散歩三昧

散歩や旅行の合間に撮った写真に簡単な説明を加えました

 

北鎌倉駅から鎌倉駅まで歩く(8)

英勝寺(2)
2)山門(附:棟札2枚、扁額2面)
徳川頼房の子・松平頼重が英勝院の一周忌のために1643年に建立したと伝わる。
この山門は、関東大震災で全壊後、資産家の手に渡っていた。平成13(2001)年に英勝寺に買い戻された後、復興工事が行われ、平成23(2011)年5月16日に落慶供養が行われた。山門の部材からは、嬉しいことに、後水尾上皇宸筆の扁額も発見された。落慶供養のタイミングをとらえて、平成25(2013)年に、仏殿・鐘楼・祠堂・唐門(祠堂門)とともに国の重要文化財に指定されている。
徳川頼房の子・松平頼重は、父頼房公が兄義直の尾張徳川家、頼宣の紀州徳川家の前に世継ぎの子をなしてはいけないということで、本来は生まれてこないはずの子だった。ということで、長男でありながら、数奇な運命を辿った。英勝院は将軍・徳川秀忠に対してこの世には存在していないと思われた頼重の帰府を願い、寛永9(1632)年11月には頼重の江戸の水戸藩邸への帰府が実現したという。
という自身に対する最大の恩人、英勝院のために力を尽くしたのだろう。

現在の敷地が狭く、山門を正面からは撮ることができない。買い戻すのに、大変な思いをしたようだ。
2)山門(附:棟札2枚、扁額2面)_1
2)山門(附:棟札2枚、扁額2面)_2
2)山門(附:棟札2枚、扁額2面)_3
2)山門(附:棟札2枚、扁額2面)_4
2)山門(附:棟札2枚、扁額2面)_5
後水尾上皇宸筆の扁額
2)山門(附:棟札2枚、扁額2面)_6
裏側からは比較的容易に撮ることができる
2)山門(附:棟札2枚、扁額2面)_7
徳川頼房の子・松平頼重が英勝院の一周忌のために1643年に建立したと伝わっている。1923年の関東大震災で全壊したが、全ての部材が資産家に買い取られて私有地に再建された。その後、約80年を経た2001年に英勝寺が買い戻し、資金面等多くの人々の協力を得て復興工事が行われ、2011年に落慶供養が行われた。2013年には国の重要文化財に指定されている。
3)鐘楼
近世の鎌倉では唯一とされる袴腰形式の鐘楼。徳川幕府の粋のかかったところでよく見かける。確かに、鎌倉ではこの形式の鐘楼は他に見たことがないなあ。梵鐘は寛永20年の林羅山撰文の銘を持つそうだ。許可を得て近くで見ない限りわからないのだろうなあ。梵鐘の方は、林羅山先生の力を以ってしても国指定の重要文化財からは漏れたのかな。
3)鐘楼_1
3)鐘楼_2
3)鐘楼_3
4)祠堂(附:英勝院墓)
内外は日光東照宮を思わせる鮮やかな彩色装飾が施されている。それだけに、安っぽいプレハブの鞘堂に覆われているのが残念でならない。何とかならないものだろうか。これを建立した徳川光圀公も残念がっているのではなかろうか。
4)祠堂(附:英勝院墓)_1
4)祠堂(附:英勝院墓)_2
鞘堂の中には、開基英勝院の墓廟である祠堂がある。華麗な色彩装飾が施されている。祠堂は、英勝院の位牌を安置する堂。背後には、英勝院と開山玉峯清因の墓がある。徳川光圀によって建てられもので、完成の折には光圀も来訪した。
祠堂を説明しているHPへjump
5)祠堂門
祠堂と共に建てられたと考えられる。欄間には精巧な牡丹等の透彫りが施されている。
5)祠堂門_1
5)祠堂門_2
英勝寺の唐門(祠堂門)は、開基英勝院の墓廟である祠堂への門。ボタンの彫刻が施され、江戸時代の高度な技術をみることができる。
6)木造阿弥陀如来及両脇侍像龕(りょうきょうじぞうがん)〈鎌倉国宝館に寄託〉
蒔絵の厨子に納められている仏像で、10世紀末~11世紀初め頃の作と考えられている。日本製作の檀龕仏(だんがんぶつ)の初期の作例ということで、国から重要文化財に指定されている。
庭の花など
庭の花など_1
これは『ミニ柿』だそうだ。直径3cmほどの極めて小さな実。結構注目の新フルーツだとか
庭の花など_2
庭の花など_3

Comments

こんばんは! 
AzTakさん、こんばんは!
やっぱり英勝寺、寿福寺、八坂大神に向かうコースのようですね♪
足の具合がかなり悪いときにまたまたお出かけとは 驚)
特別公開日とあっては触手が動きますね 笑)
最近のオバタリアンやお受験の子供を持つくらいの母親の傍若無人ぶりが目に留まります!
信号は守らず、公共の場での大きな声とバカ話、お隣の国の観光客と
大差はないように思えますね!
ただ、聞き流せず、その度量の狭さを嘆くAzTakさんですが
私なんて、更に睨みを利かせたり、事故れ!事故れ!と願ってしまう
自分に嫌気が差してます!
「小人の学や耳より入りて口より出ず その差僅か三寸」のような
受売りの話しや意味のないバカ話に耳を傾けることなく
聞き流せる技量を持ちたいものですね 笑)
あっ!足腰、ご自愛ください 笑)
 
おはようございます。鎌倉は奥深い、私は鐘楼フエチでどこのお寺に行っても、鐘楼でお寺の格がわかるような気がします、建物の大小にかかわらず味わいのあるところが好きで、いつたことの無いお寺をAzTakさんのお陰で解説付きで見せていただくことができとてもありがたく思っています。
但し余り無理はなさいませんように、後でこたえてきますので。
 
祠堂の色彩の豊かなこと・・ 建った時には、さぞ奇麗だったんでしょうね。
生まれてこないはずの子供、可哀そうな運命ですね。勉強になりました。鎌倉の素敵なところを興味をもって拝見しています。
今晩は! 
鎌倉は神社仏閣が多いですね、どの位有るのでしょうか?
私が見たのは鎌倉八幡宮と長谷寺、大仏様があるお寺(名前は?)だけです。
それにしても良く歩かれますね。
私は出来るだけ歩かないよう気をつけています。
寒くなってきましたので体調を崩さないよう気をつけてお出かけ下さい。
こんにちは 
神社仏閣の山門って僕は好きです^^
さすが、徳川家縁ですね~
葵のご紋が光っています^^
AzTakさん 
英勝寺の山門、良いですねえ垂木の作り方が、上と下で違っています。
上下同じようにするのかと思いますが、これも面白いです。
鐘楼も素敵ですねえ
Re: こんばんは! 
> AzTakさん、こんばんは!

makiraさん、こんばんは。

> やっぱり英勝寺、寿福寺、八坂大神に向かうコースのようですね♪

そうでしたね。一番平凡なコースで申し訳ありませんでした。1時を過ぎていた頃だったので、お腹が空いて闘志が尽きてしまいました。情けない話です。

> 足の具合がかなり悪いときにまたまたお出かけとは 驚)
> 特別公開日とあっては触手が動きますね 笑)

まあ、そうだったのですが、見てもわからないものがほとんどでした。でも、多少は古文書の読み下しを齧ろうとした私でさえもお手上げなのに、なかなか動かないで見入っている人が多かったんですよ。殆ど格好つけなんでしょうかね。

> 最近のオバタリアンやお受験の子供を持つくらいの母親の傍若無人ぶりが目に留まります!
> 信号は守らず、公共の場での大きな声とバカ話、お隣の国の観光客と
> 大差はないように思えますね!
> ただ、聞き流せず、その度量の狭さを嘆くAzTakさんですが
> 私なんて、更に睨みを利かせたり、事故れ!事故れ!と願ってしまう
> 自分に嫌気が差してます!

ははは、お互いに己を律するのに苦労の日々ですね。

> 「小人の学や耳より入りて口より出ず その差僅か三寸」のような
> 受売りの話しや意味のないバカ話に耳を傾けることなく
> 聞き流せる技量を持ちたいものですね 笑)
> あっ!足腰、ご自愛ください 笑)

足腰の調子を整えるフリをして、先に行かせました。混んでいる狭い歩道なので、追い越しもままなりません。おそらく、私の前を歩いていた人たちが次なる犠牲者になったのかも。
Re: タイトルなし 
みこたんさん、こんばんは。

> おはようございます。鎌倉は奥深い、私は鐘楼フエチでどこのお寺に行っても、鐘楼でお寺の格がわかるような気がします、建物の大小にかかわらず味わいのあるところが好きで、いつたことの無いお寺をAzTakさんのお陰で解説付きで見せていただくことができとてもありがたく思っています。
> 但し余り無理はなさいませんように、後でこたえてきますので。

寅さんの映画に出てくる柴又帝釈天 (帝釈天題経寺)の大鐘楼なんですが、なかなか素晴らしいものです。素晴らしいのは大鐘楼ばかりでなく、お寺全体が素晴らしいと思いました。
鎌倉ではありませんが、江戸にも勝るとも劣らない名所がありましたね。
こちらは、江戸の町人の人気の寺院でした。病気平癒、病魔退散、厄除けのご利益があると言うことだったようです。昔は病気になれば、死ぬしかないような状況だったでしょうから、…。
Re: タイトルなし 
tugumi365さん、こんばんは。

> 祠堂の色彩の豊かなこと・・ 建った時には、さぞ奇麗だったんでしょうね。

だと思います。せっかくの美しい祠堂なので、何とかふさわしい外観の鞘堂で覆い、小窓からでもきちんと眺められるようにしたら良いのにと思います。

> 生まれてこないはずの子供、可哀そうな運命ですね。勉強になりました。鎌倉の素敵なところを興味をもって拝見しています。

お勝の方の執り成しで、水戸徳川家がうまく廻りだしました。そして、兄の松平頼重公と弟の徳川光圀公との関係も非常にうまくいったようです。下の関係図を見ればわかるかと思います。関係者が揃って知恵者だったのかもしれません。

初代(藩主) 頼房 - 威公
 松平頼重(高松藩初代藩主)
  綱方(光圀の養子になったが早世したため、代わって綱條が養子となった)
  綱條(水戸藩3代藩主 徳川綱條)
  頼侯(高松藩3代藩主松平頼豊の父、水戸藩4代藩主徳川宗堯の祖父)
 光圀(2代)
 松平頼元(常陸額田藩主→守山藩)
 松平頼隆(常陸府中藩初代藩主)
 松平頼雄(宍戸藩初代藩主)

2代(藩主) 光圀 - 義公(通称・水戸黄門)
 松平頼常(高松藩2代藩主)

3代(藩主) 綱條 - 粛公(支藩高松藩からの養子、光圀の兄の子にあたる)
 吉孚(夭折)

4代(藩主) 宗堯 - 成公(支藩高松藩主長男から襲封、正室は吉孚の子)
 宗翰(5代)

Re: 今晩は! 
yosaku03さん、こんばんは。

> 鎌倉は神社仏閣が多いですね、どの位有るのでしょうか?

数えたことがありませんが、私でも数えられるくらいの数になってしまったようですね。昔は塔頭がかなりありました。

> 私が見たのは鎌倉八幡宮と長谷寺、大仏様があるお寺(名前は?)だけです。

大仏のある寺は、大異山高徳院清浄泉寺です。この寺の名前をご存じの方はごくごく少ないと思います。
それくらい抑えておけば、十分なのでは。

> それにしても良く歩かれますね。
> 私は出来るだけ歩かないよう気をつけています。
> 寒くなってきましたので体調を崩さないよう気をつけてお出かけ下さい。

有難うございます。私の場合は、歩かないと、却って本当に歩くことができなくなりそうなので、過度にならない程度に歩くつもりでいます。ここは、それぞれの事情に合わせたいきかたでいきましょう。
Re: こんにちは 
土佐けんさん、こんばんは。

> 神社仏閣の山門って僕は好きです^^
> さすが、徳川家縁ですね~
> 葵のご紋が光っています^^

徳川一門の三つ葵はあまりに有名ですね。こちらは、徳川家でも水戸の徳川家なので、将軍家のそれとは微妙に違うもののようです。どこが違うかは私にはうまく説明できません。形態把握能力に欠けるのです。m(_ _)m
Re: AzTakさん 
のんびり熊さん、こんばんは。

> 英勝寺の山門、良いですねえ垂木の作り方が、上と下で違っています。
> 上下同じようにするのかと思いますが、これも面白いです。
> 鐘楼も素敵ですねえ

ははは、観察が細かいですねえ。私は形態把握能力に欠けるところがあり、一定以上のレベルのものは、皆素晴らしいものとしか判別できません。

小型の東照宮という趣がありますね。

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