散歩三昧

散歩や旅行の合間に撮った写真に簡単な説明を加えました

 

またも出かけた日本民家園(2)

(1)鈴木家住宅《宿場》
松川という地名を聞いて思い当たる方もいると思う。戦後間もない政治情勢が落ち着かない時期に起きたあの松川事件の舞台となった町だ。こちらは、後世に鉄道が馬による運搬にとって代わり、そんな血なまぐさい事件が起きるなどとは思いもよらない頃の馬をも泊める旅籠(馬宿)だった。
外観
外観_1
軒裏部分が、船枻造り(せがいづくり)になっている
民家の軒先で出桁を腕木で支え天井板を張った構造を船枻造りと呼んでいるそうだ。せがいにすることで細い垂木でも深い軒先を確保でき、風雨や強い日差しから建物を守ってくれるということのようだ。
外観_2
外観_3
外観_4
1階庇部分は板葺き
外観_5
屋内
間取り
鈴木家住宅間取り
揚戸
室内側に3枚の戸があるのがおわかりいただけるだろうか。狭い間口を活かすため、入口は引き戸ではなく開き戸に、正面の板戸は上に収納する揚戸になっている。
揚戸
揚戸イラスト
手前が『みせ』、奥に見える箇所が『まや(馬屋)』
手前が『みせ』、奥に見える箇所が『まや(馬屋)』
みせ
あの算盤は下部が5玉、上部が2玉。普通の算盤でも使いこなせないのに、あれに慣れるのは大変そうだ。
みせ
右端が馬をつないでいた場所
右端が馬をつないでいた場所
なんど
なんど_1
なんど_2
二階へ至る階段
二階へ至る階段
次の間と茶の間
次の間と茶の間
次の間
次の間
かってとにわ
かってとにわ

神奈川県指定重要文化財
旧所在地:福島県福島市松川町本町
建物区分:旅籠(馬宿)
構造形式:前部=寄棟造、茅葺、桁行 10.6m、梁行 6.9m
       後部=入母屋造、茅葺、桁行10.4m、梁行5.2m
建築年代:19世紀初期

Comments

 
綺麗な茅葺きで手入れが行き届いているようですね。
三枚の戸、わかるわかる。。。
昔の人は良く考えたもんですね、
この収納方法は小さいころ良く見かけたのを覚えています。
http://blog.goo.ne.jp/sonophoto0903 
面白いですね 柱が適当に石で持ち上げているのがすごいです 日本人って器用なんだなあと思いますね きつんと手入れをして保存されているのもすごい!
木と草と紙でできた日本家屋 趣がありますね
 
こんにちは。
川崎の日本民家園シリーズかと思ってたら『松川事件』の松川にあった旅籠が登場したので、福島市の民家園かと思いました。
でもここも川崎の民家園なんですね。
どうして川崎で保存されているのか不思議ですが、福島県でもこれほど立派な旅籠は残されていませんよ。
地元にあればなお良かったですが、こうして大切に保存していてくれることが有難いことです。

ryu
AzTakさん 
こんにちは
形こそ違ってはいますが、縄文の時代から茅葺の屋根は現代まで続いているように思います。
現在でこそ茅葺の民家はごく限られていますが、昭和30年代までは当地方でも茅葺民家は普通に見られましたね。
こんにちは。 
萱葺きが綺麗に管理されていますね。
時々葺き替えをするのでしょうか?
日本民家園はいろんな土地の旧家があるようですね。
 
鈴木家住宅《宿場》は萱葺屋根の立派な住宅ですね。
当時の宿場は、人と馬が一緒に泊まったのですね。
当地方でも藁葺屋根はわりと最近までありましたが、今では川崎の民家園のような特別に保存された処でないと見ることが出来なくなりましたね。
後世に伝えるためにはこうした方々しかないですよね。
維持管理が大変ですから・・・・・
Re: タイトルなし 
ララさん、こんばんは。

> 綺麗な茅葺きで手入れが行き届いているようですね。

たまたまきれいな状態の茅葺き屋根でしたね。

> 三枚の戸、わかるわかる。。。
> 昔の人は良く考えたもんですね、
> この収納方法は小さいころ良く見かけたのを覚えています。

見ましたか。私のところは、戸袋に収納するごく普通の方法でした。揚戸だと聞いても、何回か見て漸くやり方がわかりました。反応が鈍すぎました。(^^);
こんなの私には考え付きもしません。
Re: http://blog.goo.ne.jp/sonophoto0903 
SONOPHOTOさん、こんばんは。

> 面白いですね 柱が適当に石で持ち上げているのがすごいです 日本人って器用なんだなあと思いますね きちんと手入れをして保存されているのもすごい!

昔から石の上に柱を立てるのは日本の伝統なんでしょうね。大きさが適当な意思を選んで慎重にあてがったのでしょうね。器用なものです。

> 木と草と紙でできた日本家屋 趣がありますね

(ΦωΦ)フフフ…、そのとおりですね。
Re: タイトルなし 
> こんにちは。

tgryuさん、こんばんは。

> 川崎の日本民家園シリーズかと思ってたら『松川事件』の松川にあった旅籠が登場したので、福島市の民家園かと思いました。
> でもここも川崎の民家園なんですね。
> どうして川崎で保存されているのか不思議ですが、福島県でもこれほど立派な旅籠は残されていませんよ。
> 地元にあればなお良かったですが、こうして大切に保存していてくれることが有難いことです。
>
> ryu

1967年(昭和42年)に開園したそうです。川崎市はその当時日の出の勢いがあり、工場が続々できて、そこから固定資産税ががばがば入ってきたそうです。その使い道だったのでしょうが、粋な使い方をしてくれたものです。
その後は、地元に残すべきという気運になり、なかなか次の家屋移設は難しいようです。
なお、土地は江戸東京たてもの園と違ってまだまだあるのだそうです。ただし、国土交通省の地滑り実験に貸した時に、本当に地滑りが起きたとかで、塩漬けになっているようです。
Re: AzTakさん 
> こんにちは

のんびり熊さん、こんばんは。

> 形こそ違ってはいますが、縄文の時代から茅葺の屋根は現代まで続いているように思います。

そうですね。古くから連綿と使い続けられている驚くべき材料ですね。

> 現在でこそ茅葺の民家はごく限られていますが、昭和30年代までは当地方でも茅葺民家は普通に見られましたね。

メンテナンス費用が異常に膨らんでしまい、茅葺きを断念せざるを得なくなってしまいましたね。残念な話です。
Re: こんにちは。 
S-masaさん、こんばんは。

> 萱葺きが綺麗に管理されていますね。
> 時々葺き替えをするのでしょうか?
> 日本民家園はいろんな土地の旧家があるようですね。

日本でも屈指の工業都市であり、公害都市でもあったのでしょうね。なるべきマイナスイメージを払拭すべく、こうした文化事業を志向したのではないかと思います。おかげで都民の私めも楽しまさせてもらっています。
さすがに西日本以西の古民家はないようです。どこに行けば見ることができるものでしょうかね。
Re: タイトルなし 
花さか爺サンさま、こんばんは。

> 鈴木家住宅《宿場》は萱葺屋根の立派な住宅ですね。

立派というより、昔の旅籠という感じがしますね。

> 当時の宿場は、人と馬が一緒に泊まったのですね。

普通は人間だけだったと思います。ここは、馬のセリに連れていくなどの用事があったので、こういう特殊な旅籠が成り立ったのだと思います。
スペインの巡礼でも馬で巡礼するやり方があるんです。どこに泊まるのかと思っていたのですが、そういう特殊なホテルを見つけました。今時は、最も贅沢な旅行のようです。
日本の昔だと、さしずめ、この鈴木家のようなものだったかなあと思っています。

> 当地方でも藁葺屋根はわりと最近までありましたが、今では川崎の民家園のような特別に保存された処でないと見ることが出来なくなりましたね。
> 後世に伝えるためにはこうした方法しかないですよね。
> 維持管理が大変ですから・・・・・

こちらには西日本の古民家が全くありません。どこかにまとめてみるところはないものでしょうかね。
いや~ 
思わず松川事件を調べてしまいましたよ。
言葉にはたくさんの縁があるのですね。
松川事件→キヤノン機関→上野の岩崎邸地下
なんて心の中で広がっていきました。
そろばんの5つ玉はよく見かけますが、これだと
10個玉でしょうか、驚きの逸品ですね。
おばんです、AzTakさん、いつもありがとうございます、
またお邪魔します。
Re: いや~ 
kozoh55さん、おばんです。

> 思わず松川事件を調べてしまいましたよ。
> 言葉にはたくさんの縁があるのですね。
> 松川事件→キヤノン機関→上野の岩崎邸地下
> なんて心の中で広がっていきました。

まあ、よくわからない事件ですね。まあ、事件のことはさておいて、この宿が廃業したのは、鉄道やトラック運送が勃興してきて、馬の需要な激減したからなのでしょう。その先に同じ場所で事件が起きたことが、偶然のことなのですが、皮肉なものだなあと思った次第です。

> そろばんの5つ玉はよく見かけますが、これだと
> 10個玉でしょうか、驚きの逸品ですね。
> おばんです、AzTakさん、いつもありがとうございます、
> またお邪魔します。

新入社員の時、正配属になった机に新品の算盤が入っていました。算盤は殆どできないんです。仕方がなく、自費でまだ高かった電卓を買い求めました。それ以来、算盤を見かけると、なぜか落ち着かなくて。(^^);
こんばんは 
古民家と言えば茅葺屋根ですよね~~
僕も助手も大好きです^^
今は茅を葺ける職人さんが少なくなってきていると
聞いています。
昔から伝わる伝統の技、後世に残して欲しいですね。
Re: こんばんは 
土佐けんさん、こんばんは。

> 古民家と言えば茅葺屋根ですよね~~
> 僕も助手も大好きです^^
> 今は茅を葺ける職人さんが少なくなってきていると
> 聞いています。
> 昔から伝わる伝統の技、後世に残して欲しいですね。

福島県の南会津の大内宿のように、集落の人たちが自分たちで茅葺き屋根の葺き替えを行うのであれば、お互い様なので、安くあげることができるのでしょう。しかし、ほかの土地ではかなりのお金を支払ってお願いする感じなのでしょうね。
模型などを見ても、相当に複雑そうです。昨日や今日の修行では、なかなかうまくはできるものではないのかもしれません。その分、コスト高になってしまうのでしょう。

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