散歩三昧

散歩や旅行の合間に撮った写真に簡単な説明を加えました

 

寿福寺と英勝寺(6)  2014.09.25 14:28追記

英勝寺(5)

英勝寺は花の寺でもある
境内には春から冬まで、多種多様な花が咲いて、訪れる人を和ませているようだ。今は曼珠沙華が盛りだろうか。
英勝寺は花の寺でもある
書院
受付のある庫裏の奥(山手)の一段高いところには書院があり、お茶がいただけるそうだ。気が付かなくて、写真を撮らせていただくだけで失礼してしまった。もしかしたら、抹茶提供サービスは、常時行っていることではないのかもしれない。
書院_1
書院_2
書院_3
書院_4
住職さんは、いつも書院にいて、法要は芝の増上寺や鎌倉光明寺からお坊さんが来て、勤める。終わるとお坊さんは書院に行き、御簾ごしに法要の終わりを報告し、帰られたことから、住職さんといってもやっぱりお姫さまであったのだろうという。倒幕まで同寺は発展を極めた。
竹林
この竹やぶの辺りにはかつて方丈があり、住職を務めていた水戸のお姫様が暮らしていたようだ。
竹林_1
竹林_2
竹林_3
竹林_4
すっかり見落としていたと思ったのに、『姫御殿』の表示板が写っていた。撮り手はヘボでもカメラはしっかりしていたようだ。
竹林_5
大きな手水鉢のようなものがあった。これは何だったのだろうか。
大きな手水鉢のようなものがあった
竹林_6
竹林_7
竹林_8
この洞窟のようなものは何だろうか。やぐらなのかなあ。
この洞窟のようなものは何だろうか
竹林の中の小道をぶらぶらと歩いていたら、「姫御殿跡」と書かれた札が立っていました。
この竹林のあたりは、かつて方丈(住持の住まい)があったところだったんです。住持といっても、水戸徳川家のお姫様の住まいです。大名屋敷と同じぐらいの立派さだったそうです。
英勝寺には、水戸藩からたくさんの家来や奥女中が遣わされて、尼となってもお姫様としての暮らしがしっかり守られました。お出かけする時には駕籠に乗り、お伴100人ぐらいの大行列だったそうですよ。


帰り道見かけた『結の蔵』
結の蔵_1
結の蔵_2
結の蔵_3
結の蔵_4

以上で『寿福寺と英勝寺』シリーズは終了です。最後までご覧頂き有難う御座いました。

 

寿福寺と英勝寺(5)

英勝寺(4)

唐門(祠堂門)
元の写真を拡大してみると、確かに立派な透かし彫りがなされていた。水戸徳川家の威光を見たような気がした。
祠堂門(唐門) - 平唐門、銅瓦葺き。祠堂に至る石段下の小門で、祠堂と共に建てられたと考えられる。欄間には精巧な牡丹等の透彫りが施されている。国の重要文化財。
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英勝寺の唐門(祠堂門)は、開基英勝院の墓廟である祠堂への門。ボタンの彫刻が施され、江戸時代の高度な技術をみることができる。
唐門の奥には華麗な色彩装飾の祠堂がある(鞘堂の中)。
2013年(平成25年)、仏殿・山門・鐘楼・祠堂とともに国の重要文化財に指定されている。

唐門(祠堂門)_1
唐門(祠堂門)_2
唐門(祠堂門)_3
唐門(祠堂門)_4

棟名:祠堂門
ふりがな:しどうもん
員数:1棟
種別:近世以前/寺院
時代:江戸前期
年代:江戸前期
西暦:1615-1660
構造及び形式等:一間一戸平唐門、銅瓦葺
創建及び沿革:
棟礼、墨書、その他参考となるべき事項:
指定番号:2597
国宝・重文区分:重要文化財
重文指定年月日:2013.08.07(平成25.08.07)
国宝指定年月日:
追加年月日:
重文指定基準1:(一)意匠的に優秀なもの
重文指定基準2:(三)歴史的価値の高いもの


祠堂
風雨から祠堂を護るため鞘堂が被せられている。その鞘堂のくすんだアクリル板を通して覗き見るだけ。祠堂そのものはすごく立派な御廟のように見える。光圀によって建てられたもので、光圀も、完成の折には来訪したようだ。鞘堂がなければ、多少色褪せてきているとはいえ、その美しさは目を瞠るものがあるのだろう。
宝形造、銅瓦葺き。方三間。英勝院の位牌を祀る建物で、徳川頼房の子、徳川光圀によって建立されたと言われる。内外は日光東照宮を思わせる鮮やかな彩色装飾が施されている。現在、祠堂は保護のため外側をさや堂によって覆われている。国の重要文化財。
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英勝寺の鞘堂の中には、開基英勝院の墓廟である祠堂がある。華麗な色彩装飾が施されている。
祠堂は、英勝院の位牌を安置する堂。
背後には、英勝院と開山玉峯清因の墓がある。
徳川光圀によって建てられもので、完成の折には光圀も来訪した。
2013年(平成25年)、仏殿・山門・鐘楼・唐門(祠堂門)とともに国の重要文化財に指定されている。

祠堂

棟名:祠堂
ふりがな:しどう
員数:1棟
種別:近世以前/寺院
時代:江戸前期
年代:寛永20年頃
西暦:1643頃
構造及び形式等:桁行三間、梁間三間、一重、宝形造、銅瓦葺
創建及び沿革:
棟礼、墨書、その他参考となるべき事項:
指定番号:2597
国宝・重文区分:重要文化財
重文指定年月日:2013.08.07(平成25.08.07)
国宝指定年月日:
追加年月日:
重文指定基準1:(一)意匠的に優秀なもの
重文指定基準2:(三)歴史的価値の高いもの

 

寿福寺と英勝寺(4)

英勝寺(3)
禅宗様方三間裳階(もこし)付なのか。方三間は1辺の長さが3間(約5.45メートル)である正方形ということで、1間×1間が1坪だから、9坪の広さということになるようだ。1周した感じは確かに正方形のように思えた。私もそう感じた1人だが、『おお豪華』と思わせる効果を期待したのだろう。
三代将軍家光にとっても英勝院は将軍になるよう取り計らってくれた大恩人。その恩を片時も忘れることはなかったことなのだろう。

後で調べたら、周辺の裳階の部分を受ける都合上、四面は五間の長さがあるが、(周辺の裳階の部分を除いた)中心の部分が三間なので、建造物の分類としては『三間仏堂』で、さらに、屋根が二つあるので、『二重仏殿』として分類されているそうだ。なるほど。
英勝寺の仏殿は、1636年(寛永13年)に建てられた禅宗様方三間裳階付の建物で「宝珠殿」(ほうじゅでん)と呼ばれる。
円覚寺舎利殿(旧太平寺仏殿)や、旧東慶寺仏殿(現三渓園)を参考にしているともいわれているが、両仏殿に見られるような屋根の反り上がりは見られない。
本尊は、阿弥陀如来立像。徳川三代将軍家光の寄進で運慶作といわれている。
2013年(平成25年)、山門・鐘楼・祠堂・唐門(祠堂門)とともに国の重要文化財に指定された。

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仏殿 - 方三間、裳階付の禅宗様仏堂。屋根は寄棟造、瓦棒銅板葺き。棟札には寛永13年(1636年)に英勝院が建立とあるが、殿内梁牌には「寛永二十年八月 正三位権中納言源朝臣頼房敬立」の銘があり、当初英勝院が建立し、これを徳川頼房が現在の形に改築したものと考えられる。扁額は後陽成天皇の弟である曼殊院良恕法親王の揮毫。粽(ちまき)付きの円柱、貫(ぬき)の多用、詰組の組物、桟唐戸、花頭窓、石敷きの床など本格的な禅宗様になる。ただし、屋根の隅棟や軒先の線に反りがなく、屋根の形を直線のみで構成するのは独特の意匠である。軒下の蟇股は十二支の彫刻で飾る。堂内は身舎小壁に瑞鳥、天井に迦陵頻伽の彩絵を施すほか、水戸徳川家の三つ葉葵、太田家の桔梗などの装飾が施されている。国の重要文化財。
本尊 - 仏殿内部の本尊、阿弥陀三尊像は徳川家光の寄進。

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裳階(もこし)は、仏堂、塔、天守等で、軒下壁面に付いた庇状構造物。別名:雨打(ゆた)。通常、本来の屋根の下にもう一重屋根をかけるかたちで付ける。裳層とも書く。元来は風雨から構造物を保護するために付けられたもの。構造は本屋より簡素であり、建物を実際より多層に見せることで外観の優美さを際立たせる効果があるため、特に寺院建築で好んで利用された。
仏殿
外観
通用門を入るとすぐ見えてくる
仏殿外観_1
仏殿外観_2
仏殿外観_3
仏殿外観_4
仏殿外観_5
仏殿外観_6
重要文化財の山門の背後から見た仏殿。つまり、仏殿の正面。
仏殿外観_7
仏殿外観_8
重要文化財の祠堂門(唐門)越しにみた仏殿
仏殿外観_9
仏殿外観_10
仏殿の内部
引き戸を少しだけ開けられるようになっている。そこから撮っても構わないか迷った。同じ疑問を称名寺でも持ったのだが、今回は遠慮せずにフラッシュ無しで撮ることにした。正面にあるのが、徳川三代将軍家光の寄進で運慶作といわれている本尊阿弥陀如来立像だろうか。
仏殿の内部
蟇股の彫刻
十二支になっているとのことだ。馬鹿正直に撮って回ったが、確かに十二支が揃っていた。

蟇股の彫刻_1

蟇股の彫刻_2

蟇股の彫刻_3

蟇股の彫刻_4

蟇股の彫刻_5

蟇股の彫刻_6

蟇股の彫刻_7

蟇股の彫刻_8

蟇股の彫刻_9

蟇股の彫刻_10

蟇股の彫刻_11

蟇股の彫刻_12

仏殿の詳しい解説をしたお勧めのサイトにjump

棟名:仏殿
ふりがな:ぶつでん
員数:1棟
種別:近世以前/寺院
時代:江戸前期
年代:寛永20年
西暦:1643
構造及び形式等:桁行三間、梁間三間、一重もこし付、寄棟造、瓦棒銅板葺
創建及び沿革:
棟礼、墨書、その他参考となるべき事項:
指定番号:2597
国宝・重文区分:重要文化財
重文指定年月日:2013.08.07(平成25.08.07)
国宝指定年月日:
追加年月日:
重文指定基準1:(一)意匠的に優秀なもの
重文指定基準2:(三)歴史的価値の高いもの

 

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