散歩三昧

散歩や旅行の合間に撮った写真に簡単な説明を加えました

 

北鎌倉の寺院を見て歩く(4)

円覚寺(4)
洪鐘[おおがね](国宝)
洪鐘は山上にあるので、息せき切って登らなければならない。それまでもウロチョロと歩き回った身には、これが案外きつかった。一体これをどこで鋳造したのだろうか。山上では防火上、危なくて作業するのは無理だっただろう。出来上がったものを担ぎ上げたのだとすれば、相当な急傾斜を超重量物の運搬したことになる。さぞかし大変だったことだろう。
洪鐘[おおがね](国宝)_1
一番上から、右折してまた階段がある
洪鐘[おおがね](国宝)_2
人物がかすかに見えるところで、キックした後の階段を上から見た様子
洪鐘[おおがね](国宝)_8
関東で最も大きい洪鐘なんだそうだ。みんな同じくらいの大きさに見えるが、そうでもないようだ。
洪鐘[おおがね](国宝)_3
たしかに大きいかなあ。余計なお世話かもしれないが、鐘撞き棒は新調したほうが良さそうだ。
洪鐘[おおがね](国宝)_4
洪鐘[おおがね](国宝)_5
洪鐘[おおがね](国宝)_6
洪鐘[おおがね](国宝)_7
関東で最も大きい洪鐘(高さ259.5cm)で、国宝に指定されています。円覚寺の開基である北条時宗の子である貞時が正安3(1301)年、国家安泰を祈願して寄進したものです。物部国光が鋳造したもので、刻銘の銘文撰者は、当時円覚寺の住持だった西澗子曇(せいかんすどん)です。形が雄大でありながら細部にまで緻密な神経がゆきわたっている、鎌倉時代後期を代表する梵鐘です。
『皇帝万歳 重臣千秋 風調雨順 国泰民安』 (西澗子曇銘)


弁天堂
鋳造を頼まれた物部国光は、大きな鐘のため二度の失敗を繰り返す。苦悩するさまを見た寄進主の北条貞時が七日七夜江ノ島弁財天に参籠した。その加護によって三回目の鋳造で成功したのだという。北条貞時は、洪鐘鋳造の成功に感謝して弁天堂を建立した。此処まではよくある話。
不思議に思うのはここから。江ノ島にあった弁財天が円覚寺の鎮守として祀られた、ということ。寺院にも鎮守が必要だったようだ。

弁天堂_1
弁天堂_2

周囲の景観
見回すと立派な住宅が沢山。しかし、毎日あそこまで上り下りをするのは大変そうだ。大きな建物は北鎌倉女子学園の校舎の一部だろう。
周囲の景観_1
少しだけ左側には東慶寺(縁切り寺)かな。不届き者の侵入を阻むだろうし、逃げ込んだものの逃走をも許さない。そんな地形かなあ。
周囲の景観_2
円覚寺境内の花さんたち
ごく普通の花さんがごく自然に咲いていた。ほっとする感じだった。9月末日撮影
円覚寺境内の花さんたち_1
円覚寺境内の花さんたち_2
円覚寺境内の花さんたち_3
円覚寺境内の花さんたち_4
円覚寺境内の花さんたち_5

松嶺院(しょうれいいん)
中興開基は足利晴氏の姪松嶺院妙円尼。足利勢と零落した鎌倉の寺院との繫りが切れずにいたようだ。公開時に行ったことがないので、いつも、外観を眺めるだけ。どんなふうなのかなあ。
松嶺院(しょうれいいん)
第150世叔悦禅懌(しゅくえつぜんえき)の塔所。本尊は釈迦如来。もとの不閑軒。観光的には牡丹の名所として知られ、開高健(作家)、田中絹代(女優)、佐田啓二(俳優)、坂本堤(弁護士)など著名人の墓があることでも知られる。有島武郎はこの寺にしばしば逗留し、『或る女』などを書いた。寺内は通常は非公開だが例年春と秋に期日を限って公開される。

最後に円覚寺の境内の位置関係を再確認されたい。
円覚寺の境内の位置関係

次回は明月院(あじさい寺)を取り上げる。

Comments

おはようございます! 
Aztakさん、おはようございます。
Aatakさんが行かれた雅叙園の和の灯りをアップしましたが
AzTakさんほどは詳しく説明もアップも出来ませんでした 泣)
説明と言えばAzTakさんの下調べや事後の調べものには頭が下がります。
結構時間がかかりますよね!
横着な私には花以外の説明は難しいです 笑)
北鎌倉の寺院、横浜異人館のようにゆっくりと散策してみたいものです!
いつも駆け足撮影で、記憶も薄れています 汗)
 
こんにちは^^
円覚寺は私も前一度だけ行って写真を撮りましたが、AzTakさんの視点がいろいろな意味合いでベストですね^^
ちゃんと知識があった物を撮っていると、こんなにお寺って面白いものなんだって思います。
しかもちゃんと観察されていらっしゃる。
確かに、あの鐘をつく棒は変えてもいいかもしれませんね。
この坂のぼるの、大変だったのを思い出しました^^;
 
こんにちは。
国宝ともなれば勝手に修復はできないでしょうが
鐘衝き棒も国宝なんでしょうかね(^_^;)。
これだけ朽ちているってことは常時衝くことなは無いんでしょうね?

ryu
こんばんは 
物凄い階段ですね!
神社仏閣には僕も助手も大好きなのですが
助手は階段を見ると「下で待ってる」と言いますw
この階段は僕も足にミがはいりそうですw
Re: おはようございます! 
> Aztakさん、おはようございます。

makiraさん、こんばんは。

> Aatakさんが行かれた雅叙園の和の灯りをアップしましたが
> AzTakさんほどは詳しく説明もアップも出来ませんでした 泣)

いやはや素晴らしい画像で感激しました。一応、私も写真のブログとして登録していますが、肝心の写真がぼろぼろで、お恥ずかしい限りです。

> 説明と言えばAzTakさんの下調べや事後の調べものには頭が下がります。
> 結構時間がかかりますよね!
> 横着な私には花以外の説明は難しいです 笑)

わたしは、何か見て、疑問が起きると放置できない困った性格なんです。読み飛ばして下さい。

> 北鎌倉の寺院、横浜異人館のようにゆっくりと散策してみたいものです!
> いつも駆け足撮影で、記憶も薄れています 汗)

そうですね。

PS.眩しい写真防止デCPLフィルター装着で行ってみようと思います。今日、紀尾井町界隈で確認した限りでは、結構高価がありそうな気がしました。
Re: タイトルなし 
> こんにちは^^

八咫烏さん、こんばんは。

> 円覚寺は私も前一度だけ行って写真を撮りましたが、AzTakさんの視点がいろいろな意味合いでベストですね^^
> ちゃんと知識があった物を撮っていると、こんなにお寺って面白いものなんだって思います。
> しかもちゃんと観察されていらっしゃる。

芸術的な写真は全く撮れないと諦めています。それより、ど下手ですが、後で自分でスケッチできるような写真を撮っておこうと思っています。

> 確かに、あの鐘をつく棒は変えてもいいかもしれませんね。

あれでついたらちびってしまいますよね。

> この坂のぼるの、大変だったのを思い出しました^^;

八咫烏さんなら軽く息が乱れる程度でしょう。私は太極拳の呼吸法で息の乱れを整えようとしましたが、やっぱり相当な時間がかかってしまいました。
Re: タイトルなし 
> こんにちは。

tgryuさん、こんばんは。

> 国宝ともなれば勝手に修復はできないでしょうが
> 鐘衝き棒も国宝なんでしょうかね(^_^;)。

どうなんでしょうね。本体と密接不可分のものですが、指定の範囲には含まれないんだと思います。
一応は関係の役所の窓口には通知するとは思いますが、お寺さん側の判断で更新できるとは思います。(←私の勝手な思い込みかもしれません)

> これだけ朽ちているってことは常時衝くことなは無いんでしょうね?
>
> ryu

永平寺に行ったとき、『禅寺は鳴り物で行動するシステムになっている。なので、勝手に鐘などを着いたり鳴らしたりしないように』と釘を差されたことがありました。寺のシステムに使用する小さな鐘は別途あるんでしょう。
多分、お互いに考えるのは除夜の鐘でしょうね。
近くの建長寺の鐘も相当大きな鐘です。国宝の鐘を両方共鳴らしたら、輻輳して混乱してしまいそうです。どのように調整しているんでしょうね。
Re: こんばんは 
土佐けんさん、こんばんは。

> 物凄い階段ですね!
> 神社仏閣には僕も助手も大好きなのですが
> 助手は階段を見ると「下で待ってる」と言いますw
> この階段は僕も足にミがはいりそうですw

あはは、見かけほど厳しくはありません。灯台に至る階段には厳しいものがありますが、それらから比べれば、楽勝です。
と言いながら、ゼイゼイと息を乱しちゃいましたが。(^_^;)

PS.次回は少しだけきれいな写真が出てきます。ごく一部です。

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