帝釈天(2)
帝釈天の縁日は、安永8年(1779年)の庚申の日であったことから、60日に一度の庚申の日が縁日となったそうだ。目黒のさわら庚申を見た折に、帝釈天のことが大きく取り上げた内容になっているのに驚いたのだが、ことほど左様に江戸中から庚申の日にはお参りする人が多かったのだろう。
境内の様子
目につくところのみざっと取り上げる。
瑞龍松
高さおよそ10メートル、幹回りおよそ1.8メートルの大木。枝ぶりが大きく、古くから帝釈天を象徴する由緒ある松であり東京都を代表する名木だとして、2016年に都指定文化財になった。いつ見てもすごい松だと思う。



帝釈堂
拝殿と内殿とからなる。帝釈堂の内部は当然かもしれないが撮影禁止。規則を遵守するのは当然で、そこの写真は無い。が撮影禁止なのはこの内部のみで、有名な彫刻ギャラリーなどは有料だが、撮影は自由で、さほど落胆する必要はなかろう。
内殿が先にあり、後年拝殿が作られた。内殿の外部は東・北・西の全面が装飾彫刻で覆われた彫刻ギャラリーとなっている。


拝殿の彫刻は大柄なデザインのものが多いようだ。超精細を誇る彫刻ギャラリーの作品とはかなり異なる。



拝殿角から見た様子

二天門を入った境内正面に位置する。手前の拝殿と奥の内殿から成り、ともに入母屋造瓦葺で、拝殿屋根には唐破風と大ぶりの千鳥破風を付す。内殿は大正4年(1915年)、拝殿は昭和4年(1929年)の完成。内殿には帝釈天の板本尊を安置し、左右に四天王のうちの持国天と多聞天(毘沙門天)を安置する(四天王の残り2体は二天門に安置)。内殿外側には全面に浮き彫りの装飾彫刻が施されている。
彫刻ギャラリー(1)
見事な彫刻が施されている。彫刻を見ればすぐにわかると思うので、余計な説明は差し控える。
有料ゾーンに入った直後
やたらに細かい浮彫のオンパレードになる。見事といえば見事なものだ。彫刻ギャラリーのエントランスだと思っていただきたい。




ここから彫刻ギャラリー
説明書きをもUPするので、それを参考にしながらご覧いただきたい。庭園拝観をも併せて入場料は400円であるが、何かのキャンペーン中なのか、今回は300円だった。ラッキー。京都の寺社でこれだけの内容だと1000円以上取られるかもしれないなあ。案外パスする人が多いようだ。東京の人は財布が渋いのかなあ。
南面
正確な地図を拡大して確認すれば、南南東に面しているが、WikiPediaでは東面からになっているので、東側という見解なのかな。そこには下記の4枚の彫刻がある。
塔供養の図




三車火宅の図



慈雨等潤の図



法師修行の図



帝釈堂内殿の外部は東・北・西の全面が装飾彫刻で覆われており、中でも胴羽目板の法華経説話の浮き彫り10面が著名である。これは法華経に説かれる代表的な説話10話を選び視覚化したもので、大正11年(1922年)から昭和9年(1934年)にかけて、加藤寅之助ら10人の彫刻師が1面ずつ分担制作した。この羽目板の上方には十二支と天人、下方には千羽鶴が表され、高欄(縁)より下の部分には花鳥および亀を浮き彫りで表す。これらの彫刻を保護するため、内殿は建物ごとガラスの壁で覆われ、見学者用の通路を設け、「彫刻ギャラリー」と称して一般公開している(「彫刻ギャラリー」と大客殿、庭園の見学は有料)。
帝釈天の縁日は、安永8年(1779年)の庚申の日であったことから、60日に一度の庚申の日が縁日となったそうだ。目黒のさわら庚申を見た折に、帝釈天のことが大きく取り上げた内容になっているのに驚いたのだが、ことほど左様に江戸中から庚申の日にはお参りする人が多かったのだろう。
境内の様子
目につくところのみざっと取り上げる。
瑞龍松
高さおよそ10メートル、幹回りおよそ1.8メートルの大木。枝ぶりが大きく、古くから帝釈天を象徴する由緒ある松であり東京都を代表する名木だとして、2016年に都指定文化財になった。いつ見てもすごい松だと思う。



帝釈堂
拝殿と内殿とからなる。帝釈堂の内部は当然かもしれないが撮影禁止。規則を遵守するのは当然で、そこの写真は無い。が撮影禁止なのはこの内部のみで、有名な彫刻ギャラリーなどは有料だが、撮影は自由で、さほど落胆する必要はなかろう。
内殿が先にあり、後年拝殿が作られた。内殿の外部は東・北・西の全面が装飾彫刻で覆われた彫刻ギャラリーとなっている。


拝殿の彫刻は大柄なデザインのものが多いようだ。超精細を誇る彫刻ギャラリーの作品とはかなり異なる。



拝殿角から見た様子

二天門を入った境内正面に位置する。手前の拝殿と奥の内殿から成り、ともに入母屋造瓦葺で、拝殿屋根には唐破風と大ぶりの千鳥破風を付す。内殿は大正4年(1915年)、拝殿は昭和4年(1929年)の完成。内殿には帝釈天の板本尊を安置し、左右に四天王のうちの持国天と多聞天(毘沙門天)を安置する(四天王の残り2体は二天門に安置)。内殿外側には全面に浮き彫りの装飾彫刻が施されている。
彫刻ギャラリー(1)
見事な彫刻が施されている。彫刻を見ればすぐにわかると思うので、余計な説明は差し控える。
有料ゾーンに入った直後
やたらに細かい浮彫のオンパレードになる。見事といえば見事なものだ。彫刻ギャラリーのエントランスだと思っていただきたい。




ここから彫刻ギャラリー
説明書きをもUPするので、それを参考にしながらご覧いただきたい。庭園拝観をも併せて入場料は400円であるが、何かのキャンペーン中なのか、今回は300円だった。ラッキー。京都の寺社でこれだけの内容だと1000円以上取られるかもしれないなあ。案外パスする人が多いようだ。東京の人は財布が渋いのかなあ。
南面
正確な地図を拡大して確認すれば、南南東に面しているが、WikiPediaでは東面からになっているので、東側という見解なのかな。そこには下記の4枚の彫刻がある。
塔供養の図




三車火宅の図



慈雨等潤の図



法師修行の図



帝釈堂内殿の外部は東・北・西の全面が装飾彫刻で覆われており、中でも胴羽目板の法華経説話の浮き彫り10面が著名である。これは法華経に説かれる代表的な説話10話を選び視覚化したもので、大正11年(1922年)から昭和9年(1934年)にかけて、加藤寅之助ら10人の彫刻師が1面ずつ分担制作した。この羽目板の上方には十二支と天人、下方には千羽鶴が表され、高欄(縁)より下の部分には花鳥および亀を浮き彫りで表す。これらの彫刻を保護するため、内殿は建物ごとガラスの壁で覆われ、見学者用の通路を設け、「彫刻ギャラリー」と称して一般公開している(「彫刻ギャラリー」と大客殿、庭園の見学は有料)。