散歩三昧

散歩や旅行の合間に撮った写真に簡単な説明を加えました

 

北鎌倉駅から鎌倉駅まで歩く(6)

海蔵寺
建長5(1253年)年に鎌倉幕府六代将軍の宗尊親王の命によって建立された寺院。歴史に疎い私めは、4代目以降の将軍はお飾りだが、公家や皇族が就任していたことを認識していなかった。六代将軍の宗尊親王もその一人だったが、執権の北条氏にいいようにあしらわれても、ある程度の筋を通したのだろうか?
また、室町時代の応永元年(1394)になって、関東菅領・足利氏満の命により、執事の山内上杉憲定が再興したのではなく空外和尚を開山として創建したという説もあるようだ。真偽の程は私にはわからない。
ともかくも非常に美しい寺院だ。時間があれば、ぜひ一度拝観されることをお勧めしたい。

山門
実に古い門のようだ
山門_1
山門_2
山門_3
山門_4
四脚門。修理時に台輪(柱上に渡す水平材)から応仁2(1468)年の墨書が発見されたが、現在の門は大部分の材が江戸時代のものとなっているそうだ。
山門_5
山門_6
本堂
見た瞬間に魅入られた。それ程美しいフォルムだ。
本堂_1
本堂_2
書の衝立が置かれてあった。達筆すぎて読むことができない。奥の庭が見えているが、立入禁止になっている。残念だ。
本堂_3
庫裡
天明5(1785)年の建立だそうだ。231年前の建物だ。本堂ではなく、庫裡のほうが茅葺きのまま残っているのは、ちょっと意外で驚いた。
庫裡
仏殿(薬師堂)
中央に本尊の薬師如来坐像が安置され、その両脇に日光菩薩像と月光菩薩像、さらにその脇には十二神将像が並んでいる。堂は安永6(1777)年または同7年に浄智寺から移築したものと伝えられる。天正5(1577)年の棟札が残るが、移築時に大幅な修理が加えられているそうだ。いまはそれがあると文化財指定が難しいようで、ちょっと残念なことだ。今から239年前に既に築後200年を経過している仏殿を移築したのだ。大幅な修理はやむを得ないところかもしれない。
浄智寺の曇華殿と感じがそっくり。浄智寺の伝統なのかと思った。
本尊薬師如来坐像の胎内には、源翁和尚(空外)が赤児の泣き声を頼りに土中から掘り出したと伝える仏面を納めていて、その伝説から啼薬師(なきやくし)、児護薬師(こもりやくし)と通称するそうだ。

仏殿(薬師堂)_1
仏殿(薬師堂)_2
仏殿(薬師堂)_3
仏殿(薬師堂)_4
仏殿(薬師堂)_5
美しい庭と草花
東国花の寺百ヶ寺の一ヶ寺。お庭が整備され、花さんがきれいに咲いていた。
美しい庭と草花_1
美しい庭と草花_2
美しい庭と草花_3
美しい庭と草花_4
美しい庭と草花_5
鐘楼
立派な鐘楼があるのにびっくり
鐘楼
通用門かな?
通用門かな?_1
通用門かな?_2
底脱(そこぬけ)ノ井
鎌倉十井(じっせい)の一つ。傍らに立つ説明板には、安達泰盛の娘千代能が『千代能がいただく桶の底脱けて、水たまらねば月もやどらず』とうたったことが由来とあった。もしくは、上杉家の尼が『賎の女が戴く桶の底ぬけてひた身にかかる有明の月』と詠んだことによるともいわれる。
底脱(そこぬけ)ノ井_1
底脱(そこぬけ)ノ井_2
十六ノ井
摩訶不思議な世界に迷い込んだような気がした。奥の正面には観音菩薩立像が祀られているのが何とか見えた。その左手の窪みには、阿弥陀三尊来迎図が彫られた嘉元四(1306)年の銘のある板碑がはめられてあったが、現在は鎌倉国宝館に寄託しているそうだ。その板碑があることで、鎌倉幕府六代将軍の宗尊親王の命によって建立された寺院であると私は考えたい。が、運搬可能なものだけに、論拠としては弱いかなあ。
十六ノ井_1
十六ノ井_2
十六ノ井_3
十六ノ井_4
十六ノ井_5
十六ノ井_6
十六ノ井_7
十六ノ井_8
駐車場
いくつもあった塔頭の名残だろうか。巨大なやぐらがあったのに驚いた。
駐車場

海蔵寺はこぢんまりとしたお寺だが、四季の草花が絶えない花寺として人気がある。特に4月に見頃を迎える「カイドウ」と、9月に見頃を迎える「ハギ」が有名で、この時季は多くの観光客が訪れる。いつ訪れても季節の花に出会うことができる。
海蔵寺は臨済宗建長寺派の寺である。この寺は、建長五年(1253)に鎌倉幕府六代将軍宗尊親王の命によって、藤原仲能(道知禅師)が願主となって、七堂伽藍の大寺を建立したが元弘三年(1333)5月、鎌倉滅亡の際の兵火によって全焼してしまった。
室町時代の応永元年(1394)になって、関東菅領・足利氏満の命により執事の山内上杉憲定が再興。薬師如来を本尊とする大寺で盛時には谷戸一帯に塔頭が立ち並ぶ程であったが、今はことごとく廃絶してしまった。
本尊は薬師如来(胎内に啼薬師を納めている)。


海蔵寺から英勝寺に向かう道中
海藏寺はかなり奥まったところにある。戻るときも々分岐点まで戻らなければならない。静かな道だ。
綺麗な花さんだ
綺麗な花さんだ_1
綺麗な花さんだ_2
武田流弓馬道教場
う~~ん、ここにあったのか。此処でできる稽古って何だろうか。回転する木馬の上から弓を射る練習かなあ。
武田流弓馬道教場

Comments

底脱の井 
鎌倉は歴史の宝庫ですね。歴史好きには 歩くのが楽しいところですね。
桶の底が抜けて水に月も映らない・・・じゃなくて 心のわだかまりが解け 悟りが開けたなんて 奥が深い歌なのですね。 そのまんましか 感じ取れない私です。
興味 
私は、長谷の鎌倉文学館に興味を持ちました。今度、尋ねてみます。情報提供感謝します。良き一日をおすごしください。
こんにちは! 
AzTakさん、こんにちは!
google mapでAzTakさんの足取りを確認してみました♪
行ったり戻ったり大変でしたね!
海蔵寺の次は何処へ? 
AzTakさんのコース予測も興味津々です 笑)
今は少し静養中のようですが、これだけ歩けば
足腰も悲鳴をあげると思います!
いったん戻って、化粧坂切り落とし、源氏山公園から日野俊基の墓か
それとも英勝寺、寿福寺、八坂大神に向かうのでしょうか?
次回が楽しみです♪
 
こんにちは。
十六ノ井は本当に不思議な井戸ですね。
いまだに真相は不明だそうですが
不明のままの方が謎めいていい場合もありますね。

ryu
AzTakさん,今晩は。 
AzTakの歴史探訪は絵作りの上手さは勿論・根気・多夫・知識と共に体力が必要ですね。
議題が変わるたびに強く感じます。
いつも感心して拝見させて頂いております。
お元気に万歳,拍手です。
AzTakさん 
こんばんは
海蔵寺、熊好みの素晴らしい寺院ですね。
鐘楼などは是非とも見たいですねえ。
Re: こんにちは! 
> AzTakさん、こんにちは!

makiraさん、こんにちは。

> google mapでAzTakさんの足取りを確認してみました♪
> 行ったり戻ったり大変でしたね!
> 海蔵寺の次は何処へ? 
> AzTakさんのコース予測も興味津々です 笑)
> 今は少し静養中のようですが、これだけ歩けば
> 足腰も悲鳴をあげると思います!
> いったん戻って、化粧坂切り落とし、源氏山公園から日野俊基の墓か
> それとも英勝寺、寿福寺、八坂大神に向かうのでしょうか?
> 次回が楽しみです♪

つまらないコースをたどってばかりで恐縮です。

今日は、円覚寺と建長寺との風入れに行ってきました。昨3日から明5日までのイベントで、祝日と週末とを避けたので、ピンポイントで今日にしました。
両方の寺が拝観料のほかに風入れの宝物を特別拝観するのに500円かかり、しかも撮影禁止でした。
円覚寺は拝観の栞に多少なりとも写真が入っています。神奈川県唯一の国宝建築物である舎利殿などが拝観できました。しかも写真は撮り放題でした。
建長寺は拝観の栞にまったく写真が入っていません。興味あるものは国立博物館貸出中とかで、ポツポツ抜け落ちています。この日の収穫は、けんちん汁を食したことと、心字池を良い角度から撮影できたことです。また、熱心な宝物絡みの講釈などもあり、聴き応えがあるようでした。
もし、明日おいでになるなら、円覚寺だけで良さそうに思いました。

PS.今日は久しぶりに足がかなり不調。足の運びがゆっくりしかできませんでした。そういうときに限って、嫌な会話が聞こえてくるものです。建長寺に向かう細い歩道で私の後ろを歩く婦人の馬鹿馬鹿しい会話が、どうにも耳障りでなりませんでした。かなりの大声で実にくだらない内容。ああいう人たちの子供がお受験の勝者になるんでしょうか。絶対に落ちこぼれ間違いなしだな、などと勝手に思いました。
私も人間ができていない。聞き流す器量に欠けるようです。
こんにちは。 
鎌倉は歴史好きの方には訪れたい地のベスト上位に入る所ですね。
日本の原点風情がここにある気がします。
Re: 底脱の井 
tugumi365さん、こんばんは。

> 鎌倉は歴史の宝庫ですね。歴史好きには 歩くのが楽しいところですね。

150年もの間、京都を気にしながらも、独自のやり方を貫こうとした幕府があったところです。多少なりとも歴史が残っているのは、当然なのでしょうね。帰宅してから調べるのは結構楽しいです。ですが、いつまでも考えがまとまらず、自転車操業ばかり。かなり焦っています。

> 桶の底が抜けて水に月も映らない・・・じゃなくて 心のわだかまりが解け 悟りが開けたなんて 奥が深い歌なのですね。 そのまんましか 感じ取れない私です。

私も右に同じです。詠んだ当人も、『ええっ、そんな深い解釈にしてしまうの』と驚いているかもしれませんね。
Re: 興味 
senri32さん、こんばんは。

> 私は、長谷の鎌倉文学館に興味を持ちました。今度、尋ねてみます。情報提供感謝します。良き一日をおすごしください。

鎌倉文学館は前田侯爵の鎌倉別邸だったところです。瀟洒な洋館が見えてくるので、胸がときめく感じです。建物そのものの外観はいくら撮っても構わないのですが、館内の撮影は禁じられているようです。
文学作品の問い合わせなどは文学館へと書いてありましたが、そんなに大上段に構えてよいのでしょうかね。私が責任者だったら、該当の文言は削除させますが、論破されないだけの自信があるのでしょうか?
こんばんは 
最後の弓馬道場に目が止まりました。
僕は柔道や剣道など、道 がつく武道が好きです^^
ちなみに僕も昔、空手道にまい進していました^^
Re: タイトルなし 
> こんにちは。

tgryuさん、こんばんは。

> 十六ノ井は本当に不思議な井戸ですね。
> いまだに真相は不明だそうですが
> 不明のままの方が謎めいていい場合もありますね。
>
> ryu

自分で取り上げておきながら、十六ノ井のことはチンプンカンプンです。かなり暗い洞内なので、『撮れるかなあ』ってことだけが気になって。何がわからないのかもわからないままに退散しました。
Re: AzTakさん,今晩は。 
yatyou1116さん、こんばんは。

> AzTakの歴史探訪は絵作りの上手さは勿論・根気・多夫・知識と共に体力が必要ですね。
> 議題が変わるたびに強く感じます。
> いつも感心して拝見させて頂いております。
> お元気に万歳,拍手です。

そんなにおだてないで下さい。豚も木に登ってしまうかも。私の場合はカバでしょうか。(^_^;)
しょっちゅう肝心なシーンの撮り漏れとか、ピンぼけとかで、そこをごまかして、ボロが出ないようにしています。本当はきちんと撮りさえすれば、あとで焦らずに済む筈なんですが。
Re: AzTakさん 
> こんばんは

のんびり熊さん、こんばんは。

> 海蔵寺、熊好みの素晴らしい寺院ですね。
> 鐘楼などは是非とも見たいですねえ。

いかにも骨太と言った感じのお寺さんでした。拝観料の徴収もなく、一体これでやっていけるのかとこちらが心配になるほどです。年に一度、市の呼びかけに賛同して、特別公開の期間があるようです。行ってみたいものです。
鐘楼はとんでもなくがっしりしたものでした。熊さんが相撲をとっても、簡単にひっくり返されそうです。まあ、文化財ですから、無謀な真似は厳禁ですが。
Re: こんにちは。 
S-masaさん、こんばんは。

> 鎌倉は歴史好きの方には訪れたい地のベスト上位に入る所ですね。
> 日本の原点風情がここにある気がします。

それまで何もなかった鎌倉の地にいきなり幕府を開いてしまったんですから、京都の京都人には仰天動地の出来事でした。初めての武家政治だったので、肩肘張って何とかやっていた。そんなふうに見えます。
今日、建長寺の風入れに行き、熱弁を振るっている人の話を小耳に挟んだら、鎌倉は京都ではなく、奈良とより文化的な繋がりがあったようなことを説明していました。そういう解釈もあるのかなあと思いながら、…。
Re: こんばんは 
土佐けんさん、こんばんは。

> 最後の弓馬道場に目が止まりました。
> 僕は柔道や剣道など、道 がつく武道が好きです^^
> ちなみに僕も昔、空手道にまい進していました^^

オバマ米大統領訪日時、明治神宮で流鏑馬を披露したのが、この流派らしいです。『弓馬道』と称しているんですね。確かにそのとおりなんですが、…。やっぱり行き着く先は流鏑馬でしょうかね。
こんにちは 
海蔵寺さん素敵ですね、今度行ってみます。
以前、逗子海岸で流鏑馬を見たことがあるのですが、もしかしたらこちらの写真の『武田流』さんだったのかな。


Re: こんにちは 
うづらさん、こんにちは。

> 海蔵寺さん素敵ですね、今度行ってみます。

行った時期に何かお花が咲いていればいいですね。

> 以前、逗子海岸で流鏑馬を見たことがあるのですが、もしかしたらこちらの写真の『武田流』さんだったのかな。

そうみたいですね。明治神宮、鶴岡八幡宮、三嶋大社、…という風に湘南地区の流鏑馬をしきっているようです。あとは、上賀茂神社笠懸神事も手がけているようです。
武田流には、幾つかの団体があるようです。この大日本弓馬会が大手のようです。馬事公苑で行われているのは、その分家に当たる日本古式弓馬術協会(武田流鎌倉派)のようです。

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