散歩三昧

散歩や旅行の合間に撮った写真に簡単な説明を加えました

 

またもや日本民家園に行ってきた(13)

(22)工藤家住宅(国重文)
古民家の造りとして、合掌造りと共に名高い曲屋。ここには、現存最古の曲屋の一つといえる古民家が移築されている。民家園の中で一番敷地面積の広い家でもある。いつも思うのだが、岩手県の、このだだっ広い家屋に大きいとは言いながら囲炉裏がたった一つとは信じられない程である。薪炭代を心配することもなかったはずで、何故、凍えるような暮らし向きをしていたのだろうか?外部に面する開口部を極力少なくするほかは、冬の厳しい寒さへの対処はほとんどなされていないのだから、相当に我慢強かったのだろうか。
間取り
間取り
外観
大きな家屋なので、画面に入りきらない。何時も驚かされるのが囲炉裏がたった一つだということだ。
外観_1
外観_2
味噌小屋のようだ。屋根のてっぺんはイチハツではない。
外観_3
家屋内部
マヤ
多少なりとも、囲炉裏に近い方に馬さんが繋がれていたようだ。馬さんが大事なので、当然のことだろう。ここでは馬さんに見立てたものが臥せったような格好をしているが、馬さんの寝姿を見たことがお有りだろうか?
マヤ
ニワ
相当に広い。その先にダイドコがあり、底に大きな囲炉裏があるだけだ。雪や雨に濡れて帰ってきても、なんとか過ごせるよううになっていた。
ニワ
ダイドコ
巨大な囲炉裏があった、巨大ではあっても、鍋の大きさで火の大きさが決まるだろうから、そのサイズの大小は暖房上はそれほど効果があるとは思えない。どちらかと言えば、周囲を囲む人の数が多くても大丈夫なようになって居たのだろう。
囲炉裏には自在鉤が設えてあり、鍋の高さを変えられるようになっていた。

ダイドコ_1
ダイドコ_2
当然ながら食器も置くスペースもあった。柱は手斧で仕上げたように見えた。確かに古いんだ。
ダイドコ_3
ジョウイ
家族が休息したり、屋内での作業をする場所だったようだ。部屋の仕切りの上部を見ていただくと、空気が自由に行き来できるようになっている。これで囲炉裏の暖気を屋内全部の行き渡らせたというのだが。
ジョウイ
カッテノマ
カッテノマ
チャノマ
普通は『お茶の間』なのだから、火鉢くらい置いてあっても良さそうに思えるがそういうものはなかったようだ。
チャノマ
ナンド
どこでもそうかもしれないが、窓なし部屋だ。寝室の役目を果たしていたようだ
ナンド
ザシキ
ザシキ_1
ザシキ_2

馬と共に暮らした南部の曲屋
主屋の前に馬屋を突出させたL字型の民家は、旧南部藩領(岩手県)に多いことから「南部の曲屋」として知られています。これは、南部馬の飼育が盛んになる江戸時代中期に工夫された形式と考えられます。宝暦頃に建てられた工藤家は現存最古の曲屋の一つといえます。民家園の中で一番敷地面積の広い家です。
主屋には天井がありません。この地方はもともと天井のない家が多く、厳しい冬場は囲炉裏の火で家全体を暖めながらすごしました。ダイドコの囲炉裏はニワからも利用することができます。ダイドコとジョウイは日常生活の場、ナンドは寝室です。ザシキは床の間も備えた特別な部屋で、この広い家で唯一畳が敷かれています。

Comments

調べるヒントが沢山ある 
ダイドコ。いつから、ダイドコロになったのか調べておきましょう。勉強になります。
 
こんにちは。
寒さに関しては福島県も似たようなもんだと思います。
浜通りは温暖ですが阿武隈山地から西側は相当寒いですが
昔の暖房は茶の間にある掘りごたつ一つが一般的でしたよ。
昭和40年代頃まではみなさん辛抱強かったと思います。

ryu
 
梁の太さは重層感がありますねえ。
最近ではこんな太い梁は見なくなりましたが昔の大工さんの
技術力には感心します。
Re: 調べるヒントが沢山ある 
senri32さん、こんばんは。

> ダイドコ。いつから、ダイドコロになったのか調べておきましょう。勉強になります。

最近の使われ方は、台所は厨房のことを指すのがほとんどでしょう。ダイドコは地方でよく使われる省略形のように思います。
台所は火の車というような使い方は、あまりされなくなってしまいましたね。封建制が崩壊して久しいからでしょうか。
Re: タイトルなし 
> こんにちは。

tgryuさん、こんばんは。

> 寒さに関しては福島県も似たようなもんだと思います。
> 浜通りは温暖ですが阿武隈山地から西側は相当寒いですが
> 昔の暖房は茶の間にある掘りごたつ一つが一般的でしたよ。
> 昭和40年代頃まではみなさん辛抱強かったと思います。
>
> ryu

我慢比べをしても始まらないのでしょうが、日本民家園の古民家で囲炉裏が一つしか無いのは、他になかったように記憶しています。それで驚いています。更に家屋が他よりもかなり大きいんです。それにシバレル岩手県(旧南部藩領)ですから。悪条件が重なっても、ひたすら我慢でしょうかね。う~~ん。
Re: タイトルなし 
ララさん、こんばんは。

> 梁の太さは重層感がありますねえ。
> 最近ではこんな太い梁は見なくなりましたが昔の大工さんの
> 技術力には感心します。

見るからにガッチリした家屋だと思いました。そして、家屋上部の垂直面を骨組みだけにし、熱せられた空気が家屋の隅々にまで行き渡らせることができるようにしたんでしょう。下部の垂直面にはしっかりと仕切りが入る。この組み合わせで、寒さを凌ぐことが出来たのでしょうか?大した知恵ですね。

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