散歩三昧

散歩や旅行の合間に撮った写真に簡単な説明を加えました

 

諏訪大社御柱祭の上社山出しと山梨県の桜(1)

申年と寅年とに行われる天下の奇祭『御柱祭』。今回は上社山出しを本宮二之御柱のグループに混ぜてもらい、足手まといになりながらも執念でついて回った。

ダイジェスト
木落としの飛び出し直後
この直後にものすごい土埃。一瞬、御柱が霞んだ。斜度はこれでも27度あるのだそうだ。しかし、下社の斜面よりは恐怖感は少ない。
木落としの飛び出し直後_1
木落としの飛び出し直後_2
川渡しの突入寸前
水温が4度程の冷たい雪解け水。水につかったら、一刻も早く引き上げたいのが人情。しかし、相当な負荷がかかるため。準備は勢い慎重になる。
このときは、やっと本一(本宮一之御柱)に追いついただけで、相当遠い位置から望遠で撮っただけ。あと1.5時間後のことを考えて、どういうふうに潜り込めるか途方に暮れていた。

川渡しの突入寸前_1
私は右側の太い綱を反対側の斜面で曳いていた。水をたっぷり含んだ綱は異常なほど重かった。
川渡しの突入寸前_2

上社山出し前日
前泊し、時間的余裕のあるうちに、今回は縁がなかった下社の秋宮・春宮などを見て回ることにした。下社の山出しは上社の1週間後。コースが全く違うし、メドデコの有無など、ずいぶんやり方が違う。
下社の秋宮
恥ずかしながら、上社の本宮以外は一度も行ったことがなかった。今回、まとめてみることができて、感激。
神社社屋として見慣れている拝殿・幣殿・本殿という形式ではない。古くから存在していた神社特有の社屋の在り方のようだ。

神楽殿
手前に巨大な狛犬がある。青銅製では木内で一番の大きさだそうだ。
神楽殿_1
神楽殿_2
神楽殿_3
神楽殿_4
御社殿
神楽殿の奥に、二重楼門造りの拝殿と左片拝殿及び右片拝殿が横に並ぶ。右に見えるのが一之御柱。その左横に二之御柱、さらに二之御柱の後方に三之御柱、一之御柱の後方に四之御柱が建てられている。
御社殿_1
御社殿_2
御社殿_3
御社殿_4
宝殿
拝殿奥の神明造りの建物は宝殿で、新しい方を神殿、古い方を権殿と呼び、寅年と申年毎に左右の遷座祭を行うそうだ。
宝殿
御柱
意味合いは何だろうか?個人的には結界なのかなと思うが、諸説あるようだ。
秋宮一之御柱
秋宮一之御柱
秋宮二之御柱
秋宮二之御柱
秋宮三之御柱
秋宮三之御柱
秋宮四之御柱
秋宮四之御柱

下社の秋宮
諏訪大社は、長野県の諏訪湖の周辺に4箇所の境内地をもつ神社です。
信濃國一之宮。神位は正一位。全国各地にある諏訪神社総本社であり、国内にある最も古い神社の一つとされております。
諏訪大社の歴史は大変古く古事記の中では出雲を舞台に国譲りに反対して諏訪までやってきて、そこに国を築いたとあり、また日本書紀には持統天皇が勅使を派遣したと書かれています。
諏訪大社の特徴は、諏訪大社には本殿と呼ばれる建物がありません。代りに秋宮は一位の木を春宮は杉の木を御神木とし、上社は御山を御神体として拝しております。
古代の神社には社殿がなかったとも言われています。つまり、諏訪大社はその古くからの姿を残しております。
諏訪明神は古くは風・水の守護神で五穀豊穣を祈る神。また武勇の神として広く信迎され、現在は生命の根源・生活の源を守る神として御神徳は広大無辺で、多くの方が参拝に訪れます。

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樹齢150年を優に超えるモミの大木。山の中から、選ばれた16本のモミだけが御柱となり、里に曳き出され、7年毎の寅と申の年に諏訪大社の社殿の四隅に建てられます。 宝殿の造り替え、そして御柱を選び、山から曳き、境内に建てる一連の行事を「御柱祭」と呼び、諏訪地方の6市町村の氏子たちがこぞって参加して行われます。正式名称は「式年造営御柱大祭」です。
御柱祭という神事を司る諏訪大社は、全国各地の諏訪神社の総本社であり、国内にある最も古い神社の一つ。諏訪湖の周辺に4箇所の境内地を持っています。まず上社と下社に分かれ、諏訪市に上社本宮、茅野市に上社前宮があり、下諏訪町に下社春宮と下社秋宮があります。ご祭神である諏訪明神は古くは風・水の守護神で五穀豊穣を祈る神。また武勇の神として広く信仰され、東国第一の軍神として坂上田村麻呂や源頼朝、武田信玄、徳川家康らの崇敬を集めました。
室町時代の『諏訪大明神画詞』という文献によれば、平安初期に桓武天皇(781~ 806)の時代に「寅・申の干支に当社造営あり」と御柱祭についての記録が残されてい ます。起源については諸説様々ありますが、縄文時代の巨木信仰という説もあります。
御柱そのものは、長さ約17m、直径1m余り、重さ約10トンの巨木。柱を山から里へ曳き出す「山出し」が4月に、神社までの道中を曳き、御柱を各社殿四隅に建てる「里曳き」が5月に、上社・下社それぞれで行われます。諏訪の人々は氏子として全精力を注いで16本(4社×4本)之御柱を地区ごとに担当します。御柱祭にかける氏子の情熱は、昔も今も変わりありません。日本人の熱いエネルギーの高ぶり、神聖な熱狂にあふれた稀少な祭りといえるでしょう。

Comments

こんばんは! 
AzTakさん、こんばんは!
お疲れ様でした♪
TVでも放映してましたよ!
私はてっきり遠巻きの見物だけかと思っていましたが
>私は右側の太い綱を反対側の斜面で曳いていた。
とあり、参加されていたのですね!
遠巻きの撮影だけでも、追っかけで大変だと思っていましたが、
恐れ入りました 汗) ホントに、ホントにお疲れ様でした!
綱を引きながらの撮影なんでしょうか?
まさか、5月の「里曳き」もお出かけになるんでしょうか?
無知な私は諏訪大社という一つの神社と思っていました 汗)
 
AzTakさま こんにちは
テレビで見ていてもすごい迫力を感じましたが、まじかからの写真の迫力は一段と違いますね。
それに祭りに参加し、綱を引きながらの撮影とは驚きました。
とても危険な行事のように思われますが、伝統の行事なので、その点は十分に配慮されているのでしょうが、まじかで見ているだけでも怖い感じがしますね。
こんにちは。 
勤め先の人も山出しに行ってきたようで、今スマホの動画を見たばかりです。
勇壮ですね。
来週の下社の山出しにも行くそうです。今年は方々の諏訪神社で見られそうですね。
 
事故当時の映像も併せてテレビでも見ましたが、凄い迫力ですね。人が大木に連なって木々に咲いた花のような独特の景観ですね。
これに参加されたんですね。中からの迫力も一層大きなものだったでしょう。
写真からも十分伝わってきます。よくこんな危険な行事が続いているものと
驚きます。お疲れ様でした。
 
こんにちは。
勇壮で神秘的な祭りが古代から面々と継承されてきたのは素晴らしいですね。
7年ごととは言え樹齢150年にも及ぶ巨木が16本も切り出されたら
素人考えでは枯渇しやしないか心配になりますが
お伊勢さんと同じように次世代の木を計画的に育成しているのでしょうね。

ryu
 
諏訪神社の本殿がないとの事 一つの神社だと思っていたのでAzTakさんの歴史の説明を読むまで知りませんでした。また近くからの撮影で 迫力満点の写真でした。お疲れになった事でしょう。
AzTakさん 
こんばんは
お湯枯れ様でした。
よくまあこの祭りを見る気になりましたねえ。
ただ疲れただけでしょうに。
参加しないと分からない事ばっかりだったでしょう。
ただ、木を引っ張って行くだけですからね。
非常に素朴で、単純なお祭りで古代からのしきたり等をよく伝えていると思います。
Re: こんばんは! 
> AzTakさん、こんばんは!

makiraさん、こんばんは。

> お疲れ様でした♪

冗談ではなく、本当に疲れ果てました。
年齢的に今回が最後の機会かと思っていましたが、御柱祭を甘く見すぎました。

> TVでも放映してましたよ!
> 私はてっきり遠巻きの見物だけかと思っていましたが
> >私は右側の太い綱を反対側の斜面で曳いていた。
> とあり、参加されていたのですね!
> 遠巻きの撮影だけでも、追っかけで大変だと思っていましたが、
> 恐れ入りました 汗) ホントに、ホントにお疲れ様でした!
> 綱を引きながらの撮影なんでしょうか?

手抜きばかりしていましたが、最後の川渡しは非常に大変そうで、世話役の人が『力を貸してくれ』と必死になって呼び掛けていたのです。『ここだけは逃げ回ってはいけないところだ』と、判断したのです。その結果、行き倒れ寸前になりました。

> まさか、5月の「里曳き」もお出かけになるんでしょうか?

5月のGWの最中ですし、内容的に山出しほど鬼は面白くはなさそうなので、泣く泣くパスです。

> 無知な私は諏訪大社という一つの神社と思っていました 汗)

4つの神社があることは知っていましたが、上社本宮だけしか行ったことがありませんでした。蓼科に保養所があり、しょっちゅう来ていたにもかかわらずです。お恥ずかしい限り。今回案内していただいたブログの友人に、残り3社も下社の山出しコースもみな連れて行ってもらいました。
下社のコースは距離が短いのですが、木落しだけは非常に怖いと感じました。面白さは、メドデコがある上社のほうかなと思いました。
上社の山だしで本宮・前宮の4柱ずつ、8柱を曳きます。下社の山だしでは、秋宮・春宮の4柱ずつ、8柱を曳きます。
十数トンの木材を曳くのですから、本当に大変です。同様の重さがある秩父の夜祭の山車や笠鉾は、車がある分かなり楽だと認識しました。一番大変なのは、川渡しですね。
Re: タイトルなし 
> AzTakさま こんにちは

花さか爺サン様、こんばんは。

> テレビで見ていてもすごい迫力を感じましたが、まじかからの写真の迫力は一段と違いますね。
> それに祭りに参加し、綱を引きながらの撮影とは驚きました。

皆さん、適当に休みながら交代交代で曳き、大曲、木落、川渡しなどは全力投球といったところなのでしょう。
私は川渡し以外は手をかなり抜きました。

> とても危険な行事のように思われますが、伝統の行事なので、その点は十分に配慮されているのでしょうが、まじかで見ているだけでも怖い感じがしますね。

危険を承知の上で参加するのでしょう。けがをしないように筋力トレーニングなどをしながら、その日に備えて臨んだのだと思います。いなせな集団、いやストイックな集団のようです。

木落しに限れば、今週末の下社のそれのほうが斜度がきつく、メドデコもない分、厳しいと思います。かなりの見せ場と考えられ、TV中継があります。あの斜面は、ころころとかなり加速度がついて下まで落下しそうです。
Re: こんにちは。 
S-masaさん、こんばんは。

> 勤め先の人も山出しに行ってきたようで、今スマホの動画を見たばかりです。
> 勇壮ですね。
> 来週の下社の山出しにも行くそうです。今年は方々の諏訪神社で見られそうですね。

かなりお好きな方のようですね。

下社の山出しコースは距離は短いのですが、大型車がすれ違えないような道を曳いていきます。途中仮設トイレもかなり目につきましたが、花摘みが非常に困難そうです。(^^);
そしてメドデコのないただの丸太に乗っかって最大斜度35度(上社は27度)の急斜面を一気に御柱を落とします。そこに怖さと闘いながらしがみつくのでしょう。そこが一番の見どころでしょうね。
27度は斜面に余裕で立っていられましたが、35度は立つ気さえ起きませんでした。怖いと思います。
川渡しは残念ながら無いようです。
Re: タイトルなし 
JSKさん、こんばんは。

> 事故当時の映像も併せてテレビでも見ましたが、凄い迫力ですね。人が大木に連なって木々に咲いた花のような独特の景観ですね。
> これに参加されたんですね。中からの迫力も一層大きなものだったでしょう。
> 写真からも十分伝わってきます。よくこんな危険な行事が続いているものと
> 驚きます。お疲れ様でした。

まあ、後でじっくり取り上げます。危険なので、一般の曳き子は綱から離れさせられ、いわゆる親衛隊だけでの作業になります。
粘って近くで撮ったのですが、カメラ・レンズがしょぼく、腕前も惨憺たるもので、興奮があまり伝わらない感じになってしまいました。
本当は、ものすごいんですよ。
 
迫力が伝わってくる写真ですね。リスクも大きいと思いますが、こういうお祭りがいまも続くののは、日本人が本質的にもっている何か、なんでしょうか・・
普通の生活の中では、安全第一が当たり前なんでしょうが、ことお祭りとなるとそのあたりのことは二の次みたいなところがあるような・・
ある意味、こういうの好きですが(笑。。
こんばんは 
お帰りなさい^^ お疲れ様でした!
画から勇壮さと神社の荘厳な雰囲気が伝わってきます^^
これからのシリーズが楽しみです^^
Re: タイトルなし 
> こんにちは。

tgryuさん、こんばんは。

> 勇壮で神秘的な祭りが古代から面々と継承されてきたのは素晴らしいですね。
> 7年ごととは言え樹齢150年にも及ぶ巨木が16本も切り出されたら
> 素人考えでは枯渇しやしないか心配になりますが

今までは切り出す山が決まっていたようですが、今回は、範囲を広げて別なところから調達したようです。
http://www.shinmai.co.jp/onbasira/2015/06/post-40.html

> お伊勢さんと同じように次世代の木を計画的に育成しているのでしょうね。
>
> ryu

しているんだと思いますが、切り出すまでに150年もかかりますから、今のところは、到底間に合わないのでしょう。
用材は樅の木だそうです。
Re: タイトルなし 
tugumi365さん、こんばんは。

> 諏訪神社の本殿がないとの事 一つの神社だと思っていたのでAzTakさんの歴史の説明を読むまで知りませんでした。また近くからの撮影で 迫力満点の写真でした。お疲れになった事でしょう。


古い神社のことはよくわからないのが当然のことでしょう。。

写真を撮りまくってはいましたが、基本的に曳き子としてついて回っていたので、曳いて歩いたり、待機したり、お神酒をいただいたり、さぼったり、…でかなりくたびれ果てました。
6年に1度の祭りなので、あまり情報がなくて、事前にイメージを固めきれませんでした。とにかく、想定範囲外のことが多く、めちゃくちゃ疲れました。
Re: AzTakさん 
> こんばんは

のんびり熊さん、こんばんは。また、今回はいろいろご配慮いただき、ありがとうございました。

> お疲れ様でした。
> よくまあこの祭りを見る気になりましたねえ。
> ただ疲れただけでしょうに。
> 参加しないと分からない事ばっかりだったでしょう。
> ただ、木を引っ張って行くだけですからね。
> 非常に素朴で、単純なお祭りで古代からのしきたり等をよく伝えていると思います。

知らないことには食いついて行って知りたい。おバカな性格が災いしてしまいました。『絶対にばてるぞ。迷惑をおかけするからやめておけ』と頭の中では考えなくもなかったのですが、知りたがりの性格が断然勝っていたようです。
情けないのは、体力低下が思った以上に酷かったことでした。6年後はもう参加などできそうにもなさそうです。(^^);

まあ、それでも見たくて仕方がなかったものを見ることができました。ありがとうございました。
Re: タイトルなし 
いけ//さん、こんばんは。

> 迫力が伝わってくる写真ですね。リスクも大きいと思いますが、こういうお祭りがいまも続くののは、日本人が本質的にもっている何か、なんでしょうか・・
> 普通の生活の中では、安全第一が当たり前なんでしょうが、ことお祭りとなるとそのあたりのことは二の次みたいなところがあるような・・
> ある意味、こういうの好きですが(笑。。

危険と隣り合わせのお祭りですよね。だからこそ、何とか負けないようにやれるか、燃えるのでしょうかね。
怖がりの私にはまねのできないことだらけです。
実に面白く、実に疲れたお祭りでした。
Re: こんばんは 
土佐けんさん、こんばんは。

> お帰りなさい^^ お疲れ様でした!
> 画から勇壮さと神社の荘厳な雰囲気が伝わってきます^^
> これからのシリーズが楽しみです^^

気に入っていただけるかどうか自信はありませんが、ついでに見て回った写真も含めて取り上げたいと思います。
神代桜もその一つですが、ついでなどと言ったら叱られてしまいますね。

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