散歩三昧

散歩や旅行の合間に撮った写真に簡単な説明を加えました

 

またも出かけた日本民家園(17)

(22)工藤家住宅《東北の村》
国指定重要文化財の南部の曲屋。当初から曲屋として造られたものとしてはごく初期のものらしい。この家屋は日本民家園のコースから分岐した位置にあって見落とすことが少なくなく、確か私は2度目の見学。床上公開には当たったことがない。
主屋には天井がない。厳しい冬場は囲炉裏の火で家全体を暖めながらすごした。言ってみればセントラルヒーティング。ダイドコの囲炉裏はニワからも利用することができるのはいいのだが、見た感じでは囲炉裏がたった一つしかないようだ。それも非常に大きいとは言いかねるものだ。厳冬期には震えあがるほどに寒かったのではないのかと気になって仕方がない。

外観
その後に作られた曲屋はもう少し曲がり部分が長いようだ
外観_1
外観_2
外観_3
外観_4
屋内
間取り
間取り
大きな囲炉裏
そのように教育委員会の解説に記載されていた。しかし、特に大きいとは思えない。ニワからも履物を脱がずに温まることができるようにはなっているが、このかなり大きな家屋全体を温める暖房源としては、何とも心もとなく思えてしまう。
屋内_1
屋内_2
ニワ
大戸口と隣接するマヤ辺りを見た様子。この部分だけでもかなり広いことがわかる。囲炉裏が一つだけで足りるのか心配になるのは私だけだろうか。
屋内_3
ダイドコ
屋外からダイドコやニワ、ジョウイなどを見た様子。天井は吹き抜けになっていて、ここから暖気が各部屋に回すようになっていた。
屋内_4
ジョウイとカッテノマ
屋内_5
ザシキ
囲炉裏から一番遠く、客用の部屋だと思われるのに、相当に寒そうに見える。雪が深くなる冬季には訪ねる人も少なくなるということだろうか。火鉢などは移築の際に処分したのか、それとも最初から用意しなかったのだろうか。
屋内_6
シモザシキとザシキ
屋内_7
屋内_8

国指定重要文化財
旧所在地:岩手県紫波郡紫波町舟久保
建物区分:農家(名主の家)、曲屋
構造形式:寄棟造、茅葺、桁行19.2m、梁行11.1m/南面に馬屋突出、寄棟造、茅葺、桁行7.6m、梁行6.3m
建築年代:宝暦(1751〜1763)頃

Comments

 
広すぎて 真冬はとても寒そうですね。同じ北国なので気になります。
 
このシリーズ楽しませていただいています。
昔々まだ小さかった頃どこの家もこんな感じでしたよね。
そんな時代を思い出されて懐かしいです。
http://blog.goo.ne.jp/sonophoto0903 
大きいんですね~ どれだけの人間が住んでいたのでしょうね
時代をさかのぼってみてみたくなりました
逆光で人が戸口に立っている写真が面白いですね
おはようございます! 
AzTakさん、おはようございます!
曲屋というと母屋と馬小屋がL字型に建てられた家屋と思いますが
写真にはなかった馬小屋は間取り図のマヤというところでしょうか?
囲炉裏一つではこの大きな家を十分温めることは無理なようですが
大事な馬のマヤやニワは南に面して、日当たりが良かったのではと思います。
それにしても、陽の少ない冬は寒かったと思いますね!
 
こんにちは。
南会津にも多く見られる曲家ですが、
以前自分が撮影した南会津の曲家と比べると
造りがかなり違います。
建てられた時代もあるでしょうが、南部はより素朴な印象です。

昔の人は鍛え方が違うので寒さに強いと思いますよ。
実際私が子供の頃は暖房は掘りコタツしかなく
建て付けの隙間から雪が入りこんでいたときもありました。
今では想像もできない冬越しでした(^_^;)。
 
AzTakさま こんにちは
日本民家園を拝見しているといろんな珍しい住宅が出てきて昔が懐かしく思い出されます。
大きな住宅に天井もなく、囲炉裏一つで暖を取るのは寒くて大変だったと思います。
昔の人は忍耐強かったのですね。
南に面した曲屋には馬の姿が見えますが、当時農耕や運搬に欠かせなかったかが解りますね。
Re: タイトルなし 
tugumi365さん、こんばんは。

> 広すぎて 真冬はとても寒そうですね。同じ北国なので気になります。

私も気になりました。東北の最南端の太平洋の目の前。東北では群を抜いて暖かいとされていたところです。
そこで、中3の時、暖房無しの教室で高校進学の補習授業がありました。その授業中に手がかじかんでくるんです。
そのいわきとは比べ物にならないほど寒いだろう岩手県紫波郡紫波町です。本当に寒くて目が覚めてしまう感じだったかもしれませんね。
Re: タイトルなし 
ララさん、こんばんは。

> このシリーズ楽しませていただいています。
> 昔々まだ小さかった頃どこの家もこんな感じでしたよね。
> そんな時代を思い出されて懐かしいです。

まあ、普通の家屋はこんなに馬鹿でかくはなかったでしょうから、囲炉裏が一つでももしかしたら大丈夫だったのかもしれません。
でも、ここは異常に大きな家です。相当に寒かったのではと思います。
建物自体はこんなに頑丈に作ってあるんだと思うほどです。他は、山形でも、富山でも、岐阜でも、長野でも、囲炉裏は複数でした。我慢強い東北人の真骨頂だったのでしょうか。
懐かしいことは懐かしいですね。
Re: http://blog.goo.ne.jp/sonophoto0903 
SONOPHOTOさん、こんばんは。

> 大きいんですね~ どれだけの人間が住んでいたのでしょうね
> 時代をさかのぼってみてみたくなりました

本当に大きいですよね。ここも分家を許さない大家族制だったのでしょうか?

> 逆光で人が戸口に立っている写真が面白いですね

しっかり建ててあるようで、隙間風が入り込まないようになっています。
なので、開口部にはその分、強烈な光が差し込むような強いコントラストがありました。
宇宙人が入ってきたような感じになりましたね。
Re: おはようございます! 
> AzTakさん、おはようございます!

makiraさん、こんばんは。

> 曲屋というと母屋と馬小屋がL字型に建てられた家屋と思いますが
> 写真にはなかった馬小屋は間取り図のマヤというところでしょうか?

すです。本当の馬を置くわけにはいかないので、竹で編んだ馬の代用品が飾ってあります。

> 囲炉裏一つではこの大きな家を十分温めることは無理なようですが
> 大事な馬のマヤやニワは南に面して、日当たりが良かったのではと思います。

そうですね。馬さんは役に立つというか、貴重な労働力だったでしょうから、特別待遇だったのかもしれませんね。

> それにしても、陽の少ない冬は寒かったと思いますね!

岩手八幡平には何度もスキーに行っていました。あそこほどは寒くはないにしても、相当な寒さだろうとは思います。
囲炉裏一つなんでしょうかねえ。綿入れのようなものを羽織って寝ていたのでしょうか?
Re: タイトルなし 
> こんにちは。

tgryuさん、こんばんは。

> 南会津にも多く見られる曲家ですが、
> 以前自分が撮影した南会津の曲家と比べると
> 造りがかなり違います。
> 建てられた時代もあるでしょうが、南部はより素朴な印象です。

初期のものだからかもしれません。後になるほど、複雑な特徴的な形状に発展していったと川崎市教育委員会のHPには記されてありました。

> 昔の人は鍛え方が違うので寒さに強いと思いますよ。
> 実際私が子供の頃は暖房は掘りコタツしかなく
> 建て付けの隙間から雪が入りこんでいたときもありました。
> 今では想像もできない冬越しでした(^_^;)。

(ΦωΦ)フフフ…、私のあたりは暖房無しの家が少なくありませんでした。大人は酒をかっくらって、いい気持になって就寝できたからよかったのでしょうが、子供は大変でした。
そちらは、もっと大変だったかもしれませんね。

中学卒業で、何やかやと理由をつけて逃げ出した軟弱者なので、恥ずかしい限りです。
Re: タイトルなし 
> AzTakさま こんにちは

花さか爺サンさま、こんばんは。

> 日本民家園を拝見しているといろんな珍しい住宅が出てきて昔が懐かしく思い出されます。
> 大きな住宅に天井もなく、囲炉裏一つで暖を取るのは寒くて大変だったと思います。
> 昔の人は忍耐強かったのですね。

本当にそう思います。
妻の方の親戚に山男の経歴を飼われて、昭和基地の設営に参加した人がいました。その人が言うには、帰国してすぐから東京の寒さが堪えると苦笑いしていました。
たぶん、基地の中は暖房ガンガンだったのでしょうね。本当に寒さに強いのは、もしかしたら、この辺の人たちだったかもしれません。

> 南に面した曲屋には馬の姿が見えますが、当時農耕や運搬に欠かせなかったかが解りますね。

軽トラックや耕運機、トラクタなどと馬がいらない生活になっていきましたが、その昔はありがたい労働力だったのでしょうね。文句ばかり言って、ちっとも働こうとしない私よりも、はるかに頼りになる労働力でしょう。

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