散歩三昧

散歩や旅行の合間に撮った写真に簡単な説明を加えました

 

またもや日本民家園に行ってきた(6)

(8)山田家住宅(県重文)
前回取り上げた江向家住宅で、主婦に使いやすくなっていると評価した。その伝では、こちらの山田家住宅は、更に主婦に使いやすくなっていると評価したい。
水舟があるのは江向家と同様だ。こちらが優れていると思ったのは、台所兼作業場として使用される『うすなわ』と呼ばれる間に板の床が張られている。主婦はそこに腰掛けて炊事ができるような仕掛けになっている。水舟の周りが掘りごたつのようになっているので、腰掛けることが可能なのだ。これは非常に優れた仕掛けだと思う。

間取り
間取り
外観
高床式住宅
かなり床が高くなっている。そのことに留意しておいてほしい。
外観_1
外観_2
左手にある小さな合掌造り
肥料小屋を兼ねた便所。伊達や酔狂で造ったものではないようだ。
外観_3
外観_4
家屋内部
うすなわ
板張りの台所兼作業場。腰掛けて炊事支度を出来るのが秀逸か。武者窓は南と西の方角に。
家屋内部_1
おまえとぶつま
大きく豪華な仏壇が目立つ
家屋内部_2
家屋内部_3
おいえ
うすなわとの段差にびっくりさせられる。床面がかなり高いのは、火薬の原料となる塩硝を作っていたためと考えられているそうだ。立っていたボランティアのおじさんに懇切丁寧な説明を受けた。
家屋内部_4
火棚が吊ってあった。ここでは、塩硝が作られていたそうだから、火を出さないことに注意していたのだろう。また、無駄に板の間が広い感じだが、実はこの床板を外して、地中に塩硝を造る仕掛けがあったためのようだ。囲炉裏の熱は、床下における塩硝材料の発酵を促す役目を果たしてもいたようだ。塩硝づくりは堆肥づくりの応用だそうだ。堆肥づくりの中に「化学」を見出し、塩硝づくりの手法を完成された先人の知恵は感嘆するに余りあるものだと下記URLの文中に記載されていたが、本当にそうだと思う。
家屋内部_5
でい
でいからおまえやぶつまを見た様子。でいは家族の寝室だったようだ。梁は太く丈夫。
家屋内部_6
家屋内部_5
まや
本来は馬を繋いでおく場所だが、塩硝の作り方を説明するセットが用意されていた。
家屋内部_6
家屋内部_7

この住宅があった桂集落は、秘境といわれた五箇山でも特に辺境にありました。桂に一番近い集落は国境を越えた加須良(飛騨)でした。そのため山田家は切妻造の外観など、五箇山にありながら飛騨白川の影響を受けたと考えられています。高度成長とともに過疎化が進行して昭和45年に解村し、現在は桂湖というダム湖に沈んでいます。
山田家は、桂にあって「チョウナ仕上の家」として語りつがれていました。「蓮如上人が泊まった」という言い伝えもあり、年代の古い合掌造りとして重要な民家です。
大戸口を入るとマヤをのある土間、その奥にウスナワという低い板の間が続いています。ウスナワは流しを設けた台所兼作業場です。水は懸樋でとり入れていました。
一番奥の畳敷きの部屋は正式な座敷です。五箇山は浄土真宗の盛んな地域で、上手には大きな仏壇が設けられています。


塩硝の作り方を説明したHPにjump

Comments

仏間 
仏間で、お客をおもてなししても、失礼に当たらないのですね。昨日の祭りと、親父の命日で昼間から、しばらく、絶っていた酒を飲んだので、今日は、調子が悪い。散歩もあきらめてしまった。
AzTakさん 
こんにちは
藩の最高機密?に属する塩硝をこの様な僻村で造っていたんですね。
よくまあ、化学に属することを発見したものです。
どのようにして発見したんでしょう。
ボクにはサッパリ分からず。
 
こんにちは。
当時の日本には化学などいうものは無いに等しかったでしょうが
人馬の糞尿がしみこんだ焔硝土から硝石を作ることを発見したのは
凄いことですね。
当時から日本は資源小国で知恵と工夫が最大の資源だったことが分かりますね。
まさに必要は発明の母でしょうか。

ryu

 
AzTakさま こんにちは
これでけ立派な仏壇が、据えてあるということは、当時の山田家は庄屋だったのですかね・・・・・・

塩硝づくりは、堆肥づくりの中でを見出されたのですか、やはり発明は偶然とたゆまぬ努力により発見されるようですね。
こんにちは 
仏壇のことをfamily altarと言うんですか。
勉強になりました^^
囲炉裏の火、良いですね~~
でも粉の時期は暑いかも(^^;
今日は! 
古民家巡り暑い中大変ですね。
藁葺き屋根の維持も大変だと思います。

今日もアマサギを見に行きましたが暑くて早々に帰宅しました。
アマサギがいる所は利根川と江戸川を結ぶ利根運河の近くです。
利根運河を境に流山市と野田市になりますが柏市も含んできます。
流山市側(利根運河の手前)にアマサギがいます。
私の所から自転車で20分くらいかかります。
電車ですと東武線アーバンパークライン(旧野田線)で運河駅下車になりますが、
駅からは歩きなので可成り遠いです。
車ですと流山インターを降りて野田市方面へ行きますと近いです。
インターを降りると両側に田園地帯が広がっています。
インターを降りると旧野田松戸有料道路ですが、今は無料になっています。
今日行ってきましたが、広い田園地帯に散らばってしまい地元の人が案内しないと場所を見つけるのは難しいです。
田んぼの中は日陰が無いので暑くて大変ですね。
新川耕地(流山市)と呼ばれているところで長閑な田園地帯です。
Re: 仏間 
senri32さん、こんばんは。

> 仏間で、お客をおもてなししても、失礼に当たらないのですね。昨日の祭りと、親父の命日で昼間から、しばらく、絶っていた酒を飲んだので、今日は、調子が悪い。散歩もあきらめてしまった。

『おまえ』と『ぶつま』とがあるようで、『おまえ』は『ぶつま』の御前にある間ということでそう呼ばれたのでしょう。
この『おまえ』が正式な応接間だったと思われます。その時に、ブツマを開放しておくか否かは、客人との関係によるのではなかったかと思います。

夏はバテますから、お酒は程々にとどめておくのが無難でしょう。
Re: AzTakさん 
> こんにちは

のんびり熊さん、こんばんは。

> 藩の最高機密?に属する塩硝をこの様な僻村で造っていたんですね。

加賀藩の財源確保に大いに役立っていたのでしょうね。門外不出の技術だったことだと思います。

> よくまあ、化学に属することを発見したものです。
> どのようにして発見したんでしょう。
> ボクにはサッパリ分からず。

堆肥をつくる過程で、何やら発火性の強い結晶があるというようなことに偶然気づき、そこから工夫して開発したのでしょうか。
ものすごい、自称を冷静に観察する知恵者が居たのかもしれませんね。
Re: タイトルなし 
> こんにちは。

tgryuさん、こんばんは。

> 当時の日本には化学などいうものは無いに等しかったでしょうが
> 人馬の糞尿がしみこんだ焔硝土から硝石を作ることを発見したのは
> 凄いことですね。
> 当時から日本は資源小国で知恵と工夫が最大の資源だったことが分かりますね。
> まさに必要は発明の母でしょうか。
>
> ryu

堆肥づくりなどの課程で爆発的に発火性のある結晶が少しあることに、偶然気づいたのでしょうか。しかし、そこからの努力が凄いです。トライ&エラーで実用に足るものを開発したのですから。
ちょっとむずかしいとすぐ諦めてしまう私も見習わないといけませんね。
Re: タイトルなし 
> AzTakさま こんにちは

花さか爺サンさま、こんばんは。

> これだけ立派な仏壇が、据えてあるということは、当時の山田家は庄屋だったのですかね・・・・・・

庄屋も何もあったものではないほど小さな戸数5-6戸の集落だったようです。あちらの土地柄は何はなくても、仏壇だけは豪華につくる土地柄だったでしょうし、表には出せないものの、隠れた裕福な家ばかりだったと思います。塩硝づくりのおかげでしょう。

 当住宅の旧所在地は富山県庄川の最上流、東礪波郡上平村桂で、庄川の支流の奥、岐阜県境に近い戸数5、6戸の秘境であった。
 全体の規模は約8間×約5間(14.8m×9.5m)で、合掌造によく見られる張り出し部分もなく、長方形平面の簡明な姿を示す、純粋な切妻造で、いわゆる合掌造の古い例である。
 家の入り方は平入りで、茅葺屋根の形は切妻である。間取りには、前部土間からの入口に「しゃし」という飛騨・白川系の合掌造特有の小部屋がある。また、通常この部屋の正面寄りは、出入口としての性格上、半間程度一段床面が低くなっている例が多いが、山田家においては、他の床面と同高である点が異なっている。恐らく出入には、上り台のようなものを置いたのであろう。また、目を引く点として、床が高いことが挙げられる。これは、加賀藩の賦課であった硝煙をつくるためであろうと思われる。二階を「あま」、三階を「そらあま」と二層に小屋組を分けていることや、屋根より突き出た「かんざし」と呼ばれる棟茅をとめる縄をからみつける棒があるのは、他の合掌造と同様である。


> 塩硝づくりは、堆肥づくりの中でを見出されたのですか、やはり発明は偶然とたゆまぬ努力により発見されるようですね。

頭の良い観察眼の鋭い方が居たようですね。私もそうありたいと思いますが、まるで勝負にならないことでしょう。
Re: こんにちは 
土佐けんさん、こんばんは。

> 仏壇のことをfamily altarと言うんですか。
> 勉強になりました^^

多分、中学生にでも辞書を引かせたのでは。a (family) Buddist altarというのが普通でしょう。Buddistが入らないと、カトリックの祭壇か、仏壇か、はたまた他のものか、よくわかりませんよね。この訳が正しかったとして、何に使用したかくらいは書くべきでしょう。不親切もいいところだと、個人的には思っています。
Receptionも然り。外人さんは、ここから入るのかと思ってしまうかもしれません。

> 囲炉裏の火、良いですね~~
> でもこの時期は暑いかも(^^;

案外ですが、風通しが良く、天井が高くすっと抜けていく感じなので、暑さはまるで感じません。昔の家屋の良い所だと思います。
Re: 今日は! 
hiroさん、こんばんは。

> 古民家巡り暑い中大変ですね。
> 藁葺き屋根の維持も大変だと思います。

火入して燻すことをやらないと、大切な茅葺の屋根を傷めてしまいますので、維持管理していくうえで非常に重要な作業なのでしょう。
まるで、私自身が燻されているのかと思わないでもありませんが、私の場合は、たぬきなどのようなかわいい小動物ではなく、大きな豚のような体型です。(^_^;)

> 今日もアマサギを見に行きましたが暑くて早々に帰宅しました。
> アマサギがいる所は利根川と江戸川を結ぶ利根運河の近くです。
> 利根運河を境に流山市と野田市になりますが柏市も含んできます。
> 流山市側(利根運河の手前)にアマサギがいます。
> 私の所から自転車で20分くらいかかります。
> 電車ですと東武線アーバンパークライン(旧野田線)で運河駅下車になりますが、
> 駅からは歩きなので可成り遠いです。
> 車ですと流山インターを降りて野田市方面へ行きますと近いです。
> インターを降りると両側に田園地帯が広がっています。
> インターを降りると旧野田松戸有料道路ですが、今は無料になっています。
> 今日行ってきましたが、広い田園地帯に散らばってしまい地元の人が案内しないと場所を見つけるのは難しいです。
> 田んぼの中は日陰が無いので暑くて大変ですね。
> 新川耕地(流山市)と呼ばれているところで長閑な田園地帯です。

そうですか。以前、栃木の在にアトリの大群が来ているというので見に行きましたが、わずか2日位の差で大群が姿を消し、ごく少数が残っている程度でした。そこも片道30分位歩きました。帰り道も30分掛けて戻りましたが、東武線の次の電車が来るまで1時間半ほど。駅前には何の店もなく、ほとほと参りました。
今度の日曜日に行われる相馬野馬追のあとに、体力が残っているかですが、バテてひっくり返っているかもしれません。
情報を教えていただきありがとうございました。
後で、気がつきました 
ぶつまと、おまえの間に襖があるのですね。それに気付けば、お馬鹿さんな質問はしなかったな、と反省しています。本当に、おっちょこちょいなので、私の言うことは、「また、あの、馬鹿野郎が何か言ってきた」位に思ってください。どこに行ってもある、あなたのコメント。とても、素敵な方なんだなと思います。その、コメントの中には、愛情が感じられます。私も、極力訪問者には、コメントを書くようにはしています。失礼だけど、同種類カモ。違うところは、私が大分、乱暴であるということですかね。今後ともよろしくお願いします。普通だったら。矢沢みたいに。「よろしく」で、切ってしまうのですけどね。
Re: 後で、気がつきました 
senri32さん、こんばんは。

> ぶつまと、おまえの間に襖があるのですね。それに気付けば、お馬鹿さんな質問はしなかったな、と反省しています。本当に、おっちょこちょいなので、私の言うことは、「また、あの、馬鹿野郎が何か言ってきた」位に思ってください。どこに行ってもある、あなたのコメント。とても、素敵な方なんだなと思います。その、コメントの中には、愛情が感じられます。私も、極力訪問者には、コメントを書くようにはしています。失礼だけど、同種類カモ。違うところは、私が大分、乱暴であるということですかね。今後ともよろしくお願いします。普通だったら。矢沢みたいに。「よろしく」で、切ってしまうのですけどね。

こちらもわからないことだらけで、時々日本民家園には通っています。
最近、あのアンジュレーションが、キツイと思うようになりました。もうちょっと楽な面白い行き先を開拓しないといけないなと思っています。

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