散歩三昧

散歩や旅行の合間に撮った写真に簡単な説明を加えました

 

風入の日の円覚寺と建長寺(2)

円覚寺(2)

風入の特別拝観券を支払った人のお目当ては、一部の研究者を除けば、国宝舎利殿の拝観だろう。もちろん、もちろん私も例外ではなかった。平日の4日に出かけてよかったと思った。

正続院と『国宝舎利殿』
山門
風入に合わせて、「国宝 舎利殿特別公開」が行われた。いつもは門で無情にもシャットアウトされるのだが、この日ばかりは堂々と中に入ることができた。
山門_1
山門_2
山門を潜った辺りからの景観
山門を潜った辺りからの景観
本堂
風格のある本堂。でもこの日ばかりは、御朱印帳の記入作業場に早変わり。私も書いてもらったが、依頼が殺到しているようで、かなり待たされた。
本堂_1
本堂_2
本堂_3
本堂_4
鐘楼
若い雲水さんが頑張って声を張り上げ続けていた。立派な修行の一つなのだろう。
鐘楼_1
鐘楼_2
鐘楼_3
鐘楼_4
唐門と舎利殿
う~~ん、やっぱり唐門が邪魔をしているのかなあ。それでも間違いなくあの内側にアクセスできると承知しているから、焦ることはなかった。それでも『裏口入学』ならぬ『通用口出入り』だなあ。然るべき身分のものではないから仕方がないかなあ。
唐門と舎利殿_1
唐門と舎利殿_2
唐門
円覚寺の唐門は、方丈の正門になっているものと、舎利殿の前に立つ正続院の唐門とがある。こちらは普段は非公開だが、山門から見えなくはない。それよりも、舎利殿を目隠しするイケズな存在として、参拝客には認識されているかもしれない。
近づいたらよく見ておこうと思ったが、一刻も早く舎利殿を見たくて、気も漫ろだった。しみじみと見ないままだった。

唐門
舎利殿
普段は唐門に目隠しされ、山門からは屋根が見えるだけ。やっと本物を間近で見ることができた。土間仏堂で、実際には一階建てだが裳階が両脇につくことで、あたかも重層のようにみえる二重仏堂なのか。この形式は、鎌倉には、此処の他に江戸時代初期の英勝寺仏殿と建長寺仏殿、幕末の建長寺法堂の四棟があるそうだ。自慢するものではないが、たまたま四棟全部を見た。
舎利殿_1
舎利殿_2
舎利殿_3
舎利殿_4
正法眼堂
坐禅の専門道場である僧堂。『正法眼蔵』から堂名がつけられたのだろう。徒に見性を追い求めず、坐禅している姿そのものが仏であり、修行の中に悟りがあるという修証一等、只管打坐の禅なのか。わかったようなわからないような。
正法眼堂_1
正法眼堂_2
正法眼堂_3

舎利殿には、源実朝公が宋の能仁寺から請来した「佛牙舎利」というお釈迦様の歯が祀られています。鎌倉時代に中国から伝えられた様式を代表する、最も美しい建物として国宝に指定されています。

Comments

こんにちは! 
こちらが、国宝舎利殿なんですか。とても落ち着いた建造物ですね。こちらにはお釈迦様の歯があるのですか、なんか、すごいです。
御開帳日 
秘仏の開帳は、毎月1回、年に1回、7年に1回、33年に1回、60年に1回というように、鎌倉には、結構あるんです。一生見れない、ご本尊もあるかも知れません。
 
こんにちは。
斗栱は三手先でも最高の格式だそうですが
舎利殿はいったい何手先なんでしょう?
見事としかいいようのない建築構造美ですね。
裳階というと奈良薬師寺の三重塔を思い浮かべますが
フェノロサが舎利殿を見たらなんと比喩したでしょうね。

ryu
こんにちは 
舎利殿、国宝だけあって重厚で趣のある建物ですね~
梵鐘と雲水さん、良い画ですね~~
僕達も画に手を合わせてしまいました。
こんばんは! 
AzTakさん、こんばんは!
北鎌倉駅の近くの円覚寺だけは知ってます 汗)
いつもスタートは北鎌倉ですので・・・ 笑)
>毎年、11月3日~5日に、円覚寺と建長寺の宝物風入が行われる。
流石、こういう情報を素早くキャッチできるとは凄いです!
旅行は撮影旅行ではなく、宴会旅行でしたか!
お疲れ様でした♪
こんにちは。 
普段は見られない姿、情景を居ながらにして見せていただきました。
感謝です。
Re: こんにちは! 
MTさん、こんばんは。

> こちらが、国宝舎利殿なんですか。とても落ち着いた建造物ですね。こちらにはお釈迦様の歯があるのですか、なんか、すごいです。

国宝の舎利殿で、国宝建造物としては神奈川県で唯一のものです。
お釈迦様の歯があるという言い伝えは間違いなくあります。ですが、本当のものなのか否か科学的な見地から調べてはいないと思います。
当初の舎利殿は1563年(永禄6年)の火災で焼失してしまい、1573年(天正元年)、北条氏康によって西御門にあった尼寺太平寺の仏殿が移築されたのが今の舎利殿です。以前の舎利殿にあった仏舎利が本当に回収できて、移築された太平寺の仏殿に無事収められたのか、よくわかりませんが、おそらくそうだとしているのでしょうね。

明治31年にインド・ネパール国境のインド領で発見された古墳出土の仏舎利とされる人骨は、その後タイに寄贈され、仏教国のビルマ・セイロン(スリランカ)・日本に分骨されました。日本では宗派間の争いを避けるため、宗派を超えた寺を新しく建立することとなり、論争の末、名古屋に「覚王山日泰寺」を建立しました。
この分骨された仏舎利は本物だと推定されているようですが、他の寺院のものは真贋が定かではないと見るのが適当ではないかと思われます。
それでも信じる者は救われる。そういったところではないかと思います。
Re: 御開帳日 
senri32さん、こんばんは。

> 秘仏の開帳は、毎月1回、年に1回、7年に1回、33年に1回、60年に1回というように、鎌倉には、結構あるんです。一生見れない、ご本尊もあるかも知れません。

秘仏の御開帳は、そのときは混むだろうと思い、拝みたいという強い願望もない私は、完全に諦めています。
礼拝のための偶像である仏像を扉を閉じた厨子等に納め「秘仏」とすることは、東アジアの仏教圏の中でも特に日本に顕著な現象のようです。日本人の精神性がとらせる考え方なのでしょうか。
Re: タイトルなし 
> こんにちは。

tgryuさん、こんばんは。

> 斗栱は三手先でも最高の格式だそうですが
> 舎利殿はいったい何手先なんでしょう?
> 見事としかいいようのない建築構造美ですね。
> 裳階というと奈良薬師寺の三重塔を思い浮かべますが
> フェノロサが舎利殿を見たらなんと比喩したでしょうね。
>
> ryu

http://www.kankodori.net/japaneseculture/treasure/106/index.html
全く建築に関しては疎いので、上記URLの受け売りです。
組物は柱の上のみならず柱間にも入れた詰組(つめぐみ)で、身舎(もや、建物本体の事)の組物は三手先、裳階の組物は出三斗(中備部分は平三斗)…ということのようです。

拝観していたときにテープで説明していたのですが、舎利殿の移築は鎌倉時代ではありません。後北条氏が弘治2年(1556年、つまり戦国時代)、後北条氏支配下の鎌倉を攻撃した安房国の大名里見義弘が、太平寺の当時の住持であった青岳尼(しょうがくに)をかっさらっていったんですね。その為に後北条氏の怒りを買って太平寺は廃寺となったようです。
当初の舎利殿は1563年(永禄6年)の火災で焼失してしまい、1573年(天正元年)、北条氏康によって西御門にあった尼寺太平寺の仏殿が移築された。そういうことのようです。

戦国時代の出来事ですね。いろいろなことがあったようです。

フェノロサが舎利殿を見たら、何と喩えたでしょうかね。
Re: こんにちは 
土佐けんさん、こんばんは。

> 舎利殿、国宝だけあって重厚で趣のある建物ですね~

室町時代の建物らしいです。鎌倉時代のそれよりも少しやわらかい感じが有るのでしょうかね。

> 梵鐘と雲水さん、良い画ですね~~
> 僕達も画に手を合わせてしまいました。

(ΦωΦ)フフフ…、そうですか。
Re: こんばんは! 
> AzTakさん、こんばんは!

makiraさん、こんばんは。

> 北鎌倉駅の近くの円覚寺だけは知ってます 汗)
> いつもスタートは北鎌倉ですので・・・ 笑)
> >毎年、11月3日~5日に、円覚寺と建長寺の宝物風入が行われる。
> 流石、こういう情報を素早くキャッチできるとは凄いです!

風入れは、文化の日に合わせて行うようです。私が見に行ってもちんぷんかんぷんだということだけよくわかりました。
短い書類だけは何とか分かるものがなくはありませんが。諦めて、観光に徹しました。

> 旅行は撮影旅行ではなく、宴会旅行でしたか!
> お疲れ様でした♪

昔は得意だったのですが、フォアグラの身ではおつきあいが辛い感じです。でも、一応は観光をしてきました。
Re: こんにちは。 
S-masaさん、こんばんは。

> 普段は見られない姿、情景を居ながらにして見せていただきました。
> 感謝です。

もう少し写真をうまく撮らないといけませんでした。自分でも興奮して気も漫ろになっていました。
舎利殿の傍らにあった正法眼堂が同じくらい気になりました。建て替えていなければ、室町時代の建築である舎利殿より古い鎌倉時代の建物のはずですが。

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