散歩三昧

散歩や旅行の合間に撮った写真に簡単な説明を加えました

 

川越ミニ散歩(2)

龜屋
天明3年創業の旧川越藩御用達の菓子の老舗。お菓子の美味しそうなのだが、女性客が屯していて、なかなか男一人では入りにくい。
それにしても見事な蔵だ。約1年の歳月と、総工費1万111円50銭9厘(現在の紙幣価値で約2億円)を費やし完成させた住宅だとか。今は1-2億円をかけた住宅はさほど珍しくもなかろうが、今はそれだけのお金をかけてもこういう住宅を作ることは難しそうに思える。

龜屋_1
龜屋_2
龜屋_3
旧山吉デパート
この建物と隣の田中屋ビルと、どちらも凄い。こちらの旧山吉デパートの建物は、かなり長いこと放置されていて、一時は廃墟寸前の感じだったそうだ。何とか綺麗になってよかった。
旧山吉デパート_1
旧山吉デパート_2
旧山吉デパート_3
川越の住んでいる人ならば知らない人はいない「丸広百貨店」。丸広がスタートしたのは、現在の新富町「クレアモール」ではなく、今や観光地として賑わう蔵造りの街並みです。
昭和11年(1936年)に建てられたこの「山吉ビル」を借り、川越初のデパートとしてオープンしたのが始まりです。今では地下1階、地上10階の丸広百貨店ですが、この3階建ての小さなビルからスタートしました。
山吉デパートを建築したのは、明治・大正・昭和と活躍した建築家「保岡勝也」。丸の内の赤煉瓦オフィス街を初め多くの住宅建築を手がけています。
川越では、「旧国立八十五銀行本店(現 埼玉りそな銀行川越支店)」「旧山崎家別邸」「川越貯蓄銀行本店」そして「旧山吉デパート」の4つを建築しており、合わせて「川越4部作」と呼ばれています。

田中屋ビル
旧山吉デパートに負けじとばかりに建てられたのだろうか。なかなか瀟洒な『ビルヂング』だと思う。
そう思っていたら、こちらのほうが21年も前に建てられたそうだ。大正4(1915)年に木造モルタル塗り2階建てか。特段、著名な建築家の設計ではなかったようで、それだけでも凄いと思う。

田中屋ビル
埼玉りそな銀行川越支店(旧国立八十五銀行本店)
埼玉県で最初に設立された銀行で、それもこの建物が本店だったのか。凄いなあ。想像がつくと思うが、埼玉銀行(現・埼玉りそな銀行)の前身。
本店社屋は、川越大火で焼失。再建された本店がいま眼の前にある建物。1918年(大正7年)1月に竣工。設計は保岡勝也なのか。
前項で取り上げた龜屋の四代目の「山崎嘉七」を襲名した山崎豊は、「第八十五銀行」の頭取をも歴任していたようだ。和菓子屋の主人が銀行の頭取か。凄いものだ。

埼玉りそな銀行川越支店(旧国立八十五銀行本店)_1
埼玉りそな銀行川越支店(旧国立八十五銀行本店)_2
埼玉りそな銀行川越支店(旧国立八十五銀行本店)_3
埼玉りそな銀行川越支店(旧国立八十五銀行本店)_4
埼玉りそな銀行川越支店(旧国立八十五銀行本店)_5
川越には蔵造りの建物と共に、明治・大正時代の洋風建築も多く残っています。その代表が埼玉りそな銀行川越支店の建物。
大正7年(1918年)に旧国立八十五銀行本店として建てられ、国の登録有形文化財の指定を受けています。設計は保岡勝也という方。3階建てのインパクトがある佇まいは、時の鐘と共に川越のランドマーク的な存在です。外観の見学は自由。しかし建物内部の見学は残念ながら行われていません。
埼玉で初めて設立された銀行
旧国立八十五銀行は、明治11年(1878年)に川越藩の御用商人横田五郎兵衛・黒須喜兵衛らによって、設立願いが提出され八十五番目にできた銀行です。現在の建物は大正7年(1918年)に建設。なんと埼玉県で初めて設立された銀行なのです。


Comments

こんばんは! 
AzTakさん、こんばんは!
今度は川越に出没ですか 笑)
少し間は足腰に休憩を取らせなくてはいけないのでしょうけど
写欲の虫が騒ぐのでしょうね! 笑)
川崎の蔵は栃木の蔵と違って集中していて
撮影や訪れるには効率的ですね!
八十五銀行は85番目に出来た銀行なんですね!
田舎の新潟には長野に本店を持つ「八十二銀行」と言う銀行が
ありましたが、これは「六十三銀行」と「第十九銀行」が一緒になって
(63+19)出来たと聞いてました♪
少しは足腰を休めないと・・・ご自愛ください!
 
おはようございます。
明治・大正・昭和初期にかけてはわが国でも素晴らしい建築物がたくさん建てられましたね。
本当にいいものは百年経ってもその輝きは失われないものなんだなぁとつくづく思います。
自分が毎年欧州に出掛けて行くのも、そうした歴史的建築物や街並みの魅力にすっかり
惚れ込んでいるからだと思います。
現代は費用対効果や効率が何よりも優先重視される時代ですから、本当にいいものは
造りたくてもなかなか造れない風潮にあって、仕方がないとは思いますが、やはりこうした
川越の街の重厚な佇まいを拝見すると、今の時代は後世に何を残せるのだろうかと
考えさせられます。

PS
スイスに持って行ったカメラは M9-P、M-E、GR、5D の4台でした(笑)
でも、5Dを持ち出すときはズームレンズ1本で何でも撮れるので、ライカやGRは
部屋に置いて出掛けました。夜とか夜明け前とか、そういう暗いシーンでは少しでも
明るいレンズで撮りたいので、5Dは部屋に残して、ライカで散歩。そんな感じで
過ごしておりました。いつもコメントを頂戴して大変恐縮しておりますm(_ _)m
お早う御座います! 
今度は川越へ行かれましたか。
可成り前になりますが、私も一度行ったことがあります。
当時使用していたカメラはオリンパスのデジ一眼レフで「E-10」と言うカメラでした。
レンズ交換が出来ないカメラでしたが、早く試し撮りがしたくて出かけたのが川越でした。
その後EOS-3、EOS-10Dと買い換えて今に至ります。
掲載された写真を見て懐かしく思い出されました。
体調が良ければまた行きたいですね。
 
川越とかは名前では聞きますが、イメージは全然ありませんでしたが、こんなに重厚な街並みを持っていましたか。全部が全部ではないのでしょうが、それにしてもすごい街ですね。名前を忘れましたが、火事を防ぐために隣の家との境に分厚い防火壁が残っているような気がします。
Re: こんばんは! 
> AzTakさん、こんばんは!

makiraさん、こんばんは。

> 今度は川越に出没ですか 笑)
> 少し間は足腰に休憩を取らせなくてはいけないのでしょうけど
> 写欲の虫が騒ぐのでしょうね! 笑)

写欲はそれほどじゃありませんが、8月に殆ど出歩けなかったので、段々手持ちのネタが底を尽きそうで、焦っています。
本日も隣駅の自由が丘駅前にある歯科クリニックまで20分ほど歩いて行ったのですが、強烈な足の痺れが出てきました。午後に整形外科のリハビリをも受けたのですが、その帰り道の10分弱の間にも足のしびれが。しびれると、足が動かなくて、転びそうになるんです。
どうも今日は状態が良くない日のようです。

> 川崎の蔵は栃木の蔵と違って集中していて
> 撮影や訪れるには効率的ですね!
> 八十五銀行は85番目に出来た銀行なんですね!
> 田舎の新潟には長野に本店を持つ「八十二銀行」と言う銀行が
> ありましたが、これは「六十三銀行」と「第十九銀行」が一緒になって
> (63+19)出来たと聞いてました♪

菓子舗龜屋の当主が『八十五銀行』と隣接して設置された『川越貯蓄銀行』の2つの頭取を兼ねる時期もあったようです。
菓子屋兼銀行家とは凄いことです。

> 少しは足腰を休めないと・・・ご自愛ください!

有難うございます。まさか20分位の距離を電車で行くのもどうかという感じなのです。インナーマッスルの強化が急務のように思いますが。う~~ん。
こんばんわ! 
懐かしいですなぁ・・・川越市内。歩きましたよ、
大昔・・・ (笑)
Re: タイトルなし 
> おはようございます。

なかまちさん、こんばんは。長旅からお帰りなさい。

> 明治・大正・昭和初期にかけてはわが国でも素晴らしい建築物がたくさん建てられましたね。
> 本当にいいものは百年経ってもその輝きは失われないものなんだなぁとつくづく思います。

そうですねえ。
今回も途中から雨が激しくなって、つい、見損ねてしまいましたが、そもそもは、大沢家住宅が、川越町(当時)の3分の1を焼失した、明治26年(1893)の川越大火の際も焼け残ったことに端を発するようです。蔵造りの有用性に気づいた川越商人に蔵造りを建てさせるきっかけとなったようです。
その川越大火から早122年。未だに頑張って、ありがたいことに観光資産にもなっているわけです。

> 自分が毎年欧州に出掛けて行くのも、そうした歴史的建築物や街並みの魅力にすっかり
> 惚れ込んでいるからだと思います。

向こうは石造り、地震も少ないでしょうから、其れこそ桁が一つ違うことも珍しくないのでしょうね。

> 現代は費用対効果や効率が何よりも優先重視される時代ですから、本当にいいものは
> 造りたくてもなかなか造れない風潮にあって、仕方がないとは思いますが、やはりこうした
> 川越の街の重厚な佇まいを拝見すると、今の時代は後世に何を残せるのだろうかと
> 考えさせられます。

本当に考えさせられますね。

> PS
> スイスに持って行ったカメラは M9-P、M-E、GR、5D の4台でした(笑)
> でも、5Dを持ち出すときはズームレンズ1本で何でも撮れるので、ライカやGRは
> 部屋に置いて出掛けました。夜とか夜明け前とか、そういう暗いシーンでは少しでも
> 明るいレンズで撮りたいので、5Dは部屋に残して、ライカで散歩。そんな感じで
> 過ごしておりました。いつもコメントを頂戴して大変恐縮しておりますm(_ _)m

(ΦωΦ)フフフ…、4台も持参されたんですか。唖然、呆然。
当方は、持って行きたくても、そんな贅沢なラインナップはありません。
Re: お早う御座います! 
hiroさん、こんばんは。

> 今度は川越へ行かれましたか。

雨で途中棄権でしたが。

> 可成り前になりますが、私も一度行ったことがあります。
> 当時使用していたカメラはオリンパスのデジ一眼レフで「E-10」と言うカメラでした。
> レンズ交換が出来ないカメラでしたが、早く試し撮りがしたくて出かけたのが川越でした。
> その後EOS-3、EOS-10Dと買い換えて今に至ります。
> 掲載された写真を見て懐かしく思い出されました。

皆さん、新しいカメラを買うと、試し撮りしたくなるもののようですね。
今考えているのは超望遠レンズの購入ですが、そうすると、それに見合うカメラが欲しくなることなんでしょうね。
早くしないと、使用しない内にお迎えがきてしまうかもしれません。

> 体調が良ければまた行きたいですね。

体調を整えて、是非お出かけください。
私も、この日は体調は良かったんです。が、途中から無情の雨でした。
Re: タイトルなし 
cobo-feさん、こんばんは。

> 川越とかは名前では聞きますが、イメージは全然ありませんでしたが、こんなに重厚な街並みを持っていましたか。全部が全部ではないのでしょうが、それにしてもすごい街ですね。名前を忘れましたが、火事を防ぐために隣の家との境に分厚い防火壁が残っているような気がします。

この先には蔵造りの店舗が集中しています。次回以降のお楽しみです。
卯建が用意されている蔵造りの店舗もありましたが、卯建はここ川越ではポピュラーではなかったようです。大火で苦しめられたので、分厚い扉や頑丈な屋根が中心になっていったのかもしれません。
Re: こんばんわ! 
kazさん、こんばんは。

> 懐かしいですなぁ・・・川越市内。歩きましたよ、
> 大昔・・・ (笑)

東京暮らしはそれほど長くなかったはずなのに、私よりも色々見て回っているようですね。
電線の地下埋設などがあり、大分、感じが変わってきたかもしれません。

一生懸命歩き出したのですが、途中から雨が激しくなりギブアップでした。
その翌日からは、雨が降り止まず、あの鬼怒川の堤防決壊までまっしぐら。今回ばかりは雨の怖さを思い知らされました。
AzTakさん 
こんばんは
さすが、交通の要衝だけ有って、富豪がおおいですね。
明治初期、の建築物がかなり残っているんですねえ。
古い洋風建築は、独特の存在感が有ります。
好きですよ。
Re: AzTakさん 
> こんばんは

のんびり熊さん、こんばんは。

> さすが、交通の要衝だけ有って、富豪がおおいですね。
> 明治初期、の建築物がかなり残っているんですねえ。
> 古い洋風建築は、独特の存在感が有ります。
> 好きですよ。

どうしたわけか、川越は空襲に遭わなかったんですよ。あとは、繰り返しになるので、前のコメントを参照してください。

本来ならば、蔵造りの店舗も朽ちるにまかせられてしまうところでしたが、運がよい街だったんですね。…前言訂正。運がよいなどと言ったら、頑張って文化財保存に立ち上がった人たちに申し訳ありませんね。(^_^;)
こんばんは 
凄い蔵屋敷ですね!
蔵の大好きな助手の目が輝いています^^
今のお金で2億円ですか~~
ただただ、凄い~としか、言葉が出ません!
Re: こんばんは 
土佐けんさん、こんばんは。

> 凄い蔵屋敷ですね!
> 蔵の大好きな助手の目が輝いています^^
> 今のお金で2億円ですか~~
> ただただ、凄い~としか、言葉が出ません!

蔵造りの店舗住宅は確かに凄いなと思います。ですが、今の貨幣価値の2億円と比較しても始まらないでしょう。
ちょっと見栄えの良いマンションなどだと億ションと言われる時代です。そんなものは、所詮はアパートに過ぎません。
お金では変えないものに近くなっているような気がします。
おはようございます! 
涼しくなりましたので、腰に気を付けながら、名所・旧跡楽しみにしてます。
昔の建物って痛みもひどいですから、保存費用にお金がかかるんじゃないでしょうか? 市からの補助も全額じゃないでしょうから・・・。

東京の5年いましたが、どこも鳥撮りのついでですから東北方面は行ったことがないんです!
Re: おはようございます! 
kazさん、こんばんは。

> 涼しくなりましたので、腰に気を付けながら、名所・旧跡楽しみにしてます。

お互い、患部をさらに悪化させないように気遣いながら、そろそろと動かしていきましょう。

> 昔の建物って傷みもひどいですから、保存費用にお金がかかるんじゃないでしょうか? 市からの補助も全額じゃないでしょうから・・・。

川越市には色々な文化財がありますが、蔵造りの店舗に関しては、大沢家住宅が国指定の重要文化財になっていて、他は、川越市指定の有形文化財の扱いのようです。
国指定の重要文化財の建物を幾つか所有している同級生に聞いたら、補修は勝手に行うわけにはいかず、申請して認められれば、所有者、都道府県、国とで費用を按分するようです。所有者負担がどのくらいかは聞き漏らしました。
市指定の有形文化財の扱いの場合は、どれくらい市が負担してくれるのでしょうね。比較的裕福な川越市ですが、無尽蔵の補助ではないと思います。大事に使うということに尽きそうですね。
そんな文化財を所有したことがありませんから、のんびりしていられますが、当事者としては大変な話でしょうね。

> 東京に5年いましたが、どこも鳥撮りのついでですから東北方面は行ったことがないんです!

どうせなら、大遠征になりますが、ご夫婦で福島県旅行は如何でしょうか。秋元湖や五色沼など息を呑むような景観が待っています。
鳥さんも少なからずいるんじゃないかと思います。

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