある。夢のようなエリアだ。白書院、宸殿、黒書院、霊明殿が渡り廊下で結ばれている。これらの建物は、1887年(明治20年)に御殿が焼失した後のものだが、それでも、登録有形文化財にしていされている。この一角にある、茶室「遼廓亭」(重要文化財)は、江戸時代の画家・尾形光琳の屋敷から移築されたもので、もう一つの茶室「飛濤亭」(重要文化財)は、江戸時代末期に光格天皇の好みで建てられた草庵風の茶席。1596-1615年建立。
本坊表門 国指定重要文化財_1
本坊表門 国指定重要文化財_2
大玄関とその手前のエリア
白書院、宸殿、黒書院、霊明殿へと誘う重要な場所だ。文化財指定の観点からは無印だが、相応の風格がある。
大玄関とその手前のエリア_1
大玄関とその手前のエリア_2
大玄関とその手前のエリア_3
皇族門 登録有形文化財(建造物)
大玄関とその手前のエリア_4
大玄関とその手前のエリア_5
この門もいい感じだ。後でやっと判明したのだが、皇族門なのだから。
大玄関とその手前のエリア_9
大玄関から東にのびる塀の中間に構える門で、四脚平唐門、檜皮葺である。本柱は円柱、控え柱は角柱で、男梁上の蟇股と舟肘木で棟木を受け、軒は大疎垂木とし、桟唐戸の上に透彫欄間を入れる。御殿群の前庭と内庭を仕切る、木割の細い、繊細な姿の門である。
大玄関とその手前のエリア_6
大玄関とその手前のエリア_7
振り返ると、二王門と本坊表門の国指定重要文化財コンビが威風堂々とそびえている
大玄関とその手前のエリア_8
御殿の中に入る
小手調べの段階から参観者の度肝を抜くハイテンションぶりだ
御室流のいけばなと『華蔵界会』(けぞうかいえ)の文字
大玄関では、御室流のいけばなと『華蔵界会』(けぞうかいえ)の文字が見学者を待つ。撮影自由というからには、せめてきれいに撮らなくちゃと力が入った。『華蔵界会』は、蓮華蔵世界の略称で、華厳経や梵網経に説かれる大蓮華からなる世界の事、という意味合いだそうだ。
大玄関とその手前のエリア_8
その右隣
大玄関とその手前のエリア_9
いよいよ渡り廊下から白書院に向かう
大玄関とその手前のエリア_10

Comments

 
おはようございます。
仁和寺は平安時代からの歴史的な寺院ですよね。私は金剛力士像に惹かれるのですが、徳川幕府からのものですか。ということはやっぱり、相当な方のものなのでしょうね。なぜ、寄進したのか、興味のあるところです。
スケール 
凄いスケールです。さすが、京都の世界遺産。すばらしい。
おはようごおざいます! 
ここぞとばかり、たくさん撮られたようですね!
毎回、シリーズ楽しみです!
お早う御座います! 
何時もコメントを残して頂き有り難う御座います。
関西方面へ行かれたようで可成り遠出されたようですね。
仁和寺は撮影が自由に出来るんですか、びっくりしました。
お寺などは撮影を禁止するところが多いですよね。
然し、流石に立派ですね。
京都は4回行きましたが、仁和寺は行ったことはありません。
AzTakさんの所で見られて良かったです。
有り難う御座いました。
AzTakさん 
こんにちは
仁和寺は観光旅行で2回程行きましたが、ジックリと拝観するには丸一日は欲しいくらいです。
改めて素晴らしいです。
妙心寺はうちの総本山ですが行ったことが無いのです。
バチアタリメ!
息をしているウチに一回は行かなくては、とは思うんですけれどもねェ・・・

 
こんにちは。
国宝や重文の指定は文部科学大臣が文化審議会に諮問し
専門家が学術的価値が高いと認めたものなのでしょうけど
物差しがあるわけじゃないので素人には甚だ分かりづらいですよね。
結局、知識が無い者はお墨付きに頼らざるえないのが実情でしょうか(^_^;)。

ryu

 
AzTakさま こんにちは

お正月は可愛いお孫さんと一緒に、奥様手料理の豪華なおせちを囲みながら楽しいお正月ができたようですね。
今年のお正月は暖かかったので初詣に出かけられた人も多かったことと思います。
仁和寺には、ベルギーのフラワーアーティスト、花の芸術家として知られるダニエル・オストが花展を開催されたときに一度参拝したことがあります。
平安時代の創建で真言宗の総本山として立派な建物ですね。
こんにちは 
仁和寺は広いですよね~~
僕達も何度か訪れましたが、
全部は回りきっていない気がします(^^;
又、行かねば!
Re: タイトルなし 
> おはようございます。

MYSPACETさん、こんばんは。

> 仁和寺は平安時代からの歴史的な寺院ですよね。私は金剛力士像に惹かれるのですが、徳川幕府からのものですか。ということはやっぱり、相当な方のものなのでしょうね。なぜ、寄進したのか、興味のあるところです。

下記の通り、応仁の乱で、伽藍は全焼したようです。まさか、そのままにしておくことはできないということで、『征夷大将軍たるあなたの方でも応分の寄進をしてくださいな』『おう、分かった』と言うようなやり取りがあったのではないでしょうか。
2代将軍秀忠公は恐ろしくて誰も言い出せず、ややボンボン気質があったかもしれない3代将軍家光公の代になって、タフ・ネゴシエーターの公家さんが使いにでたのではと想像しています。
東照宮をつくったりしていたので、腕の良い宮大工や仏師などをたくさん抱えていたんだと思います。

室町時代にはやや衰退し、応仁の乱(1467年-1477年)で伽藍は全焼した。近世になって、寛永年間(1624年-1644年)、徳川幕府により伽藍が整備された。また、寛永年間の皇居建て替えに伴い、旧皇居の紫宸殿、清涼殿、常御殿などが仁和寺に下賜され、境内に移築されている(現在の金堂は旧紫宸殿)。
Re: スケール 
senri32さん、こんばんは。

> 凄いスケールです。さすが、京都の世界遺産。すばらしい。

東山界隈のお寺さんばかりでなく、こちらも後ろは余り急峻ではなさそうな山なんですよ。なので、少し削れば、いくらでも境内にすることができたんでしょうね。
鎌倉宮が天皇自ら創らせた唯一の神社かもしれないと書きましたが、寺院の方はいくらでもありそうです。
こちらは、開基の宇多天皇が出家後、仁和寺伽藍の西南に「御室」と呼ばれる僧坊を建てて住んだため、「御室御所」の別称があるくらいです。それはそれは壮大な寺院だったのでしょうね。
Re: おはようごおざいます! 
kazさん、こんばんは。

> ここぞとばかり、たくさん撮られたようですね!
> 毎回、シリーズ楽しみです!

初日でかなりくたびれていたはずなのに、2日目はもっとハードに廻りました。ここは、なんでも自由にとってかまわないという鷹揚なスタンスでしたから、遠慮なく撮りました。が、使えない写真ばかり量産でした。
腕が良くないのは、野鳥さんに対してばかりじゃなかったようです。かなり凹んでいます。
仕方なく、何とか使える写真を使って記事を作成しています。そのため、完全な自転車操業状態で、ようやく次回分が出来上がったばかりです。
Re: お早う御座います! 
yosaku03さん、こんばんは。

> 何時もコメントを残して頂き有り難う御座います。
> 関西方面へ行かれたようで可成り遠出されたようですね。

はい、費用を安く上げるため、往復深夜バス利用でした。そうはいっても、3列の座席のバスなので、そうむちゃくちゃ安くはありませんが。

> 仁和寺は撮影が自由に出来るんですか、びっくりしました。
> お寺などは撮影を禁止するところが多いですよね。

そうですよね。私も外観だけの撮影で済ませようと思ったのですが、思いがけないことでした。

> 然し、流石に立派ですね。
> 京都は4回行きましたが、仁和寺は行ったことはありません。
> AzTakさんの所で見られて良かったです。
> 有り難う御座いました。

御室御所と言われていたくらいですから、風格がありました。紅葉ばかりでなく、御室桜という独特の桜の名所なんだそうです。
結構丁寧に見て回ったので、次の妙心寺が閉門ぎりぎりになってしまい、十分見て回ることができなくて、それだけが心残りでした。
ということで、仁和寺は何回分か続きそうです。
Re: AzTakさん 
> こんにちは

のんびり熊さん、こんばんは。

> 仁和寺は観光旅行で2回程行きましたが、ジックリと拝観するには丸一日は欲しいくらいです。
> 改めて素晴らしいです。

そうかもしれませんねえ。庭も十分すぎるほどきれいでした。

> 妙心寺はうちの総本山ですが行ったことが無いのです。
> バチアタリメ!
> 息をしているウチに一回は行かなくては、とは思うんですけれどもねェ・・・

そうでしたか。実は今回同行してくれた友人の菩提寺も臨済宗妙心寺派の末寺だとかで、特別な感慨があったようです。
ですが、仁和寺までで既に16時近くになっていて、着いた時は、閉門間際でした。もう少し時間が欲しかったところです。
妙心寺は、境内に塔頭がかたまって存在していて、壮観でした。大きな大学のキャンパスくらいありそうでした。
Re: タイトルなし 
> こんにちは。

ryuさん、こんばんは。

> 国宝や重文の指定は文部科学大臣が文化審議会に諮問し
> 専門家が学術的価値が高いと認めたものなのでしょうけど
> 物差しがあるわけじゃないので素人には甚だ分かりづらいですよね。
> 結局、知識が無い者はお墨付きに頼らざるえないのが実情でしょうか(^_^;)。
>
> ryu

まあ、お墨付きのあるものを否定する気は全くありませんが、問題はお墨付きがないものですよね。本当に価値なしなのか、あるいは、それなりの価値があるものなのか。なかなか白洲正子さんのような審美眼の持ち主にはなれませんから。
Re: タイトルなし 
> AzTakさま こんにちは

花さか爺サンさま、こんばんは。

> お正月は可愛いお孫さんと一緒に、奥様手料理の豪華なおせちを囲みながら楽しいお正月ができたようですね。
> 今年のお正月は暖かかったので初詣に出かけられた人も多かったことと思います。

わたしは、この十年以上、お正月はのんびり寛ぐ派になっています。かなりほとぼりが冷めた頃に、『そういえば、今年はまだお参りしていないなあ』などと気づき、慌ててお賽銭を少し多めにして、お許しを願う体たらくです。

> 仁和寺には、ベルギーのフラワーアーティスト、花の芸術家として知られるダニエル・オストが花展を開催されたときに一度参拝したことがあります。

そうでしたか。そういうエバ、こちらも御室流という流派の家元なんでしたよね。

> 平安時代の創建で真言宗の総本山として立派な建物ですね。

凄い堂宇で構成されていますよね。
こちらは、真言宗御室派の大本山ですね。50くらいの宗派があるんだとか。まさに、プロテスタント並みの分派状況ですね。
それはそれでかまわないんですが、僧侶の養成教育をどう行うのか、気になって仕方がありません。
Re: こんにちは 
土佐けんさん、こんばんは。

> 仁和寺は広いですよね~~
> 僕達も何度か訪れましたが、
> 全部は回りきっていない気がします(^^;
> 又、行かねば!

確かに、境内は相当に広いし、十分に美しいですね。
それでも神護寺や高山寺に行くのからすれば、まだ行きやすいし、階段の昇り降りをしないで済む分だけ楽ですね。
御室桜はどんな感じなんでしょうかね。

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