散歩三昧

散歩や旅行の合間に撮った写真に簡単な説明を加えました

 

またも出かけた日本民家園(10)

(14)太田家住宅《関東の村》
日本民家園の移築前に既に国からの重要文化財の指定を受けていた貴重な家屋。それが何ということか、園外からのロケット花火が茅葺き屋根に落下し、炎上した。一旦は鎮火したように見え、部分焼損で済んだかのように思われた。しかし、その夜に再度出火し、主屋を焼損した。通常の概念からすれば、全焼というべき状態だ。我々が見たものは、復旧修理工事が施された後のものだ。
外観
分棟型家屋といってもあとで継ぎ足した方が面積的に小さいと思うだろうが、こちらはむしろ大きい。広角レンズでデフォルメされているせいもあるが、明らかに大きい。間取り図でも確認したが、間違いがないようだ。
外観_1
外観_2
屋内
間取り
間取り
分棟型である分、土間が異様に広い。何もないと殺風景なのか、社会教育用の教材が置かれていた。一軒の家屋にこういうものが網羅されているなどということはないはずだが、校外学習中の子供たち用なのだろう。
解体時の発掘調査によれば、当初の土間は桁行2.5間程度の小さなものだったようだ。普通はそれが標準的なものだっただろうと思う。

屋内_1
屋内_2
撮っている辺りがもともとの土間だったようだ。それが理由があって、思い切り広げたようだ。
屋内_3
ここで刈り入れてきた雑穀などの保存のための処理が行われていたようだ。今のイメージで言えば、大規模農業法人のミニ工場といったところだろうか。
屋内_4
屋内_5
こちらも雨樋が
雨樋_1
大して隙間がないと思っていたのだが、案外大きな隙間だった。これは、雨樋を設置しなければ、境目辺りがびしょびしょになってしまうわけだ。
雨樋_2
主屋棟の焼損
平成2年7月29日、生田緑地内で打ち上げられた花火が屋根に落下し、主屋のヘヤを中心に焼損したが、復旧修理工事が行われ、平成4年10月31日に竣工した。
その様子を記録したYou Tubeにjump

国指定重要文化財
旧所在地:茨城県笠間市片庭
建物区分:農家(名主の家)、分棟型
構造形式:主屋=寄棟造、茅葺、桁行9.6m、梁行8.3m/土間=寄棟造、妻入、茅葺、桁行10.0m、梁行8.3m
建築年代:主屋=17世紀後期/土間=18世紀後期
家の中に雨どいのある二つ屋根の家

Comments

こんばんは! 
AzTakさん、こんばんは!
そう言えば、「打ち上げられた花火が重要文化財の古民家の屋根に落ちて炎上」
と言うニュースがありましたが、その古民家がこの太田家住宅でしたか。
You Tubeも見ましたがほとんど全焼ですね!
それにしても、そこから復旧修理工事が行われた家屋とはとても思えないほどですね!
日本の素晴らしい技術の賜ですね!
AzTakさん 
こんにちは
昭和20年代、熊の近くでもまだ茅葺の家が有り、子供の花火で燃えたことが有ったようです。
30年代後半くらいから建て直しが始まり、今は茅葺の家を見ることは有りません。
ガキの頃で記憶がはっきりしませんが、見たような道具が沢山有りますね。
 
こんにちは。
悪気はなくても重要文化財の茅葺農家を焼損させるとは残念なことですね。
福島の大内宿でも今年落雷による火事がありましたが
日頃の消防訓練のお陰で最低限の焼失で済みました。
今は放水銃をいたる所に完備し、万が一に備えているようです。

私の子供の頃、母方の実家も茅葺屋根でしたが、囲炉裏の火は完全に消さないで灰をかぶせて種火を残しておいたのを思い出しました。

ryu
余り見ることのできない写真 
今日は
余り見ることのない色々な写真を掲載されて
居ますので楽しみにして拝見しています
掲載されている写真が大きいのも魅力です
Re: こんばんは! 
> AzTakさん、こんばんは!

makiraさん、こんばんは。

> そう言えば、「打ち上げられた花火が重要文化財の古民家の屋根に落ちて炎上」
> と言うニュースがありましたが、その古民家がこの太田家住宅でしたか。
> You Tubeも見ましたがほとんど全焼ですね!
> それにしても、そこから復旧修理工事が行われた家屋とはとても思えないほどですね!
> 日本の素晴らしい技術の賜ですね!

そうですね。素晴らしい復元技術です。
かけらでも残っていれば、指定は取り消したり、返上したりはしないものなんでしょうかね。そこが納得できない感じは残りますが。そういうことを言えば、国宝や重文は姿を消すものが続々なのかもしれませんが。
Re: AzTakさん 
> こんにちは

のんびり熊さん、こんばんは。

> 昭和20年代、熊の近くでもまだ茅葺の家が有り、子供の花火で燃えたことが有ったようです。
> 30年代後半くらいから建て直しが始まり、今は茅葺の家を見ることは有りません。
> ガキの頃で記憶がはっきりしませんが、見たような道具が沢山有りますね。

昭和30年ころは経済復興が目覚ましい時期で、その頃に家屋を建て直したところは、再び、経年劣化で建て直しの時期かもしれませんね。茅葺き屋根の民家が残りにくいわけですよね。
民具類は建て替えの時にかなり処分されてしまったことなのでしょうね。
Re: タイトルなし 
> こんにちは。

tgryuさん、こんばんは。

> 悪気はなくても重要文化財の茅葺農家を焼損させるとは残念なことですね。
> 福島の大内宿でも今年落雷による火事がありましたが
> 日頃の消防訓練のお陰で最低限の焼失で済みました。
> 今は放水銃をいたる所に完備し、万が一に備えているようです。

川崎市の場合も一旦は消し止めたように見えたようです。小規模の焼損事故に終わるはずだったようです。
ですが、茅葺き屋根のことを知らない職員やボランティアの人たちの軽率な判断だったようです。夜半に再び出火したときは、もう手が付けられない状態だったようです。ものすごく高価な授業料になったようです。


> 私の子供の頃、母方の実家も茅葺屋根でしたが、囲炉裏の火は完全に消さないで灰をかぶせて種火を残しておいたのを思い出しました。
>
> ryu

そちらは翌日のことを考えてのことだったのでしょうかね。
Re: 余り見ることのできない写真 
> 今日は

ぼん天棒さん、こんばんは。

> 余り見ることのない色々な写真を掲載されて
> 居ますので楽しみにして拝見しています
> 掲載されている写真が大きいのも魅力です

ありがとうございます。
私も本当は、野原を歩き回り、鳥さんや虫さん、花さん、たまには、風景などを撮って回りたいのですが、そういうところまで行くのが大変だし、勘が鈍いのか見つけられもしません。仕方なく、近場で面白そうなものばかりあさっています。こと志と違ってしまっている現状です。

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定年後の時間たっぷりの輩です。写真撮影やプログラミングが趣味です。

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