散歩三昧

散歩や旅行の合間に撮った写真に簡単な説明を加えました

 

またもや日本民家園に行ってきた(15)

(19)岩澤家住宅(県重文)
この住宅は神奈川県愛甲郡清川村にあった。清川村は、2016年4月現在、神奈川県唯一の村であり、県内の市町村では最も人口が少ない。が、宮ケ瀬湖があり、規模と位置の割には有名な村だ。
川崎市教育委員会のHPによれば、梁は太く、梁組は豪快だが、虫害等による再用不能の材も多く、移築修理時にかなりの梁が新材に置き換えられているそうだ。山間の土地だから、いくら野鳥さんが頑張っても、虫食いの被害は免れなかったのだろうか?

元の在り処
山の中だ。今でも村のままだということがよく分かるロケーションだ。だが、『村』として単独でやっていけるのは、三浦郡葉山町と同様に、それだけ裕福な土地なのかもしれない。PDFファイルを借用。
元の在り処_1
元の在り処_2
間取り
間取り
外観
臨時の補修がなされた状態になっていた。いずれ、本格的な修理が入るのだろう。茅葺屋根の真上が霞んだようになっているのは、中で囲炉裏に火をくべているからだ。
ダイドコロの周囲の外壁は、竹材で覆ってある。そうしてある理由は何だろうか?北東側の防寒及び風雨対策なのだろうか?

外観
屋内の様子
ダイドコロ(ドマ)
かなり広い空間になっている。ホイロがでんと置かれてあるのも印象的。
ダイドコロ(ドマ)_1
ダイドコロ(ドマ)_2
ホイロは昔の手揉み茶の製造装置だ。お茶は重要な収入源の一つだったのだろう。
ダイドコロ(ドマ)_3
ザシキ(ヒロマ)
昔の人は、本当に働き通しだったんだなあ
ザシキ(ヒロマ)_1
上述のとおり、梁は豪快だが、虫食いなどのために、移築時に新材に置き換えられたものがあるようだ。但し、2本の梁行(建物の棟と直角の方向)梁は当初材で、一本の木を半割にして使用しているのだそうだ。半割にしても、これだけのボリューム。かなり、ごつい感じだ。桁行 (けたゆき) の3本の梁はおそらく、新材だろう。この部屋は、夏は風通りが良くて快適だったことだろう。
ザシキ(ヒロマ)_2
ザシキ(ヒロマ)_3
ザシキ(ヒロマ)_4
デエ
客間なので畳敷きになっている
デエ_1
ヘヤとの出入り口の右に押板がある。床の間の前身のもの。
デエ_2
デエは客座敷だが、床の間はなく、かわりにヘヤとの境に押板を設ける。県内の古民家では、押板はザシキとヘヤ境のザシキ側に付けられるのが通例だから、この形式は特異である。
ヘヤ
寝室兼納戸かな
ヘヤ

茶畑に囲まれた山間の農家
この建物は、名主もつとめた農家の家でした。谷間の斜面に敷地をひらき、江戸時代は炭焼きを中心に、焼畑農業や林業を仕事にしていました。
屋根は、典型的な入母屋造です。間取りは、「ザシキ(居間)」「デエ(座敷)」「ヘヤ(寝室)」からなる広間型三間取りです。しかし、園内に移築された他の神奈川県内の古民家には見られない特徴がいくつかあります。まず、デエの正面を半間後退させ、ここにザシキへの出入口を設けています。また、デエには押板(おしいた、床の間の前身)を備え、ヘヤにはザシキからだけでなくデエからも出入りできるようになっています。

Comments

こんばんは! 
AzTakさん、こんばんは!
相馬野馬追が終わったら、雅叙園、九品仏~目黒自然教育園、
そしてまたもや日本民家園と息つく暇もないくらいに
動き回っていますね♪ 
何回も行かれている日本民家園ですが、行かれる度に
新しい発見があるようで、それだけ魅力的な撮影地なんでしょうね♪
あっ!↓の花は大葉擬宝珠(オオバギボウシ)の蕾ですよ♪ 笑)
いつもありがとうございます。
 
上コメントのmakiraさんもおっしゃっているように、
興味深い古民家あり、馬追いあり、自然教育園のお花ありと、
いつも楽しみにブログを開いて、ふんふん、なるほど〜
と見させていただいてます。
(オリジナル高校数学のブログ、私もたまにやっています♪時間かかりますが苦笑)
 
こんにちは
>清川村は、2016年4月現在、神奈川県唯一の村
これは初めて知りました。
毎回とっても勉強になります。
それにしても、AzTakさん、すごい行動力ですね。
次から次へと知識が湧き出てくるかのように、様々なところを訪問され、
しっかりそれを写真に収める姿勢に感服します^^
 
こんにちは。
岩澤家住宅は名主をつとめたことのある名家のようですが
福島県の一般的農家より部屋数も少ないですし
建物じたいが小振りですね。
やはりかなり山奥なので土地は痩せ収入もあまり多くなかったのかな。
名主でこの程度ですから小作だったらさぞ貧素だったんでしょうね。


ryu
今日は! 
古民家へ行かれたんですね。
古民家の場所などを調べるのは大変だと思いますが・・・・
まだまだ古民家が沢山残っているんですね、驚きです。
AzTakさん 
こんばんは
昔の人は働き者だったんですね
囲炉裏端でくつろぐヒマなど無かったでしょう
そんな暇が有れば藁を打ち、それで縄を綯い、藁でいろんな加工品を作ったりしたんでしょうね
お茶が採れれば、お茶にしたり、現金収入だったのかも知れません
 
古いもので、使えないものを、使えるようにするのが大好きです。
こんばんは 
古民家で囲炉裏に火が熾っていると
僕も助手も嬉しいんです^^
あの火で魚を焼くと美味しいだろうな~~
Re: こんばんは! 
> AzTakさん、こんばんは!

makiraさん、こんばんは。

> 相馬野馬追が終わったら、雅叙園、九品仏~目黒自然教育園、
> そしてまたもや日本民家園と息つく暇もないくらいに
> 動き回っていますね♪ 

同じ所に何度も行くと、必然的に記事量が減ってしまいます。仕方なく、あれやこれや回らなければなりません。
できれば、新しい訪問先を見つけたいところですが、なかなかめぼしいところがありません。

> 何回も行かれている日本民家園ですが、行かれる度に
> 新しい発見があるようで、それだけ魅力的な撮影地なんでしょうね♪

私には面白い行き先ですが、流石に再度取り上げるのは、…。
今まで多少なりとも土地鑑のあった神奈川を中心にとりあえてきましたが、これからは、東京、埼玉、千葉も取り上げていこうかと。自分の中で、今まで行ったことがないところに行ってみたい欲求がかなり膨れ上がってきています。

> あっ!↓の花は大葉擬宝珠(オオバギボウシ)の蕾ですよ♪ 笑)
> いつもありがとうございます。

有難うございます。実は葉っぱの形からすれば、ぎぼうしが一番かなと当たりをつけ、花を調べたんです。ですが、ギボウシの花って、見間違える筈のない独特の花で、違うのかなあと思いながらも、…。
結局、あの花のように見えたものが花ではなかったんですね。う~~ん、奥が深い世界ですねえ。
Re: タイトルなし 
きらりさん、こんばんは。

> 上コメントのmakiraさんもおっしゃっているように、
> 興味深い古民家あり、野馬追あり、自然教育園のお花ありと、
> いつも楽しみにブログを開いて、ふんふん、なるほど〜
> と見させていただいてます。

馬鹿な爺さんが、今日ももがいています。もう少し、センスなる話ができればいいのですが、…。

> (オリジナル高校数学のブログ、私もたまにやっています♪時間かかりますが苦笑)

そうですか。頑張って挑戦し続けてくださいね。
こちらは、高校数学の範囲の問題は完全スルーです。中学数学の問題が出た時だけ、必死になって見ています。解いていますじゃないのが寂しい限りです。どちらかと言えば、算数レベルです。(^_^;)

しかし、世の中には頭脳明晰な方がいっぱいいらっしゃいますね。あっという間に難問を解かれるんですね。あまりに見事すぎて、悔しいとも何とも思いません。
いま、バイオリズムが低下中なのか、問題を見る気も起きません。バイオリズムがよくても、歯がたたないのでしょうが。
Re: タイトルなし 
> こんにちは

八咫烏さん、こんばんは。

> >清川村は、2016年4月現在、神奈川県唯一の村
> これは初めて知りました。
> 毎回とっても勉強になります。

ははは、『村』は他の都道府県でも少なくなりつつあるようですね。
全然話が変わりますが、『村』を何と読みますか?
私は一律に『むら』と呼びたい方ですが、『そん』と呼ぶ地域もあるようです。気になって、当時はNHKにいた池上くんに聞きました。彼いわく、地域によって呼び方が変わるのだと。清川村は『きよかわむら』ですが、宮崎県の椎葉村は『しいばそん』だとか。

> それにしても、AzTakさん、すごい行動力ですね。
> 次から次へと知識が湧き出てくるかのように、様々なところを訪問され、
> しっかりそれを写真に収める姿勢に感服します^^

有難うございます。少し、新しい行き先を開拓しなくてはいけませんね。
Re: タイトルなし 
> こんにちは。

tgryuさん、こんばんは。

> 岩澤家住宅は名主をつとめたことのある名家のようですが
> 福島県の一般的農家より部屋数も少ないですし
> 建物じたいが小振りですね。
> やはりかなり山奥なので土地は痩せ収入もあまり多くなかったのかな。
> 名主でこの程度ですから小作だったらさぞ貧素だったんでしょうね。
>
>
> ryu

(ΦωΦ)フフフ…、そのとおりだったんでしょうね。それでも、3百年以上経過の古民家ですから、そうショボいものではなかったのかもしれません。他がすごすぎるだけかもしれません。
昔はいざしらず、いまは、観光資源がいっぱいで、潤っている土地だと思います。私も野鳥観察に行ってみたいと思っていますが、肝心の足がありません。(´Д⊂グスン

その昔から、山菜や鳥獣などはいっぱいあったでしょう。現金収入は少なくても、思いの外、暮らしやすい土地だったのかもしれません。

相模川の支流・小鮎川の段丘上に立地し、名主も勤めた家柄という。現在の主屋の建立年時を示す資料はないが、17世紀末頃と推定されている。屋根は移築前は寄棟造だったが、入母屋造に復原されている。
間取りは神奈川の古民家の主流である広間型3間取で、土間(ダイドコロ)と床上3室からなる。生活の中心であるザシキは桁行2.5間が通例だが、当家は3間で、これは上層農家の格式を示すものである。

Re: 今日は! 
hiroさん、こんばんは。

> 古民家へ行かれたんですね。
> 古民家の場所などを調べるのは大変だと思いますが・・・・
> まだまだ古民家が沢山残っているんですね、驚きです。

流石に生活様式がどんどん変わる時代ですから、日に日に残っているものは少なくなっていることでしょう。
この日本民家園は、そういう集合展示施設としては、国内屈指の施設なんでしょうね。一見の価値ありです。
Re: AzTakさん 
> こんばんは

のんびり熊さん、こんばんは。

> 昔の人は働き者だったんですね
> 囲炉裏端でくつろぐヒマなど無かったでしょう
> そんな暇が有れば藁を打ち、それで縄を綯い、藁でいろんな加工品を作ったりしたんでしょうね
> お茶が採れれば、お茶にしたり、現金収入だったのかも知れません

昔は、誰しもが生きるのに一生懸命でなければ、暮らしが成り立たなかったのでしょうね。それからすれば、今の暮らしは随分楽なように思います。
今の時代でも働き者はたくさんいると思います。のんびり熊さんもその一人では。
Re: タイトルなし 
senri32さん、こんばんは。

> 古いもので、使えないものを、使えるようにするのが大好きです。

そういかなくちゃね。
この民家園の場合は文化財そのものなので、修繕したいように修繕するわけには行かないんだと思います。senri32さんのような器用な方が集まり、切磋琢磨して技能を磨き、学芸員などと丁々発止と遣り合いながら、復原させていったのでしょうね。
Re: こんばんは 
土佐けんさん、こんばんは。

> 古民家で囲炉裏に火が熾っていると
> 僕も助手も嬉しいんです^^

私もそうですよ。

> あの火で魚を焼くと美味しいだろうな~~

むかしは、相馬の親戚宅をへめぐるのが私の楽しみでした。色んな食べ物を焼いて食べるのは、美味しい以前に、物珍しく楽しいことでした。
ここで其れを行うのは、文化財ですし、排水設備などもないでしょうから、実際には無理でしょうね。
それでも餅つき大会くらいは行うんでしょうか?管理責任者は気をもむのかもしれませんが。

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