散歩三昧

散歩や旅行の合間に撮った写真に簡単な説明を加えました

 

五色沼~喜多方~いわき(10)

専称寺
いわき市内に建築物の国宝として白水の阿弥陀堂があり、重要文化財として前回取り上げた飯野八幡宮の建物群がある。その他に、専称寺の建物も本堂・庫裏・総門が国指定の重要文化財になっている。
これを見てみたいと考えた。が、残念ながら、これらは、あの東北大震災で大きく破損してしまい、5年経過した今も、修復工事中だった。


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仕方なく、国宝の白水阿弥陀堂と、その近所にある常磐炭田発見の地を見ることにした。

国宝の白水阿弥陀堂
福島県で唯一の国宝指定建築物。平安時代末期の1160年(永暦元年)に、岩城則道の妻・徳姫(奥州藤原氏初代当主藤原清衡の娘)によって建立された。徳姫は、夫・則道の菩提を弔うために寺を建てて「願成寺」と名付け、その一角に阿弥陀堂を建立した。
堂内は撮影禁止なので、外観写真のみを取り上げる。

国宝の白水阿弥陀堂_1
背後の山々は、山桜や紅葉の時期は非常に美しい。創建当初は浮世のことを忘れる幽玄の地だったのだろう。
国宝の白水阿弥陀堂_2
国宝の白水阿弥陀堂_3
国宝の白水阿弥陀堂_4
国宝の白水阿弥陀堂_5
国宝の白水阿弥陀堂_6
国宝の白水阿弥陀堂_7
国宝の白水阿弥陀堂_8
国宝の白水阿弥陀堂_9
のんびり昼寝中。池にいくらでも食料があるのか、慌てる様子がない。
国宝の白水阿弥陀堂_10
正面から見た阿弥陀堂。阿弥陀堂はどれも似たような佇まいだと思うが、こちらの阿弥陀堂も立派なものだ。堂内にある木造阿弥陀堂如来及両脇侍像、木造持国天・多聞天立像は重要文化財の指定を受けている。また、浄土庭園は国の史跡指定を受けている。
国宝の白水阿弥陀堂_11
国宝の白水阿弥陀堂_12
国宝の白水阿弥陀堂_13
国宝の白水阿弥陀堂_14
国宝の白水阿弥陀堂_15
国宝の白水阿弥陀堂_16
国宝の白水阿弥陀堂_17
国宝の白水阿弥陀堂_18
国宝の白水阿弥陀堂_19
国宝の白水阿弥陀堂_20
のんびり昼寝中なんだから、邪魔しないでよ。そう言いたげだった。
国宝の白水阿弥陀堂_21
国宝の白水阿弥陀堂_22
国宝の白水阿弥陀堂_23
カワウが常駐するくらい魚がいるのかな。釣りは禁止だろうから、そこそこの数がいるのだろう。
国宝の白水阿弥陀堂_24

願成寺は、藤原秀衡の妹徳尼が夫である磐城(福島県および宮城県の一部)の豪族岩城則通の冥福を祈って永暦元年(一一六〇)に建てた無量寺院に始まると伝える(磐城史料)。
寺地は背後の経塚山からのびる東西の屋根によって三方を囲まれ、南方に白水川を望む。阿弥陀堂の前方と左右を大きな苑池が囲い、池の中央北岸寄りに配した大中島の南北に橋をかけわたした浄土式庭園をもつ。阿弥陀堂は一間四面堂で、正面三間と両側面前瑞間および背面中央間を扉口、その他の柱間を板壁にして、阿弥陀堂の最も標準的なc平面形式をもつ。柱上の組物は出組で、勾配がゆるく、先端の反り上がりの少ない深い軒を支える。内部は四天柱内の後ろ寄りに高欄付黒漆塗須弥壇を構え、本尊阿弥陀三尊像、持国天、多聞天像を安置する。堂内前面に折上小組格天井を張るが、庇部分の天井は中世に加えたもので、もとは化粧屋根裏である。
内陣の長押、来迎壁、小壁、天井には仏画・繧繧彩色を施す。四天柱には鋲・花菱風飾金具を帯状に打ち並べ、上下五段に区分して仏画を描き、下端部にはいまはないが蓮花座をつけていたらしい。また、内陣長押角に木製漆箔の飾板を打ちつけるなど装飾性に富み、金色堂を模してこの阿弥陀堂を造営したと伝えるだけあって、安置仏ともに両堂の類似点は多く、平安時代後期に隆盛した浄土美術を代表する作品である。

Comments

 
前回の飯野八幡宮といい今回の阿弥陀堂といい 福島の歴史の重さを感じました。圧倒されます。建物の美しさ今まで守ってくれた人たちにも感謝しながら拝見しました。
 
こんにちは。
堂内は撮影禁止でしたか・・・・
以前は大丈夫だった記憶が(^_^;)。
修復前の写真なども展示されていて、見るも無残、崩壊しかねない状態だったと思います。
磐城風土記には(1670)「仏寺 白水六角堂」の項目に「白水の名を得たる所のものは、仙台の平泉の名を仮に移し、字を分けて白水と云ふ、城名平の字も亦仮借なり、是れ国人の伝言する所也」とあるそうなので、
地名の由来は平泉の泉の白と水からきているのは俗説ではないようですね。

ryu
AzTakさん 
こんにちは
飯野八幡宮などに関する文書、1863通、聞いただけで拒絶反応!!
今回の阿弥陀堂など、福島の歴史・文化の奥深さを感じます。
 
AzTakさま こんばんは
国宝の白水阿弥陀堂、福島県で唯一の国宝指定建築物とのことですが、さすがに国宝だけのことがありますね、
こんもりとした森の中に佇む姿は、あたりを圧倒し、歴史の重みを感じさせてくれます。
こんにちは 
24.4ヘクタールもあるんですか!
広大な敷地なんですね~~
新緑も美しく、こう言う場所をのんびりと
撮影しながら歩いてみたいものです^^
Re: タイトルなし 
tugumi365さん、こんばんは。

> 前回の飯野八幡宮といい今回の阿弥陀堂といい 福島の歴史の重さを感じました。圧倒されます。建物の美しさ今まで守ってくれた人たちにも感謝しながら拝見しました。

三田のキャンパスの掲示板に『白水阿弥陀堂を見に行こう』という案内が出ていたことがありました。『高度成長を謳歌している時に、あんな古ぼけたものを見に行く物好きが居るんだ』などと思いました。そういう物好きの一人に私もなったようです。
維持管理するのもけっこう大変だったと思います。
こちらの内部の仏像はいずれも国指定の重要文化財ですが、なかなかのスグレモノです。行くたびに惚れ直します。
Re: タイトルなし 
> こんにちは。

tgryuさん、こんばんは。

> 堂内は撮影禁止でしたか・・・・
> 以前は大丈夫だった記憶が(^_^;)。

ずっと撮影禁止の扱いのように思います。写真が見事なことで有名なあるブログで、開口部から撮った日光の輪王寺大猷院の写真を見たことがあります。それはそれは見事な写真でした。実はその真似事のようなことをしたことがありますが、気が小さい私めは公開することができませんでした。

> 修復前の写真なども展示されていて、見るも無残、崩壊しかねない状態だったと思います。

そうだったようですね。国指定重要文化財の諸仏像も京都で修復を受けたようです。見事に復元できたようでよかったですね。

> 磐城風土記には(1670)「仏寺 白水六角堂」の項目に「白水の名を得たる所のものは、仙台の平泉の名を仮に移し、字を分けて白水と云ふ、城名平の字も亦仮借なり、是れ国人の伝言する所也」とあるそうなので、
> 地名の由来は平泉の泉の白と水からきているのは俗説ではないようですね。
>
> ryu

私もそのことは信じています。昔の平泉は相当な権力を有していたんでしょうね。但し、こちらとのつながりは単に娘を嫁がせたということにとどまらず、結構強いものがあったようですね。
Re: AzTakさん 
> こんにちは

のんびり熊さん、こんばんは。

> 飯野八幡宮などに関する文書、1863通、聞いただけで拒絶反応!!
> 今回の阿弥陀堂など、福島の歴史・文化の奥深さを感じます。

たまたまなのかどうかよくわかりません。こちらを任せられた身としては、簡単に忘れられては困ってしまうので、必死に書状を認め、頂いた書状をも大事に保管したのだと思います。生きるのに必死だったのだと思います。
阿弥陀堂も美しいものですね。徳姫に深く愛された岩城則道のようにモテたらいいなと思いますが、そればかりは…。
Re: タイトルなし 
> AzTakさま こんばんは

花さか爺サンさま、こんばんは。

> 国宝の白水阿弥陀堂、福島県で唯一の国宝指定建築物とのことですが、さすがに国宝だけのことがありますね、
> こんもりとした森の中に佇む姿は、あたりを圧倒し、歴史の重みを感じさせてくれます。

岩城則道の妻の徳姫は、奥州藤原氏初代当主藤原清衡の娘です。逆玉もいいところの婚姻だったのでしょう。でも、先に逝った夫のことを思う深い愛情があったようです。
建物云々よりも、そちらのほうが私の心には響いてきます。
Re: こんにちは 
土佐けんさん、こんばんは。

> 24.4ヘクタールもあるんですか!
> 広大な敷地なんですね~~

まあ、山が殆どでしょうから、それくらいにはなるのでしょうね。

> 新緑も美しく、こう言う場所をのんびりと
> 撮影しながら歩いてみたいものです^^

山桜、紅葉の時期が素晴らしいと言われますが、その他の時期でも、のんびりしたいいところだと思います。
そして、ここから歩いてでも行くことができる場所で幕末に石炭が発見されました。そういう史蹟を見るのも楽しかもしれません。
この辺りは、1966年にいわき市に統合される前は内郷市という市でした。駅伝の山の神と言われた柏原選手の母校も街場の方にあります。トレーニングで郊外まで走ってくると、凄い効果が上がったのかもしれません。

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